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12月 24, 2023の投稿を表示しています

一年間ありがとうございました。

  本年も一年間ありがとうございました。 令和5年(2023年)も終わろうとしています。 今年1年を振り返って。 長かったコロナ禍もようやく収束を迎え(とはいえ、完全な収束ではありませんし、いつ何時他の感染症の流行があるかもわかりませんが・・・)、当館も通常の観覧をいただける環境に戻ることができました。   そのような中、10月に「入館者200万人達成」を迎えることができましたのは、ひとえにご来館いただきました皆様方のおかげです。感謝申し上げます! 一つの節目として、このイベントが今年のトップニュースになるかと思います。 来年からはさらにパワーアップした考古博物館を御覧いただけるよう、職員一同(ほったん含む)ガンバリマス。   ということで、当館の令和6年を迎える準備も無事終えることができました。   メインホール展示も”令和6年年始バージョン”に衣替えしました。   淡路島を代表する「珉平焼(みんぺいやき)」の焼き物です。 珉平焼は江戸時代後期に賀集珉平(かしゅうみんぺい)という人物が現在の南あわじ市で創始した焼き物です。明治から大正にかけては海外へも輸出されていました。     令和6年は辰年ということで、龍の描かれた珉平焼を集めてみました。 龍(竜)は干支のなかで唯一、空想上の動物で、日本では弥生時代の絵画表現に登場するなど2000年以上親しまれてきた縁起の良い動物です。         龍文小判皿 江戸後期~明治初頭 特別史跡姫路城跡 (姫路市)              新年は 1 月 2 日 ( 月 ) から開館します。 この日はイベント「考古博DEお正月」を開催しますので、是非お越しください。 開催時間  13:00~15:30 内  容 ・クイズラリー考古博パワースポット巡り&土器パズル      ・古代文字カレンダー作成       いずれも、定員 100 名(先着順)となっています。   それでは皆様、良いお年をお迎えください!!

ほったんのなぜなぜ?おしえてコーナー   ⑩年末のメンテナンス編

    ほったん 楽しかったクリスマスも終わって、後はもういくつ寝るとお正月~♪だね。 博物館も24日から休館なので、職員の皆さんもゆっくりできていいね。                学芸員 とんでもない! 全然ゆっくりなんてできないよ。 休館していても職員はお休みじゃなくて、むしろ普段以上に大忙しなんだよ。   「大忙し」ってお客さんも来ていないのに? この時期にしかできない作業があるからね。お客様のいないこの期間を利用して館内の大掃除、そして施設や展示品のメンテナンス作業があるんだ。それから消防避難訓練なども開館日にはできないし、メンテナンス作業が済んだら、年明けのイベント「考古博DEお正月」の準備もしなくちゃいけない。 なるほど、普段できないことを24日から一斉にやってしまうんだね。 それは大変だ。 今度、作業をしている様子を見せてあげるよ。      〈 後 日 〉    大掃除といっても家庭と違って、展示品を傷つけることのないよう移動させたり、慎重に行う必要があるので、なかなか手間のかかる作業なんだ。 ほんとうだ。いつもは展示品でいっぱいの特別展示室もガラガラだね。 ときどきドキドキ体験で人気の古代船も、たまったホコリをていねいに落としているよ。 そうか、床や展示品を磨くだけでなく、展示品やケースをいったん片付けたり、移動させる必要があるんだね。これは手がかかるなあ。   こちらは展示ケース内の温湿度計の精度を確認しているんだ。展示品にとって温度・湿度はとっても重要なので、同じ環境で測ることで計器に誤差がないか時間を掛けて計測しているんだよ。                 へー、展示品はケースに並べているだけだと思っていたよ。別に食べ物じゃないんだからそんなに丁寧にしなくてもいいんじゃないの?   食べ物じゃないけど普通に並べておくだけだと、劣化(れっか)といってどんどん材料がもろくなったり、変色したりして傷んでしまうんだ。 化学的な話になるけど、空気中の酸に反応してさびたり、照明に含まれる紫外線などの影響で変色や退色が起こたりするし、虫やカビによ

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