1月29日(日)に節分イベント「鬼瓦のお面でおにおに」を開催しました。 はじめに、学芸員が節分と鬼瓦についての話をしました。 「節分は、本来は年に4回あり、それぞれ立春・立夏・立秋・立冬の前日のことをいいます。昔の人は、季節を分けるものとして儀式を行いましたが、春が来る1回目の節分を特に祝ったとされ、その名残が2月の節分として残されています。」 「鬼瓦は、寺社や家の屋根の両端につけてある特殊な瓦で、それらを守ってくれる魔よけの瓦です。」 次に、当館ボランティアによる「干支のおはなし」がありました。 “12の動物がなぜこの順番か、なぜ猫はいないか”のほかに、イタチにも言い伝えがあるのだそうで、神様は十二支に入れなかったイタチのために、毎月一日をイタチにする約束をしたのですって!(つ・いたち)。 さあ、いよいよ“鬼瓦のお面”をつくります。 賀古駅家(かこのうまや/加古川市)から出土した奈良時代の鬼瓦を基本にしたオリジナル塗り絵で、お面をつくっていただきます。「これが鬼瓦だよ~。」 <ボランティア作のレプリカを持つ学芸員> 「どんな色にしようかな」台紙に好きな色を塗ります。 しっかり塗れたら、頭に着けられるように裏面に紙のテープをつけて、完成です! こちらは、ご家族でつくってくださいました。個性が出ていますね。 外へ出てみると、竪穴住居の所に人だかりができていました。 鬼です!中央に鬼がいます。 豆の代わりに、大中遺跡公園のドングリで “豆まき”をします。 「鬼は~そと~、福は~うち~」 みんなの力で、見事に鬼をしりぞけました。 イベントに参加してくださった皆さんと一緒に、このブログを読んでくださっている皆さんにも、福がやってきますように。