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3月 9, 2014の投稿を表示しています

"虫さん”さようなら

大中遺跡公園には復元竪穴住居がたくさんあります 1900年前、竪穴住居には弥生時代の人が毎日火を焚いて生活していました 毎日煮炊きすると煙などでいぶされ、 建物も腐りにくくなり 、同時に 虫もいなくなります しかし復元竪穴住居では毎日火を焚くことができません。 そこで”虫さん”にでてもらうために、 燻蒸作業 (くんじょうさぎょう)を行っています 今回は1901号の復元竪穴住居です たいへん”けむたい”作業です この1901号復元竪穴住居は車椅子の方でも見学できるところです この図の左上(北西)が1901号復元竪穴住居です 燻し開始! マツの葉を使います 加古川市や播磨町内からも見学にこられました! 2月に燻し作業をした建物では ”虫さん” は引越し済み (.. )oooooo~ この燻蒸作業は不定期に実施していますが 作業予定日をこのブログに掲載しますので 注意してチェックしてくださいね なかなか見ることができない作業ですので、ぜひご覧下さい!

竪穴住居復元プロジェクト~3月編

3月8日( 土 )に、 竪穴住居復元プロジェクト が行なわれました! 住居の中から見える青空 寒いけど、良いお天気でした♪ カヤ束づくり中。 男結びの練習中。 5段目を葺き中。 屋根の最上部にさしかかってきました! 完成が見えてきたかな?!  ☆午後の参加者☆ 今回は、11名の参加がありました おつかれさまでした (´∀`*)

バックヤード見学ツアー

3月8日に行われた 「 バックヤード見学ツアー 」の報告をします。 毎月第二土曜日は バックヤード見学ツアー 。 普段はガラス越しにしか見ることができない遺物整理の作業の様子など、 博物館の舞台裏を間近でご覧いただけるツアーです。 毎月、見られるものが変わります。 今日はなにが見られるのでしょう? 遺跡からはたくさんの遺物が出てきますが、 完全な形で出てくることはとても珍しいです。 遺物整理室では、 ばらばらになって出てくる遺物たちをパズルのように組み立て、色を塗って、 復元する作業を行っています。 小さな破片を組み立てて…… こんなに大きなものまで復元してしまいます。 これは家形埴輪です。 兵庫県朝来市には、 池田古墳 という古墳があります。 ここの古墳は、なんと 日本一 ! 何が日本一なのかというと…… 水鳥形埴輪の出土数 が日本一なのです。 とってもかわいい鳥の形。 これも埴輪なのですね。 大きいのから小さいのまで、たくさん出てきましたよ! 今回のツアーではなんと、 日本一の数を誇る水鳥形埴輪が 大集合 している様子を見学することができました。 復元などを終えた水鳥たちが、 一ヶ所に集まるのはなんとこれが 最初で最後 とのこと。 とても貴重な瞬間でした! 作業を終えた遺物たちは、 収蔵庫という場所に保管されます。 今回はその収蔵庫の中も探検しましたよ。 コンテナがたくさんありますね。 毎回新しい発見があるバックヤード見学ツアー。 毎月第二土曜日、13時30分から実施しています。 来月は 4月12日(土) 皆様のご参加をお待ちしております。

考古博ぎわを散髪!職員による環境整備

考古博の西側を流れる喜瀬川 喜瀬川沿いの町道と考古博の境には樹木が植えられています しかし成長が早いのか?すぐ生い茂ってしまいました。 見通しをよくするために、兵庫県立考古博物館と (公財)兵庫県まちづくり技術センター埋蔵文化財調査部職員により ”散髪” しました! 考古博の西側 喜瀬川横の町道沿いの樹木の”散髪” 敷地内に引っ張って 枝を切り分け 袋詰め!! いや~ さっぱりしました! 環境整備(散髪)に参加した職員も納得の表情 !

列石をもつ横穴式石室-企画展のみどころー

高松3号墳 列石の状況(西から) 現在、企画展 「ひょうごの遺跡 2014-調査研究速報-」を開催中です! ブログで、 見どころを随時ご紹介しています。 今回は、兵庫旧五国の播磨国 現在の西脇市野村町蔵谷(くらたに) にある 「高松3号墳」 です。 ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*  展覧会の概要 ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~* 平成24年度に当館が刊行した20冊の発掘調査報告書の中から、代表的な遺跡を選び、報告書にまとめられた調査成果を展示します。 さらに、平成25年度に行った最新の発掘調査 成果の速報展示、当館ボランティアを中心とするひょうご考古楽倶楽部の活動紹介の展示も併せて行います。 ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~* 石室全景 加古川東岸の尾根上に築かれた群集墳の1基で、直径11メートルの円墳です。 時代は古墳時代後期と考えられます。 この古墳の石積みの主な特徴は、 ①玄室の壁面は、最下段に板石を地面を掘り込んで立て並べ、板石の上は石材を積み上げています。 ②入り口付近の石は掘り込まずに塊石を直接敷いています。これは「竪穴系横口石室」と呼ばれる構造に似ています※ 。 ( ※ 「竪穴系横口石室」の詳細については、3月9日のブログをご覧ください  ) ③墳丘上には数段にわたって列石(れっせき。 大きな河原石を並べたり、組んだりして列をつくったもの )を丁寧にめぐらせてあります。これは埋葬段階で行われた祭祀で、参列した人々に古墳の荘厳さを示すための意味あいがあったと考えられます。 ④また、墳丘の内部の基底面には列石と接することなく、列石よりひとまわり大きな石が円形に配されていました。 この他、玄室床面の敷石や入り口の閉塞施設も検出されました。 鉄製刀子 (写真上)、 両頭金具 (左下)、 鍔 (右下) 床面の保存状態は良好でしたが、石室内からの遺物の出土は予想に反して貧弱なものでした。 堤瓶 (ていへい) 玄室奥右側の敷石上から出土 土器は、石室内から出土したのは上記の堤瓶のみで、ほかはすべて玄室外の墳丘裾部

西神ニュータウンにもこんな遺跡が!

