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7月 3, 2022の投稿を表示しています

ミュージアム・スタンプラリー 今年も始まります!

令和4年度、県立ミュージアム・スタンプラリーが、7月12日(火)から始まります。 今年から参加施設が3館増えて、11館になりました。 ・兵庫陶芸美術館(丹波篠山市)12月30日まで ・県立美術館(神戸市中央区)12月30日まで ・横尾忠則現代美術館(神戸市中央区)12月28日まで ・県立人と自然の博物館(三田市)12月27日まで ・県立考古博物館(加古郡播磨町)12月23日まで ・県立考古博物館加西分館「古代鏡展示館」(加西市)12月19日まで ・県立円山川公苑美術館(豊岡市)12月30日まで ・県立図書館(明石市)12月28日まで ・県立兵庫津ミュージアム(神戸市兵庫区)12月30日まで ・県立コウノトリの郷公園(豊岡市)12月27日まで ・但馬牛博物館(美方郡新温泉町)12月30日まで ※ 青字の施設は今年度からの参加館です。 【 注・県立歴史博物館(姫路市)は工事休館中のため今回は該当しません 】 当館の加西分館「古代鏡展示館」も今年度から参加しますので、当館同様よろしくお願いします。〔古代鏡展示館は、別途フラワーセンター入園料(大人500円等)が別途必要ですのでご留意ください。〕 また、スタンプラリーの終了日が館によって異なりますのでご注意ください。   参加賞として、スタンプ5個集めると、各館の共通招待券を2枚もらえます。(令和5年6月末期限) また、5館達成で豪華賞品が当たる抽選にエントリーできます。 (抽選は、令和5年1月に県教委社会教育課で行います。) ・ホテル北野プラザ六甲荘(神戸市中央区)大人ペア宿泊券 5組10名様 ・ホテルウイングインターナショナル姫路(姫路市)大人ペア宿泊券 5組10名様 ・SevenseasCruiserコンチェルト(神戸市中央区)割引招待券 10名様 ・こんだ薬師温泉ぬくもりの郷(丹波篠山市)大人入浴券 5組10名様   (リーフレット記載の 宿泊券 は 入浴券 に訂正です) ・城崎温泉外湯めぐり(豊岡市城崎町)大人ペア入浴券 5組10名様 ・三田まほろばプレッツア(三田市)施設利用券2,000円分 5名様 【当館も準備万端です】 スタンプラリー初日は、入館が無料になる「ひょうごプレミアム芸術デー」(7月12日~7月19日)の初日と同じです。無料期間のうちに各館を訪れるのもいいかもしれませんね。 スタンプラリーで兵庫の夏

講演会 弥生時代の兵庫①「弥生時代について」

春季特別展 「弥生集落転生」の会期が無事に終わりました。 沢山の方にご来場いただきありがとうございました。 今回は会期中に行われた、和田館長による講演会、兵庫考古学研究最前線 2022 『弥生時代の兵庫』①「弥生時代について」のレポートをお届けします。 「兵庫考古学研究最前線」は、兵庫県内で注目の発掘調査や最新の研究成果などをお届けしようという連続講演会です。昨年度からテーマを決めてのリレー形式で講演を行っており、今年度は “ 弥生時代の兵庫 ” というテーマで、4回にわたって4人の講師が講演します。 初回は館長による「弥生時代ってどんな時代?」という概略的なお話と、兵庫県の弥生文化の魅力などについてご紹介いただきました。   弥生時代は農業を中心とした時代で、ヤマト王権の成立をもって終了というのが一般的ですが、弥生時代の研究が進み始めたのは、比較的近代になってからで、明治・大正時代には「弥生時代」という時代は広く認識されていませんでした。遺跡といえば、東日本の人は貝塚、西日本の人は古墳、といった様子であったようです。   大正~昭和初期になって、縄文式土器文化と古墳文化の間の文化、との認識が進み、 弥生式土器と文化の発見に至りました。 以降、昭和 12 年( 1937 年)の奈良県唐古遺跡(唐古・鍵遺跡)から多量の土器、木製農具が見つかり、昭和 22 年( 1947 年)には静岡県登呂遺跡から竪穴・高床建物、農具、水田等が、そして、昭和 37 年( 1962 年)には大中遺跡からたくさんの竪穴住居跡が発見され、世間を驚かせました。   弥生文化の特徴を理解するために、考古イラストレーターの早川和子さんによる弥生時代のムラの復元画を見ながら、水稲農耕が盛んになり、採集経済から生産経済に変わる様子について詳しく解説しました。復元図を描くと理解が深まるので、自分で描いてみてくださいとの薦めもありました。 木器・石器→金属器の普及や、金属器(銅・鉄)の使い分けについてもお話しがありました。 (これについては次回の講座で詳しく解説があるだろう、とのことでした)     それから、弥生文化の分岐点として「聞く銅鐸」と「見る銅鐸」の時代の境目に注目。 弥生文化は平たくいえば、水稲農耕が盛んになる→人々が定住しムラが生まれる→

メインホール展示を入れ替えました

7月1日にメインホール展示を入れ替えましたのでご紹介します。 7月~8月は丹波市市島町の高坂(たかさか)1号墳出土の「子持器台」(こもちきだい)を展示します。 子持器台は「親器」と呼ばれる器台の上に「子器」と呼ばれる小さな器をたくさん付けています。子器は、中央に蓋付きの高坏を置き、器台の縁に蓋付きの坏を6個、やや内側に傾けて取り付けています。 このような複雑な土器は出土数が少なく、完全な形に復元することが困難なことが多いため、このように全体の形状が分かるものは 貴重な資料です。 子持器台は古墳から出土することが多いので、ささげものを盛り、埋葬儀礼に使われたと考えられています。 高坂1号墳からは、子持器台のほかに、多くの須恵器や鏃(やじり)・馬具などの鉄製品、まが玉・管玉などの首飾りが出土しています。 高坂1号墳の全景です。高坂1号墳は日本海に流れる由良川水系竹田川支流の市ノ貝川右岸の段丘上に位置しており、高坂古墳群の最高所に位置しています。 直径13mの円墳で、古墳群7基の中で唯一の横穴式石室を埋葬施設としています。 1号墳を含めた高坂古墳群は、この地域の有力者の墓だったと考えられています。 メインホール展示は、無料でご覧いただけます。 8月末まで展示していますので、ご来館の折はぜひご覧ください。

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