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11月 15, 2015の投稿を表示しています

特別展「王墓の埴輪」講演会 「王墓の水鳥埴輪-池田古墳の雁鴨形埴輪-」(11.21)

特別展「王墓の埴輪ー池田古墳のすべて-」(会期は 12月6日 まで)の最後の講演会が開かれました。池田古墳の所在する朝来市からのみなさんや女子大生の皆さんも多く参加され、講堂満員の聴衆の方々が、賀来孝代氏の「 王墓の水鳥埴輪-池田古墳の雁鴨形埴輪- 」の講演を堪能されました。 講演会の案内 講演される賀来氏 講演会の風景 講演の要旨は、1.あなたの知らない鳥形埴輪の世界(150体の鳥形埴輪例の分析:雁鴨形・鵜形・鶴鷲形があり、鳥形埴輪の表現は①実物モデル②埴輪モデル③ハイブリットモデルから)、2.池田古墳の雁鴨形埴輪(多様化した表現:羽根・くちばし)、3.王墓の雁鴨形埴輪とは、でした。特に雁鴨形埴輪の役割は、「水上を行き来できるガン・カモ・ハクチョウがお迎えする死者世界への誘い」を表現しています。わかり易く、鳥形埴輪の世界へ誘っていただきました。 みなさんも特別展会場で、水鳥形埴輪をお楽しみください。

遺跡ウォーク「但馬の王墓をめぐる」(11.15)

 天候の回復が遅れ、時々霧雨の降る中、参加者・スタッフ併せて20名余りで、遺跡ウォークを敢行しました。  この日のコースはJR和田山駅を出発し、5基の古墳からなる岡田古墳群を見学した後、秋の特別展で取り上げている池田古墳を見学するというものでした。   岡田古墳群では県指定史跡小丸山古墳(墳長59m)の墳丘にも上り、丘陵上に築造された前方後円墳の存在感を確認しました。  また、岡田古墳群で最大の前方後円墳である長塚古墳(墳長約 70m)では、朝来市の職員から発掘調査の成果や出土した埴輪について解説がありました。 岡田古墳群からは城ノ古墳を横目に見ながら、池田古墳へ。  池田古墳は国道9号バイパスが盛土になったことで、視覚的には墳丘が分断されてしまったのですが、周濠の形が現在まで地割に残されており、それをたどることで参加者の皆さんは但馬の王墓のスケールを実感されていました。 池田古墳のある平野地区の公民館には、池田古墳に納められていたと考えられる長持形石棺の一部が大切に保管されています。地元のご厚意で保管されている石棺を見学することができ、参加者の皆さんも満足されていたようです。 特別展「王墓の埴輪-池田古墳のすべて-」は12月6日(日)まで開催されています。

<インターンシップ高校1年生取材記>「池田古墳の水鳥形埴輪」

11月17日~21日まで考古博物館でインターンシップを実施してる高校1年生が、特別展「王墓の埴輪-池田古墳のすべて-」を取材してくれました。今回は、その取材記をお届けします! 古墳時代に、当時の日本海側で最大の古墳「池田古墳」が現れました。 その古墳には、但馬周辺を治め丹後や因幡にまで影響力を持った王が葬られています。 その古墳は、大和(奈良)や河内(大阪)などから影響を受けた埴輪が幾つも出土しています。 その中から水鳥形埴輪を少しご紹介します。 河内の津堂城山古墳出土の水鳥形埴輪 池田古墳の水鳥形埴輪の製作技術は、主に河内から伝わってきました。 河内の水鳥形埴輪は足があります。 しかし、池田古墳の埴輪は足がありません。 なぜなのでしょう。奥が深いですねぇ~! その、水鳥形埴輪にも必ず同じ水鳥はいません。 それぞれ、ななめだったり、羽の形や大きさが違います。 中には、小さい水鳥が乗っている水鳥も・・・ 是非、博物館に来て色々な埴輪、色々な水鳥形埴輪をご覧ください!                  特別展「 王墓の埴輪-池田古墳の すべて- 」は、12月6日まで開催しています。

