7月18日(月・祝)、古代体験講座「藍染め体験」を開催しました。 博物館近隣の畑で育てた藍の葉っぱのお汁で布を染め上げます。いわゆる藍の生葉染めといわれるものです。 今回の材料です。真っ白な絹と(写っていませんが…)、ビー玉、洗濯ばさみ、ナイロンひも、輪ゴムなど。 まず先生のボランティアさんに、模様のつけ方を教えていただきました。「染めた時に、ナイロンひもや輪ゴムを巻いたところは染まらずに白く残るので、それを計算して模様を作りましょう。」 例として、模様のつけ方をご紹介します。 こんな模様をつけたい人は、布の端を結びます。 2本線の模様をつけたい人は、ナイロンひもで布を縛りましょう。 中央の四角い模様は、ビー玉の模様。丸いものをくくったのに四角い模様ができるそうです。 お花のような模様は、布を折って洗濯バサミで留めておくとできるそうです。 (作業の様子) 模様をつける準備ができたら、いよいよ染色です。 500mLの真水に塩をひとつまみ入れたものに、洗濯ネットに入れた藍の葉300gを入れて、ひたすら揉みこみます。 昔、洗濯板で洗濯していたように、藍のお汁をゴシゴシと揉み出します。 これが一番の重労働です。 抹茶のように泡立った濃い緑色の液体になれば、染色液づくりはOKです。 この抹茶色の液に、水にくぐらせた白い絹を入れて染めます。 十分揉んだら、10分ほど待って色を定着させます。 待ち時間が経過したら、外へ染料を流しに行きます。 ゴムやひもをほどいて、きれいな水で染料を洗い流します。 完成です!きれいに模様がつきました! 夏らしい涼やかな色に染まりました。 楽しんでいただけましたか?
弥生の村、史跡大中遺跡に隣接したフィールドミュージアムです。