西神ニュータウン は行政的には神戸市西区ですが、 旧国では 播磨 に位置します 西神ニュータウン№62遺跡 は 明石川の支流である櫨谷川沿いの段丘上に営まれた 平安時代末から室町時代後半ごろ の 集落 遺跡です。 土師器の鍋や羽釜 白線が引かれた部分が柱穴や溝など 地面に柱を埋めて建てられた掘立柱建物の跡です 鍋や釜のほかにも、須恵器の椀や土師器の皿などが出土しました ご飯などを炊くときに焦がしてしまったのでしょうか 黒くなっています 中世ごろ約400年も続いた集落 生活感満点の土器 是非ご観覧ください 企画展ひょうごの遺跡2014 3月30日まで開催中 詳しくは下記まで http://www.hyogo-koukohaku.jp/

東日本大震災の文化財レスキューを思う

兵庫県立考古博物館が所属する日本博物館協会で実施された 「東北太平洋沖地震被災文化財等救援事業 (略称: 文化財レスキュー事業 ) 文化庁の支援もあったこの事業に地震発生後4が月後の平成23年7月に参加しました。 この事業を振り返ります 宮城県亘理郡亘理町の民家 1階部分が津波に襲われ、被災した文化財を救出しました 何事もなかったかのような「阿武隈川の川面」 被災した文化財を所有する家は江戸時代以降、この川の舟運により富を得た 周辺における地震直後の津波 家屋の2階が見えるのみ 救出班の活動 今回のレスキューには文化庁、東京及び奈良の文化財研究所、京都・奈良・九州の国立博物館、大学、全国の博物館、地元教育委員会、NPO法人などの学芸員約30名が参加 現地での資料運び出しや梱包作業 水損資料(写真)を応急処置 震災以降、腐敗した海水に浸かっていた 整理班の活動 一時保管場所の資料館 救出された資料のリストづくり 家屋の撤去はある程度進んでいたが、 自動車等の残骸があちらこちらに残されていた 被災地に”ぽつん”と残る鳥居 まだまだ続く”文化財レスキュー”の必要性を感じた 「文化財レスキューその後」 兵庫県立考古博物館は水損(紙が密着した状態でページをめくることができない)資料を救済すべく、真空凍結乾燥により処理し元通りにできるよう、協力しました。 文化庁が支援する日本博物館協会による文化財レスキュー事業は平成24年度で終了しました。 平成25年度からは「博物館絆プロジェクト」として、 レスキュー事業や被災文化財関連の展示会等が展開されています。

スマイル☆いっぱい

3月8日( 土 )に開催しました! 親子ふれあいサークル主催 子どもファッションショー「 ス マ イ リ ー キ ッ ズ 」 ファッションショーの前に、桑野パーティの皆さんによる日本語&英語劇 「おおかみと7匹の子ヤギ」 声がきれいになるというチョークを食べ、 小麦粉で足を白くしたおおかみ 「坊やたち、開けておくれ、お母さんだよ」 さぁ、子ヤギたちはどうするのか!?  さぁ、ファッションショーの開始です♪ 1番手は、女官の衣装を着た女の子 ネットワーク広場の階段をおりて、赤い絨毯の上を歩きます 家族からの想いを聞きながら、舞台へ 姉弟・姉妹で登場も! 仲がいいですね (*^-^) どの子も  かわ.゚+.(´∀`*).+゚.ぃぃ   最後はみんな大集合 子どもたちはもちろん 大人もみんな笑顔 o(^-^)o ☆スマイルいっぱいの時間をありがとうございました☆

いかめしい名前!神谷戒現行(こうだにかいげんぎょう)遺跡

現在開催中の企画展「ひょうごの遺跡2014」-調査研究速報- 神谷戒現行(こうだにかいげんぎょう)遺跡 遺跡の名前からすると中世寺院か何かを連想しますが、 実は弥生時代・古墳時代・鎌倉時代の遺跡で宍粟市山崎町神谷で発掘されました。 揖保川の氾濫で堆積した土などが高く積もった場所にありあます 弥生時代中期(今から約2100年前)の住居跡や溝をめぐらした墓かもしれない遺構が発掘され、土器や石器がまとまって出土しました。 弥生土器には西播磨の特徴をしめす多彩な文様がみえます 播磨のコーナーに展示されています 調査範囲が狭いので良くわかりませんが、溝が四角く巡る 「方形周溝墓」になる可能性があります 壺のくびの部分から縁にかけての文様 貼り付け凸帯(両方)・棒状浮文(左) 胴部のクシガキ文様(両方) ご飯を炊いたりする「甕」 外が少しススが付いています お供えを盛り付けたりする「高坏」 坏の部分だけが残り、脚が失われています サヌカイト(安山岩の一種)製の矢じり 播磨の北西部にある弥生時代の遺跡 播磨地方の特色がよくでています 是非ご観覧ください 企画展は3月30日まで開催中 詳しくはホームページでご確認ください \(^_^ )( ^_^)/ http://www.hyogo-koukohaku.jp/

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