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4月 21, 2019の投稿を表示しています

「令和」の写真を撮ろう!

5月1日から3日までの予定で、 メインホール(無料ゾーン)に、 元号発表の「あの場面」を写真で再現できる コーナーを設置します。 (イメージ) ぜひ遊びに来てください。

春の特別展とイベント、開催中です!

春を飛び越えて、初夏を思わせる大型連休直前の日曜日。 出会いの道では、八重桜が咲きほこっています。 今年は桜を楽しめる時間が長く感じられましたが、 最後を飾る八重桜の盛りを過ぎれば、 梅雨までのひと時、爽やかな季節が続きます。 *   *   * ただいま考古博物館では、特別展「縄文土器とその世界」を開催中。 これに合わせて、関連イベントも土・日・祝日を中心に開催しています。 この日のイベントは2つありました。ひとつ目は、 ボランティアのひょうご考古楽倶楽部の皆さんによる紙芝居。 特別展に合わせて制作された新作、「ようこそ縄文ランドへ」を熱演。 紙芝居の中で縄文時代にタイムスリップする、冒険ものがたりでした。 今回の特別展に並べられた品々も登場します。 イギリスのむかしばなしの紹介もありました。 *   *   * 2つめは、特別展「縄文土器とその世界」の解説会。 兵庫県の縄文時代の土器も多数展示され、ひょうご五国が 一万年前の縄文時代はどんな様子だったか?紹介されています。 この日は、展示を担当した学芸員によるギャラリートーク。 縄文土器を始め、多くの遺物を前に、縄文人の心が乗り移った かのような、愛にあふれる説明で、見どころを紹介しました。 今回の展示品で注目の一品。新潟県の縄文遺跡で多く出土する 「火焔型土器」は、縄文土器のなかでも代表的なもの。新潟県津南町 からお借りしてきました。ぜひ、展示室でご覧ください。 考古博物館では、展示や講演会のほかにも、来館いただいた皆さんに 楽しみを感じていただける、様々な催しを用意しています。 季節も穏やかなこの時期。ぜひ考古博物館へお越しください。 スタッフ一同お待ちしております。

特別展 開幕初日の講演会

特別展「縄文土器とその世界」開幕初日(4月20日)、講演会を開催しました。 テーマは、「縄文文化の世界同時代史」です。 縄文研究の第一人者の講演会ということで、 多くの方が来場されました。 講堂に入りきれないお客さまには、講堂の外に予備席を設け、 大型ディスプレイを使っての実況生中継をご覧いただきました。 講師の 泉 拓良 先生です。 京都大学名誉教授、奈良大学名誉教授で、 現在は弘前大学の人文社会科学部客員研究員をされています。 西日本の縄文文化を中心に研究され、 兵庫県の縄文遺跡の発掘調査もご指導いただきました。 アジア西部地域の遺跡発掘やその研究にも携わってらっしゃいます。 講演は縄文時代より前の時代、人類がネアンデルタール人から 現在のホモ・サピエンスになった時代あたりから始まりました。 旧石器の文化から縄文文化への移りかわりについて、 東アジアを中心とした広い視点から説明いただきました。 また1万年にわたる縄文文化について、気温の変化や地形の 特徴などから解説され、日本各地の縄文遺跡で出土する 隆起線文土器が全国へ展開していった経緯など、 丹念にメモを取ってる方が多くいらっしゃいました。 また集落の規模や遺物の状況から、狩猟や採集が中心と される縄文の文化が、農耕による文化と比べても差がない ほど豊かなものであった、との興味深い指摘もありました。 時間いっぱい講演していただき、 観客の皆さんから多くの拍手が寄せられました。 参加された多くの方が、講演後、特別展会場に向かいました。 皆さん、講演会の余韻を楽しんでいるかのようでした。 特別展関連講演会、次回は5月11日(土) 新潟県の津南町教育委員会から講師をお招きして、 「雪国の火焔土器文化」というテーマでお話していただきます。 次回もどうぞご期待ください。 ご来場お待ちしています。

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