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5月 10, 2015の投稿を表示しています

<分館準備速報>1 加西市播磨国風土記1300年祭でPRブース出店

  5月5日(火) こどもの日に、「加西市播磨国風土記1300年祭」に参加しました。  平成28 年に県立フラワーセンター(加西市)に完成する古代中国鏡を展示する考古博物館分館のPRのためです。  分館で展示される予定の美しい古代中国鏡の大型パネルを掲示するとともに、「ブースに人を引きつけるもの」として、2つの作戦を立てました。   一つは「本物の力を借りる」です。大型金庫のような特別収蔵庫から2面の鏡を持ち出しました。そのうちの1面は表面(紋様がなくツルツルの鏡面)を上に向けて置き、自分の顔を映してもらうことで「鏡」であることを体感してもらいました。   もう一つの作戦は「遊びの要素を入れる」です。おもちゃのパワーショベルで鏡の写真をつり上げ、見事つり上げた方には、「特製中国鏡カード」をプレゼントしました。子供さんには大好評で、行列もできました。  作戦は二つとも大成功だったのですが、うれしい誤算がありました。それは、掲示したパネルにも興味をもって見ていただいたことです。いろんな質問も飛びだし、古代の鏡を通してたくさんお話ができました。  今回のリサーチをふまえ、さらにバージョンアップした考古博物館分館を開設しますので、どうかご期待ください。

竪穴住居復元プロジェクト2015 第3回活動報告(5.9)

曇り空で、時々小雨が降る中、考古博物館体験広場前の2202復元住居の屋根材の修理とカヤ葺きの部分補修を行い、来館者の見学もあり緊張しながら作業を行った。 破風の材の打ち込み                 カヤの補修 取りあえずの補修完成 また新しい住居復元の柱材へ、木の皮ムキを始める 木の皮を削る 樹皮をハツる 皮を削る 加工途中の柱材と削りクズ

地震考古学で考える兵庫 講演会を開催しました

9日(土)、春の特別展講演会「地震考古学から21世紀の兵庫の地震を考える」を開催しました。 講師は地震考古学の第一人者である寒川 旭(さんがわ あきら)氏(産業技術総合研究所客員研究員)です。 寒川氏ご自身を描いたイラストも交えた講演では「阪神・淡路大震災が起こるまで、神戸の方は地震は起きないと信じていらしたが、実は400年程前の秀吉の頃、大きな地震が起き被害が出ている。現代に生きる方でそれを知る人は少ない」という話がありました。 さらに幕末にも大地震が起き、大阪では大津波が発生、各地で多数の死者が出ています。 当時の瓦版などは「前代見聞の出来事」と伝え、ふたたび大きな被害があったことがうかがえます。 今からたった150年程しかたっていない事実です。 今回の寒川氏の講演を聞いて、今度こそ災害の歴史を埋もれさせることなく、後生に伝えていくことの責任をあらためて感じました。 次回講演会のご案内 5月23日(土) 13:30~15:00 春の特別展講演会 「地形環境と人のくらし」 立命館大学非常勤講師 青木哲哉氏  12:50より整理券配布 当館講堂 定員120名 無料 阪神・淡路大震災20年特別展 地震 ・ 噴火 ・洪水 -災害復興の3万年史- 2015年4月18日(土) ~6 月21日 (日)   会期中は講演会、学芸員による展示解説など色々なイベントが行われます。 詳しくは 考古博物館H.P. をご覧下さい。

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