特別展講演会 田畑基氏「池田古墳と朝来地域」(11.14)

雨の中、多くの方々が参加されて、田畑基氏(朝来市教育委員会事務局次長)による特別展講演会「池田古墳と朝来地域」が催されました。 講堂で田畑氏の講演を待たれているみなさん 演題 講演される田畑氏 講演は、1 朝来の由来、2 朝来郡内に存在する郷、3 兵主神社と朝来(柿坪)軍団(律令期の状況)、4 柿坪遺跡・加都遺跡と古代の王墓群(5世紀段階の状況)、5 但馬の王墓「池田古墳」と話を進められ、地域の「宝」から教育の場として、「但馬の王墓群」としての新しい価値付けに取り組みたいとまとめられました。 次回が最後の特別展講演会になります。 11月21日(土)13:30~15:00 に講堂において、 賀来孝代氏((有)毛野考古学研究所) による 「王墓の水鳥埴輪」 の講演になります(なお、12:50より整理券を講堂前で配布します)。併せて特別展会場にて、かわいい水鳥形埴輪をご覧ください!

竪穴住居復元プロジェクト2015活動報告(11.14)

曇天で、昼前から雨の予報のため、作業は柱材の皮むきを行いました。 参加者は12名! 午前中は、体験広場で作業を行いました。当日は、加古川ツーデーマーチのため、播磨町のキャラクター「いせきくん」と「やよいちゃん」が登場し、我々にもエールを送ってくれました。 頑張ります! 昼前に作業場を屋根のある場所へ移動し、作業を行いました。 ツーデーマーチ参加者も作業を見ていかれました。 皮むきの技を少し紹介します。 手斧で皮むき 皮むきの熟練技 雨の午後でしたが、二本の柱材の皮むきが終わりました。 次回の活動は、 11月22日(土) 10時から15時で、 5号住居の茅葺き を再開します。 大中遺跡へお越しの方は、見学して戴ければご説明もいたしますので、声をおかけください!

どんぐり拾いから季節の古代体験「節分-鬼瓦のお面で鬼退治(1/31)」へ

当館でトライやる・ウィーク実施中の加古川市立平岡南中学校・別府中学校の6名が 1/31 の古代体験「節分-鬼瓦のお面で鬼退治」の準備をしてくれました。 まずは、事前のガイダンス。どんぐりの基礎知識について学びます。 考古博で収穫することのできるどんぐりについて説明を受けました。   「大中遺跡の中に色んな種類のどんぐりがあるんだな」 「どんぐりの種類の多さや見分け方、特徴や収穫時期の違いが分かった」 次は、実際にどんぐりを拾います。 1人バケツ1杯を目指して、懸命にどんぐりを拾いました。   「初めて見るクヌギなどもあって楽しかった」 「久しぶりにいろんなどんぐりを見て、うれしかった」 今年はどんぐりの実りがあまりよくなかったのですが、 短時間にもかかわらずみんなの頑張りでバケツ3杯収穫できました。 次に、どんぐりを水洗いします。 何度も水を替えながら、ぐるぐるとかきまぜて洗い上げます。 実の入りの悪いどんぐりや、虫の入ったどんぐりは水に浮いてきます。 そのようなどんぐりを選別していきます。  「洗っても、洗ってもどんどん浮いてきてびっくり」 「あんなにたくさん拾ったのに、少しショック…」 「目で見て異常なくても、使えるものは限られていてとても大変だな」 コンテナに平らに並べて、乾燥の準備。 さらにゴミや割れたどんぐりを取り除いていきます。   これをしばらく乾燥させて、完成です。 完成したどんぐりは、 1 月 31 日(日)に実施する古代体験「節分-鬼瓦のお面を作って鬼退治」の豆まきならぬ、どんぐりまきのどんぐりとして使用します。 みなさん、平岡南中・別府中のみんなが一生懸命準備してくれたどんぐりをつかった古代体験、ぜひご参加下さい。 12 月 1 日(火)より予約受付です。ご予約は、当館学習支援課( 079-437-5564 )までお願いします。

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