スキップしてメイン コンテンツに移動

投稿

8月 16, 2020の投稿を表示しています

絶滅危惧種 オニバス 大量発生

今年もオニバスが見られました。 オニバスは絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定されている貴重な水生植物です。 東播磨地域のため池では結構見られますが、最近はその場所も限られるようです。 今年はなかなか見られませんでしたが、いつの間にか例年にないほど発生しました。 昨年10月に狐狸ヶ池の水抜きを行ったのが功を奏したのかも知れません。例年の5~6倍ほど育っています。 狐狸ヶ池の橋からは、まぢかに見ることができます。 睡蓮の花も今が満開です。 ちなみにオニバスは、スイレン科に属します。 葉の表面は色んな表情をしています。 大きいもので直径1mくらいになっています。 オニバスも花が咲くそうですが、ここ数年見ることができません。 引き続き観察したいと思います。 当館にお越しの際には、大中遺跡公園と合わせて狐狸ヶ池のオニバスもご覧下さい。 ただいま開催中の企画展「金銀銅の考古学」が8月30日(日)までですので、まだご覧になられていない方は、この週末がチャンスです。ぜひどうぞ。

三次元の画像を公開 単鳳環頭大刀柄頭

現在開催中の企画展「金銀銅の考古学」の目玉の一つに、 「金銅製単鳳環頭大刀柄頭」 (こんどうせい/たんほう/かんとうたち/つかがしら) があります。 ずいぶん、長い名前ですが、 (金銅製) 銅の本体に金メッキ(金を水銀に溶かしてメッキする金アマルガム法による)されて製作されたもの (単鳳) 中心に一羽の鳳凰がデザインされているもの (環頭大刀) 刀の柄のグリップエンド部分が環状になった種類の大刀 (柄頭) 刀の柄のグリップエンド部分 という意味です。 三木市志染町窟屋1号墳(古墳時代後期)から出土しました。 環頭大刀の名称 今回、展示にあたって大手前大学史学研究所と当館で協力し、3次元計測、3Dプリンターによる出力、インターネット上での3次元データの公開、を行いました。 3D画像 3D画像の公開場所 (Sketchfab)は こちら 操作すると、いろんな方向、大きさで、迫力満点の画像が見れます。ぜひ一度体験してみて下さい。手に取るように観察できますよ。 樹脂で出力されたレプリカは展示室に置いています。自由に触れますので、こちらも体感してみて下さい。 お待ちしております。 学芸課 中村 弘

過去の記事一覧

もっと見る