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3月 2, 2014の投稿を表示しています

”おかま”人生一筋!森内秀造課長講演!

” おかま ”を研究して約40年! 兵庫考古学研究最前線2013の講演会  「兵庫から日本の古代窯業を考える」 森内秀造 (公財)兵庫県まちづくり技術センター埋蔵文化財調査部調査第2課長が行いました。 ”おかま”は”おかま”でも、須恵器を焼く「お窯」のお話しです。 講演会には100名もの参加者がありました。 講演中の森内秀造さん 大勢の方が並ばれ 受付けされて 同期の岡田課長補佐が司会 はじまりました 熱心に聞き入る参加者のみなさん 我々専門家が使っている専門用語でも間違いもあるようですね。 よく使うのが・・・ 須恵器の 「登り窯」   ブッブ~ 本当は・・・ 須恵器の 窖窯(あながま)が正解 ※登り窯とは近世以降の連房式の窯を指すのです へ~。 また有年原遺跡(赤穂市)出土の須恵器は 我が国の須恵器生産開始段階のTK73窯型式(陶邑古窯址群編年)を示すもので、 付近にこの時期の窯の存在を示すものと考えられること等等 そのほか、日本最古の陶窯は神戸市出合遺跡から発掘されたもの 中世の東播系須恵器づくりが能登半島の珠洲焼きに影響を与えたこと 森内秀造さんが発掘を担当した、白沢5号窯(加古川市)出土人形( 画像左) は 画像右の図の中国や朝鮮系の楽人(演奏者)をみてつくったのではないか等等 専門家も再認識する話が多かったのですが やさしく話していただき、みなさん理解されたようでした。 今後とも 「おかま」 の研究最先端を継続し ”その筋”のことを教えてください! 【お知らせ】 兵庫考古学研究最前線2013は8回目の今回をもって今年度は終了します。 毎回大勢の方々が参加されましたことを感謝申し上げます。 平成26年度の 兵庫考古学研究最前線2014 ご期待ください!!

今日8日(土)は考古博イベントだらけ!!!

3月8日(土)晴天 考古博は イベント盛りだくさん です \(^O^)/ 13:30~15:00 講演会  考古学研究最前線「兵庫から日本の窯業を考える」森内秀造(公財)兵庫県まちづくり技術センター埋蔵文化財調査部調査第2課長 13:30~14:10 解説 (バックヤード見学ツアー)今日はとっておきのハニワを見ていただく予定(観覧券必要) 13:30~16:00 子どもファッションショー スマリーキッズ(高校生の英語劇もあります) 14:00~15:00 石棺に入ろう!  大王の棺を体感してください(観覧券必要) この舞台をバックにどんなファッションショーがくりひろげられるのでしょうか 舞台設営も完了 バックヤード見学ツアーではとっておきの「写真撮影風景」を見学いただく予定 日本最多! この子たちが見れますよ 土曜日は「石棺に入ろう」 石棺の中では大王の気分を味わって、出るときは願いをもって出てください! ラッキーアイテムなんですよ もちろん 発掘体験や古代体験(まが玉づくりなど)もできますよ ホームページも参考に http://www.hyogo-koukohaku.jp/

1200年前の須恵器窯跡(豊岡市小河江窯跡)

円山川の支流、奈佐川の谷の奥に位置する 「小河江窯跡」 (こがわえかまあと) 奈良時代中頃の須恵器をつくる「登り窯」が発掘されました。 奈良時代の人が日常に使う器を生産しました 登り窯の上半分は無くなっていますが、 緩やかな斜面に「U」字形の溝を掘り、 その上に比較的高いドーム状の天井を設けた 「登り窯」 です このような登り窯です 須恵器の蓋・杯・鉢・錘・皿・壺・盤・甕など主に小型の器を焼いていました 変わったものとしては、網のおもりも作っていたのです 須恵器の登り窯は5世紀に大陸から伝わった高度な技術です 但馬においてもその技術が継承され、 奈良時代にも日常品が生産されたことがわかりました。 数々の須恵器をご覧下さい。 企画展 ひょうごの遺跡2014 3月30日(日)まで 特別展示室にて展示しています 是非ご観覧ください 詳しくは下記をご覧下さい http://www.hyogo-koukohaku.jp/

