9日(土)、春の特別展講演会「地震考古学から21世紀の兵庫の地震を考える」を開催しました。
講師は地震考古学の第一人者である寒川 旭(さんがわ あきら)氏(産業技術総合研究所客員研究員)です。
寒川氏ご自身を描いたイラストも交えた講演では「阪神・淡路大震災が起こるまで、神戸の方は地震は起きないと信じていらしたが、実は400年程前の秀吉の頃、大きな地震が起き被害が出ている。現代に生きる方でそれを知る人は少ない」という話がありました。
さらに幕末にも大地震が起き、大阪では大津波が発生、各地で多数の死者が出ています。
当時の瓦版などは「前代見聞の出来事」と伝え、ふたたび大きな被害があったことがうかがえます。
今からたった150年程しかたっていない事実です。
講師は地震考古学の第一人者である寒川 旭(さんがわ あきら)氏(産業技術総合研究所客員研究員)です。
さらに幕末にも大地震が起き、大阪では大津波が発生、各地で多数の死者が出ています。
当時の瓦版などは「前代見聞の出来事」と伝え、ふたたび大きな被害があったことがうかがえます。
今からたった150年程しかたっていない事実です。
今回の寒川氏の講演を聞いて、今度こそ災害の歴史を埋もれさせることなく、後生に伝えていくことの責任をあらためて感じました。
次回講演会のご案内
5月23日(土) 13:30~15:00
春の特別展講演会 「地形環境と人のくらし」
立命館大学非常勤講師 青木哲哉氏
12:50より整理券配布
当館講堂 定員120名 無料
阪神・淡路大震災20年特別展
2015年4月18日(土) ~6 月21日(日)
会期中は講演会、学芸員による展示解説など色々なイベントが行われます。
詳しくは考古博物館H.P.をご覧下さい。