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1月 12, 2014の投稿を表示しています

1,000年続く圓教寺の鬼追い会式

平成23年、考古博で開催された「みほとけの考古学」にて 書寫山圓教寺の性空上人座像を展示させていただきました。 今回は「西の比叡山」とも称される「圓教寺」で繰り広げられる最大の年中行事 「修正会 (しゅしょうえ) 鬼追い会式 (おにおいえしき) 」 の様子を紹介させていただきます。 寛弘4(1007)年、圓教寺をひらいた 性空上人(しょうくうしょうにん) が入寂後まもなく、性空上人を守護した乙天童子・若天童子の両護法皇子が舞う。 五穀豊穣・災いを福に転じさせると伝わる。 現在、 悪鬼(災厄) を追い、 春を呼ぶ 神とされる。 槌を背負い、左手で松明を振りかざし、右手で鈴を鳴らす ”赤鬼” 宝剣を握る ”青鬼” 赤鬼・青鬼が舞踏祈願する 修正会の舞台となる「摩尼殿」(まにでん) 昭和8年に落慶したこの建物は京都大学建築学科を創設した「武田五一」の設計! 堂内に静粛がただよう 20名以上のご住職が観世音菩薩供養法要 約40分間 堂の扉がすべて閉め切られ 儀式がはじまった当時の夜の雰囲気がただよい・・・ そして「鬼」が現れた! 四股を踏む ”赤鬼” 宝剣を振りかざす ”青鬼” 1,000年続くといわれる伝統行事 修正会(鬼追い会式) 必見です! ラストサムライや軍師官兵衛などの撮影地にもなった 書寫山圓教寺 拝観されてはいかがでしょうか。 詳しくは圓教寺のホームページをご覧ください http://www.shosha.or.jp/

今日から始まりますよ♪

企画展「ひょうごの遺跡2014-調査研究速報-」 http://www.hyogo-koukohaku.jp/events/index.html この奥には、最新の考古資料が! 考古博のボランティアを中心とするひょうご考古楽倶楽部の活動紹介や 蓮池保育園児の卒園記念粘土工作物の展示もあわせて行います。 是非、みなさんお越し下さい o(^-^)o チラシにいるこの子も展示室のどこかにいますよ! 探してみて下さい d(・∀<)

阪神・淡路大震災19周年 遺跡からも大地震の痕跡が!

今日は阪神・淡路大震災19周年 6,400人あまりの尊い命が奪われた、あの大震災から19年が経ちました それ以降も我が国では東日本大震災など多くの大規模自然災害と向き合っています。 一方、過去の自然災害の痕跡を発掘し、詳細に分析して 今後の防災に活かすべく各分野で研究が進められています。 阪神・淡路大震災のつどい1.17(撮影:2008)   埋蔵文化財発掘調査でみつかるのは「液状化」による”噴砂”が多く、”側方流動”も見られます。 県教委により1991年に発掘調査された、 淡路市佃遺跡 では 1596年慶長伏見地震 (有馬ー高槻構造線活断層系)と考えられる 液状化跡 が多く発見されました。 【佃1】淡路島の佃遺跡では・・ 【佃2】平安時代末から鎌倉時代の集落が発見された面で 黒っぽい地面に白い砂が詰まった地割れ状の「砂脈」がみられました 【佃3】上と同じような箇所でみつかった 長さ50cm程度の砂のかたまり(恐竜の足跡ではありません) 【佃4】平安時代末から鎌倉時代の木製の井戸枠が大きく傾いています 【佃5】一方、縄文時代後期(今から約3,500年前)の面からも砂脈が発見されました そこで・・・ 【佃6】寒川旭さん(通産省工業技術院地質調査所: 当時 )に 現地調査をお願いしました その結果、いずれも過去の大地震で発生した ”液状化跡” であることが判りました 佃2の砂脈は液状化に伴う「噴砂」 佃3は液状化に伴う土壙(穴ぼこ)状の「噴砂」 佃4は液状化に伴う「側方流動」 以上は平安時代末から鎌倉時代の遺構面が引き裂かれ、江戸時代の土壌に覆われていたことなどから 「慶長伏見地震」1596年による液状化跡 と考えられます 佃5の縄文時代後期の面 でみつかった噴砂は 有馬ー高槻構造線活断層系か東浦断層系の地震 、 あるいは100年余りの周期で繰り返している 南海地震 の痕跡と考えられます。 阪神・淡路大震災では西海岸沿いの「野島断層」が動きましたが 慶長伏見地震では西海岸沿いの「東浦断層」が動いたと考えられています 佃遺跡で発見された液状化跡などは寒川旭さんが提唱する