お行儀よく見学♪

蓮 池 保 育 園 児 による 「ぼくのわたしのたからもの」 竪穴住居の造形を3月4日(火)まで展示していました。 その最終日に園児たちが見学に来てくれました♪ 自分の作品を探し中! 見つけられたかな o(^-^)o この竪穴住居の下に敷いている座布団は園長先生の手作り ♡ 「と・う・す」「か・た・な」「は・し・ご」 上手にパネルの文字を読み上げ中 (^○^) わからないことがあると「せんせい~これはなに?」「おねえさん、これはなに?」 いろんなものに興味津々で、疑問もいっぱい!! こちらは答えられるかドキドキ (p・Д・;) 〈やり取りの1コマ〉 園児:「かたなってなに?」 私:「ん~お侍さんって知ってる?」 園児:「知ってる!!!」 私:「お侍さんが腰につけ・・」 園児:「あーーーわかった!!」 園児:「官兵衛が持ってるやつだ!」 私:「官兵衛知ってるの!?凄いね!」 という風なやり取りをしつつ、次はテーマ展示室を見学です! 薄暗いのと音にちょっとビックリした子も Σ(・oノ)ノ でも、ここでもいろんなものに興味津々! ドキドキしながらも可愛いみんなと話をして楽しい時間でした♪ 蓮 池 保 育 園 児 のみなさん どうもありがとうございました! また遊びに来てくださいね♪ (◕ฺー≦)ノ

神戸学院大学との包括的連携に関する協定を調印しました

みなさん、今日の報告は少し「カタい」タイトルですが、当館は神戸学院大学と「人材の育成や生涯学習の推進の場」としてともに協力する約束を取りかわしました。まあ早い話が、神戸学院大学の生徒が博物館で学習や実習をすれば、自らの知識や見聞が広まるとともに、単位ももらえるよ!ということです。この4月から、いよいよスタートします。 調印式に先立ち、石野館長よりごあいさつ つぎに神戸学院大学の岡田学長よりごあいさつ                 揃って協定書にサイン ここに博物館と大学の連携という 全国でも珍しい協定が交わされました この様子は、本日の読売新聞・神戸新聞の東播磨版でも 紹介されましたよ さあ、神戸学院大学の学生諸君! これから神戸学院大学を目指そうとする高校生たち! 当館で一緒に学びませんか? 君だけの「やる気スイッチ」をおしえてあげますよ!

啓蟄とはいうものの

今日は24節気の 啓蟄 (けいちつ) 暖かくなり、地中の虫たちも動き出し、地表に出てくるというような季節のはず しかし昨日あたりから寒くなって雪まで舞う始末 寒さにもめげず、草はしっかり芽をふいています                  紅梅も咲き コガモも元気に泳いでいるのですが 外をみると 「雪」 がちらついています 「啓蟄」というのに しかし考古博に来ている小学生は 元気!! 楽しく古代体験 (火おこし) に夢中になっていました! 午後からは晴れ間も見え 暖かくなるかも・・・ 是非ご来館ください

お経の「タイムカプセル!」

極楽往生を願ったり、お釈迦様が再びよみがえるまで、 法華経などのお経を長く保存するために造られた 「経塚」(きょうづか) 朝来市山東町柊木(ひいらぎ)で発掘された 「宮ノ谷経塚」 お経を入れた経筒を保護する筒状の容器でしょうか 蓋も土師器です ”おしり”に近いところでは筋状のギザギザがありますが、羽子板状の工具に線を彫り 土器の表面を敲いて、土器の中にある空気の気泡を叩き出し、 土器を焼いた際の破裂を防いだ痕跡です。 人の頭ぐらいある大きな石を積み上げて「容器」を守っています 残念ながら土師器の容器の中にはお経などは残っていませんでした・・・ 埋めた人の願いは叶ったのでしょうか。 鎌倉時代~室町時代のタイムカプセルです。 企画展 ひょうごの遺跡2014 ー調査研究速報ー 3月30日まで みなさんもお経のタイムカプセル 「経塚」 ご覧ください

