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1月 10, 2021の投稿を表示しています

企画展「ひょうごの遺跡2021」開幕直前・列品作業紹介

 考古博恒例の冬の企画展 「ひょうごの遺跡2021-調査研究速報-」 まもなく開幕です。 今年も最新の調査結果を一堂に公開します。  令和元年度に刊行した発掘調査報告書に掲載した遺跡と令和2年度に発掘調査をした遺跡から出土した選りすぐりの資料が展示室に運び込まれました。  展示する遺物の敷物の色を選んでいます。朱が映えるか、紺が映えるか、遺物の色との組み合わせでどの色が一番遺物が引き立つかを検討します。  展示解説ボードの取り付けです。水準器を使って水平に設置します。  遺物をどう配置したら見やすいか、大きさ、形、色合いなど全体のバランスを考えます。学芸員のセンスの見せどころです。  13日に県教委が発表したばかりの姫路市「登リ田遺跡」の飛鳥時代の墓から発掘された「土馬(どば)」を早くも展示します。(左側です)乞うご期待。  今回は現在展示室の増築工事で臨時休館中の加西分館「古代鏡展示館」からも古代鏡の展示があります。干支の丑をはじめとする十二支が描かれた古代中国鏡3面をご紹介します。 古代鏡の細部が見えるようにライトを設置します。 解説パネルの取り付けです。  立派なコーナーになりました。分館が開館して4年、その間開催された企画展のチラシや展覧会の解説シートも展示しています。解説シートはお持ち帰りいただけますよ。 準備も整いました。あとはお客様のご来館をお待ちするだけです。 企画展「ひょうごの遺跡2021-調査研究速報-」 1月16日(土) ~ 3月14日(日) ぜひご観覧ください。

「成人の日」のイベント

 1月11日、三連休の最終日。北陸地方は記録的な寒波で大雪に見舞われ、播磨地域もとても寒い連休でしたが、寒さにめげず足を運んでくださったお客様にイベントを楽しんでいただきました。 メインホールでは古代体験として、お正月らしく「木簡に書き初め」を行いました。  古代の木簡をお手本に、薄い木の板をハサミで好きな形に切って、オリジナル木簡を作ってもらいました。  木簡に墨で文字を書いていきます。1文字1文字丁寧に書いています。  どうですか、こんなにうまく書けましたよ!  小さな子どもたちは、文字の代わりに絵を描いてくれました。 これはこれで素敵な木簡ですね。  講堂では、近隣の東播磨高等学校吹奏楽部によるコンサートが開催されました。ここ数年恒例の「冬の寄り道コンサート」です。  密接を避けて、できる限り演奏者と客席の距離をとり、客席もいつもの半数以下にして保護者のかたのみの観覧となりました。   換気のためドアを開放して演奏しましたので、高校生の元気で華やかな音色が館内に響きました。 *  *  *  *  *  これからの厳寒期、感染症対策に更に気を付けつつ、開館中はできる範囲でお楽しみいただけるイベントをご提供できることを願っています。

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