春を飛び越えて、初夏を思わせる大型連休直前の日曜日。 出会いの道では、八重桜が咲きほこっています。 今年は桜を楽しめる時間が長く感じられましたが、 最後を飾る八重桜の盛りを過ぎれば、 梅雨までのひと時、爽やかな季節が続きます。 * * * ただいま考古博物館では、特別展「縄文土器とその世界」を開催中。 これに合わせて、関連イベントも土・日・祝日を中心に開催しています。 この日のイベントは2つありました。ひとつ目は、 ボランティアのひょうご考古楽倶楽部の皆さんによる紙芝居。 特別展に合わせて制作された新作、「ようこそ縄文ランドへ」を熱演。 紙芝居の中で縄文時代にタイムスリップする、冒険ものがたりでした。 今回の特別展に並べられた品々も登場します。 イギリスのむかしばなしの紹介もありました。 * * * 2つめは、特別展「縄文土器とその世界」の解説会。 兵庫県の縄文時代の土器も多数展示され、ひょうご五国が 一万年前の縄文時代はどんな様子だったか?紹介されています。 この日は、展示を担当した学芸員によるギャラリートーク。 縄文土器を始め、多くの遺物を前に、縄文人の心が乗り移った かのような、愛にあふれる説明で、見どころを紹介しました。 今回の展示品で注目の一品。新潟県の縄文遺跡で多く出土する 「火焔型土器」は、縄文土器のなかでも代表的なもの。新潟県津南町 からお借りしてきました。ぜひ、展示室でご覧ください。 考古博物館では、展示や講演会のほかにも、来館いただいた皆さんに 楽しみを感じていただける、様々な催しを用意しています。 季節も穏やかなこの時期。ぜひ考古博物館へお越しください。 スタッフ一同お待ちしております。