いざ!再宣伝!Σd(・∀・*)

閲覧ありがとうございます! えー昨日、鳥型埴輪の写真を 貼り忘れた者ですσ(o・∀・o)テヘ♡ ではでは!さっそく! 今週オススメのバックヤードツアーの ご紹介です! \ドーーーーン!/ 巨大鳥型埴輪!! 大きさに圧倒されます! ちなみに1体1体名前があるそうで こちらはマツコさんです。 (`・ω・´)+ 横からのマツコさん(^u^) どこから見ても貫禄を感じます*゜ ほかの子たちも少しご紹介! 背に子鳥さんがぁ・・/// お母さんなんですかね♪ まだまだいます! が! 是非ともご自身の目で 見に来てください! 総勢20羽以上がズラー!!と 並びますよ~(*ノ∪`*) ゚ ・ *: .。 . .。 .:* ・ ゜゚ ・* :.。 . .。 .:* ・゜゚ ・* :.。 . .。 .:* ・゜゚ ・* :.。. .。 .:* ・ バックヤード見学ツアー 3月8日(土) 受付時間*13時~ 見学時間*13時30分~14時10分 (場合により延長あり) 参加対象:観覧チケットをお持ちの方 定員:15名  先着順 \ 皆さんのご参加をお待ちしております! / ゚ ・ *: .。 . .。 .:* ・ ゜゚ ・* :.。 . .。 .:* ・゜゚ ・* :.。 . .。 .:* ・゜゚ ・* :.。.  .。 .:* ・

観音霊場巡りの寺院跡?-企画展の見どころ-

1区 石垣の調査風景 現在、企画展 「ひょうごの遺跡 2014-調査研究速報-」を開催中です! ブログで、 見どころを随時ご紹介しています。 今回は、兵庫旧五国の播磨国 現在の猪名川町 にある 「観音寺跡」 です。 ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~* ~*~*~* 展覧会の概要 ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~* 平成24年度に当館が刊行した20冊の発掘調査報告書の中から、代表的な遺跡を選び、報告書にまとめられた調査成果を展示します。 さらに、平成25年度に行った最新の発掘調査 成果の速報展示、当館ボランティアを中心とするひょうご考古楽倶楽部の活動紹介の展示も併せて行います。 ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~* 観音寺跡は、川辺郡猪名川町広根の丘陵上に広がる遺跡です。 近世の寺院跡や中世末から現代まで継続した墓地、中世後期の造成地や火葬墓地が見つかりました。 < 中世後期の造成地 > 尾根下の斜面より出土 龍泉窯系青磁蓮弁文碗、備前焼擂鉢 尾根下の斜面には平坦な部分が2箇所ありました。山裾に石組みの排水溝を巡らせており、そのほか素掘りの井戸を確認しました。遺物は15世紀代の青磁椀や瓦質風炉(ふろ)、小柄などが出土しています。 一般庶民の住居とは考えにくく、寺院の可能性もあります。 < 尾根上の中世末以降の墓地> 中世末(16世紀)から現代まで続いた墓地には、銭やキセルなどの金属器や陶磁器などが副葬されていました。 2区 近世墓から出土 鳩笛 2区 近世墓から出土 寛永通宝など <近世・近代の寺院>  南向き斜面の下の平坦面からは、石垣がみつかりました。もっとも高いところで3メートルにのぼります。 (冒頭写真 参照)  近世の寺院跡と考えられます。  この遺構は、江戸時代の多田庄三十三所 観音霊場巡りのうちの第6番札所「陀華山(だっかさん) 観音堂」の可能性があります。 今回掲載した観音寺跡出土の遺物については、本展の速報展示スペースでご覧いただけます。

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