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1月 2, 2022の投稿を表示しています

メインホール展示「初春を寿(ことほ)ぐ七福神像」

 1月のメインホール展示のご案内です。  縁起のいいところで、七福神をテーマにしました。  七福神は、福や財をもたらすということで、日本で信仰されている七柱の神で、一般には大黒天(だいこくてん)、布袋(ほてい)、恵比寿(えびす)、福禄寿(ふくろくじゅ)、毘沙門天(びしゃもんてん)、寿老人(じゅろうじん)、弁財天(べんざいてん)とされています。   今回は、七福神のうち、大黒天、布袋、恵比寿の像をご紹介します。  前列左の2像が大黒天、前列中央と後列左の2像が布袋、前列右の2像と後列右の像が恵比寿です。  大黒天(前列左と中央)は、元来インドのヒンズー教の神、マハーカーラ―神で、日本の大国主と合わさって、食物・財福を司る大黒天になりました。両像とも土製で、左の像は右手に打ち出の小槌を持ち、中央の像は俵をまたいで座っています。もともと色が塗られていたようですが、剥落しています。  布袋(前列右と後列)は、唐の末期、明州・めいしゅう(現在の中国浙江省寧波市・せっこうしょう にんぽーし)に実在した禅宗の僧で、日用品を入れた布袋をかつぎ、太った大らかな風貌で親しまれてきました。前列が磁器製の立像で、後列の大きいのが陶器製の座像です。両方とも衣に彩色が残っています。  恵比寿は、七福神の中で唯一日本由来の神で、商売繁盛や五穀豊穣をもたらす神とされています。この3つの像はいずれも土製で、前列左の像は鯛にまたがり、右の像は鯛を高々と差し上げ、後列の大きな像は、大きな鯛を抱えています。  これらの七福神像は、江戸時代後半(19世紀前半)に作られたもので、幸運や金運などのご利益を求める信仰が、庶民の間に広く浸透していたことを物語っています。   1月30日(日)まで展示していますので、ぜひご覧ください。お待ちしております。

迎春 「考古博DEお正月」報告 今年もよろしくお願いします!

 あけましておめでとうございます  令和4年、新しい年を迎えました。今年もよろしくお願いします。    今年の開館初日、1月2日は「考古博DEお正月」でスタートしました。  当日は「関西文化の日プラス」の参加日で、全館無料でお楽しみいただきました。 【①考古博パワースポット巡り】  常設展示室内のところどころに設置された展示にまつわるクイズを、スタンプラリーの要領で探して解きます。 クイズは8問、回答者には景品として缶バッジが当たります。 ガチャガチャの中にどんな缶バッジが入っているか楽しみです。運試しになるかな? 【②古代文字カレンダー】  今年の干支、「寅(とら)」にちなんで、約2~3千年前から中国で使われていた古代の「寅」と「虎」の文字を集めました。この中から好きな文字を選んで、1月のカレンダーを作りました。 簡単そうな文字からとても複雑そうな文字まで、選ぶのも迷いますね。 筆ペンで、慎重に書いてくださいました。 じょうずに書けましたね。 【③木簡で書き初め】  木簡とはどういうものかの説明をしています。荷札のような役割もあります。 皆さん、思い思いの言葉を書いてくださいました。 ほったんも新年のご挨拶をさせていただきました。 小さな子どもたちにたくさん声をかけてもらったのでご満悦! 多くの皆さんにご参加いただき、ありがとうございました。 今年も楽しんでいただけるよう、行事やイベントを開催しますので遊びに来てください。お待ちしております。

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