当館では日曜日にボランティアグループ❝ひょうご考古楽俱楽部❞の皆さんによる「紙芝居」を行っています。 今、上演している演目は冬季企画展「但馬国出石郡家と袴狭遺跡」に関連した内容の「アメノヒボコものがたり」です。 普段は作画、内容とも倶楽部の【紙芝居をつくる会】メンバーのみなさんが、一生懸命相談しながら作成していますが、今回は企画展関連ということで、博物館職員の手を加えて作成しています。 この職員さんは知る人ぞ知る有名人で県内の他施設でもたくさんの作品を発表しています。 その名前を❝アーキ!ビブリオ堂ちんげんさい❞と言います。 とても個性のある絵を描いています。(あとでお見せします) 松帆銅鐸で有名な南あわじ市の「滝川記念美術館 玉青館」で原画展を開催するなど幅広く活躍しています。 また、その職員さん自身もとても個性のあふれた人物です。周りの他の職員たちは、毎日振り回されて、とても ×××× しています。(個人の感想です。ディスってはいません) といったところで、その人物、絵に興味を持たれたのではないでしょうか? では、その紙芝居の1枚目です。 じゃ~ん! こちらです。 正面に登場したのが朝鮮半島の新羅の国(503~935年)の天日槍(アメノヒボコ)王子、右隣の人物が阿加留比売(アカルヒメ)という日本出身の美しい女性です。 ヒメの方の衣装はわかりますが、王子はTシャツに短パン、それに板のようなものを持っています。 左の方の人物と自転車(バイク?)も謎です。 それにしても、手に持っている板は何なんでしょうか。まさか? では、2枚目に移ります。 やっぱり・・・ サーフボードでした! 県立考古博物館として、これで許されるのでしょうか? 気になる方は日曜日の14時に確認しに来てください。メインホールでやってます。 予約も不要ですよ。 (ただし、諸般の事情により内容が変わってしまっていたらゴメンナサイ。) ちなみに、このアメノヒボコを題材にした紙芝居は10年以上前にも上演していました。 その時の資料が残っていたので、そちらもどうぞ。 なるほど。ボランティアさんが描いた美しい絵です。 時代考証も播磨国風土記に基づいて、しっかりできているようです。 どうやら、さっきのサーフボードは古代船だったみたいです。 こちらの「天日槍」が見てみたいとい...
ほったん 先日、丹波市の柏原藩陣屋跡で藩校「崇広館」の講堂跡の発見についての現地説明会があったんだ。 ボクも行きたかったけれど、 10 月の下滝野・奥瀬遺跡では、興奮してはしゃぎ過ぎたため、今回はお家での待機命令! でも、職員さんが「勉強しておくように」と資料をくれたんだ。 とても、興味深い内容だったけれど、ひとつ気になったことがあって・・・ それは「カメ」。漢字で書くと「甕」らしいけど、とても覚えきれない。 もらった写真の中に「桶(オケ)と甕(カメ)」というのがあるんだけれど、焼きものの入れ物って普通は壷(ツボ)と言うんじゃないかと思うんだ。 近世の埋桶 ( 左 ) と埋甕 ( 右 )(柏原藩陣屋跡 ) あっ 職員さんがいたから、早速聞いてみよう! 職員さん やぁ ほったん 早速、資料を読んでるなんて、優秀だね。「壷と甕」の表示間違いがあるって? ほーなるほど。なかなかいいところに気が付いたね。確かにこの二つの言い方には線引きが難しいところがあるんだ。 一般的に言うと 「ツボは胴部分が膨らんでいて口が狭くなった容器」、「カメは胴部分は膨らんでいて、口が広い」といったような定義があるけれど、時代によって形状や用途が変わるので、きっちりと区分けするのは難しいかもしれないね。 結構、いい加減なんだなぁ。もっとはっきりしてほしいよ。 じゃあ、ほったんは食器のおわんとおさらの区別がきっちりできるかい? 確かにご飯を入れる茶碗やケーキをのせるお皿なんかはわかりやすいけれども、皿にも深いものがあって椀と区別しにくいものもあるね。 土器の形状にもいろいろあって壺や甕のほかにも坏(つき)、鉢(はち)、椀(わん)、それから館のイベントで使う土器パズルは高坏(たかつき)形土器という種類なんだよ。 土器パズル:高坏形土器 ※ このモデルは、神戸市東灘区の 坊ケ塚遺跡(ぼうがづかいせき) で 見つかった方墳(ほうふん)出土の須恵器 「高坏」 です。 蓋(ふた)が伴うことから 「有蓋高坏(ゆうがいたかつき)」 と よばれています。 〔イベント時に登場するので、また挑戦してみてね〕 いろいろあって頭がこんがらがってきちゃった。 もう少しわかりやすい方法はないのかな。 実は専門的にな...