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3月 15, 2020の投稿を表示しています

春の刊行物のお知らせ

臨時休館を終えて・・・ 当館にも賑やかな雰囲気が戻ってきました。 まだ古代体験などはお休みさせていただいていますが、 来館の方々の姿が、館内を明るくしてくださっています。 休館中、春本番を前に、 当館の刊行物ができましたので、ご紹介します。 まずは4月から始まる当館特別展 「 弥生時代って知ってる? 」 のご紹介。 大人はもちろん、これから日本の歴史を習い始める子どもたちにも 楽しんでいただける展示になるよう、ただいま準備中です。 ポスター/チラシは、春の青空のような爽やかなデザインになりました。 博物館NEWS 25号 。 展覧会など当館の催しものについての案内や博物館活動の紹介など、 みなさんに考古博物館をもっと知っていただくための情報誌(年2回発行)です。 水色の表紙が目印の、2020年度版の イベントガイド 。 新しい体験講座もご紹介しています。 早めにゲットして、夏休みの予定を立てていただくのもよいかもしれませんね。 今回ご紹介した刊行物は、 1階の「情報プラザ」や、メインホールなどで無料配布しています。 どうぞ皆さん、お手にとってご覧ください。

「ひょうごの遺跡2020」その②と令和元年度の発掘調査

 前回に引き続いて、臨時休館により会期途中で終わりを迎えた 企画展「ひょうごの遺跡2020」について、ご紹介。  今回は、令和元年度に発掘調査を実施した遺跡3カ所の成果速報です。 遺跡を掘ると遺跡の性格が判る様々な情報が得られますが、 展示会では特に注目される「モノ」を紹介する機会でもあります。 まず、古墳時代の前田遺跡(姫路市)。  注目されるのは出土した須恵器の器台。表面にコンパスを使って描かれた 波のような文様があり、朝鮮半島の土器に多く見られます。 当時この遺跡の人々が、朝鮮半島とつながりがあったと想像されます。 続いて平安時代の才村遺跡(姫路市)。 平安時代前期(約1200年前)の井戸の底からは円い容器が出土し、 その底板には「永」と文字が刻まれていました。 また「風」の形に似た硯も出土しています。 最後に平安時代から鎌倉時代の宇山遺跡(洲本市)。  平安時代の後半(約1000年前)の鍛冶の道具や遺構が見つかり、 鍛冶職人のいた村で暮らしていることがわかりました。 柱穴から八稜鏡や使われた土器、網につけた錘などが展示されました。  いずれも3月8日「発掘調査速報会」にて内容をご紹介する予定でした。新型コロナウイルス感染症の拡大防止を踏まえて、中止とさせていただきました。お楽しみにしておられた皆様には、大変申し訳ありませんでした。  なお、これらの遺跡は、(公財)兵庫県まちづくり技術センター 埋蔵文化財調査部が発行している情報誌、「ひょうごの遺跡」101号 でも紹介されています。(当館でも配布しておりますが、 詳細については埋蔵文化財調査部:電話079-437-5561まで お問い合わせください。)  また3つの遺跡は、現地説明会の様子を当ブログでも取り上げております。 過去の記事もぜひ、ごらんください。 *   *   * 臨時休館でご迷惑をおかけしていました兵庫県立考古博物館は、 3月17日(火)よりふたたび開館いたします。 感染症拡大防止の観点から、一部の施設や活動については 見合わせておりますこと、ご了承ください。 詳しくは当館HPもご覧ください。

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