1,900年前の鍛冶屋さん体験

五斗長垣内 (ごっさかいと) 遺跡 「弥生鍛冶体験」 淡路市教育委員会のプログラム!  淡路市五斗長垣内遺跡は1,800~1,900年前の弥生時代後期に鉄器づくりを行っていたムラの跡です。西浦(西海岸)から直線距離で約3kmの山間部の標高180mの尾根上に位置します。 発掘調査では23棟の竪穴建物跡が発掘され、その内の12棟で鉄器づくりを行っていたことがわかりました。 当時は日本で製鉄技法はなく、大陸からもたらされた鉄を炉で熱して加工(鍛冶)されていました。 集落からは100点を超える鉄製品をはじめ、多数の石製鍛冶工具類なども発見されており、当時の鉄器づくりの様子を詳しく知ることができる遺跡として、その重要性が高く評価され、平成24年に 国史跡 に指定されました。 昨年11月2日に淡路市教育委員会により、 考古博・古代体験秋まつり で鍛冶体験が披露されました。 熱された五寸釘を金床石を台にして石槌で叩きのばします シカ皮でつくられた”フイゴ”で効率よく熱します その中に五寸釘を 真っ赤 にします 「やじり」の形などを思い浮かべながら石槌で叩いて成形します 五斗長垣内遺跡の立派な 「ごっさ鉄器工房」 鍛冶工房施設 鍛冶工房の中は広く、火を使ってもいいように不燃素材を使っています ここで大勢の人が弥生鍛冶体験ができます また遺跡では活用拠点施設も整備されています 詳しくは淡路市のホームページをご覧ください http://www.city.awaji.lg.jp/soshiki/shakai/gossa-iseki.html 淡路島に行かれる際は是非お立ち寄りください 【おしらせ】 1月18日から3月30日 企画展 ひょうごの遺跡2014が開催されます 平成24年度に報告された遺跡の出土品 平成25年度発掘調査された選りすぐりの埋蔵文化財を展示します 詳しくは下記をごらんください http://www.hyogo-koukohaku.jp/events/p6krdf0000005hfk.html 乞うご期待!!

本格的な土器作りをしてみませんか

2月1日(土) 2月8日(土) 二週連続で、本格的な土器作りの講座が行われます。 今回製作するのは……こちら! お皿?お椀? その正体は… 高坏(たかつき) です! 高坏とは、料理を盛り付けるために使う、長い脚のついた器のことです。 『魏志倭人伝』には、倭の国の人々が高坏に食べ物を盛って手づかみで食べていた、という記述が出てきます。 二日間、じっくり時間をかけて土器を作る 本格的な講座 です。 皆様のご参加をお待ちしております。 *:.。.*.。.:*・☆・゜・*:.。.*.。.:*・☆・゜・*:.。.*.。.:*・☆・゜・*:.。.:*・☆・゜・* 2月1日・2月8日 10:00~15:30(両日とも) 対象: 小学4年生 以上 参加費:2000円 定員:15名 !要予約! お申し込み・お問い合わせは 079(437)5564  学習支援課 もよおし案内はこちら↓ http://www.hyogo-koukohaku.jp/events/p6krdf0000005ijw.html 若干人数に余裕があります。 まだご予約間に合います。是非どうぞ!

土曜日は考古博で音楽を♪~HaRiMa Winter Palette Live

1月18日( 土 )開催 ♪ H aRiMa W inter P alette L ive ♪ 時間 ☆ 13:00開場   ♪   13:00開演 場所 ☆ 兵庫県立考古博物館 講堂 考古博で素敵な音楽のひと時を過ごしませんか .゚+.(´∀`*).+゚ . 詳しくはコチラ↓ http://www.hyogo-koukohaku.jp/events/p6krdf0000003gxu.html 主催は、はりま☆子ども若者応援隊です。 https://ja-jp.facebook.com/harima.ouentai

只今、準備中!企画展「ひょうごの遺跡2014-調査研究速報-」

2014年1月18日( 土 )開幕! 企画展「ひょうごの遺跡2014-調査研究速報-」 ☆ 開幕まであと 3日 ☆ 出土整理事業によって平成24年度に刊行した20冊の発掘調査報告書の中から 旧国ごとに代表的な遺跡を選び、報告書にまとめられた研究成果を展示します。 さらに、平成25年度に行った発掘調査の最新成果の速報展示、 当館ボランティアを中心とするひょうご考古楽倶楽部の活動紹介、 蓮池保育園児の卒園記念粘土工作物の展示も併せて行います。 急ピッチで準備中です! ↓ ↓ 詳しくはコチラ ↓ ↓ http://www.hyogo-koukohaku.jp/events/p6krdf0000005hfk.html

珉平焼のタイルとプラナカン文化(シンガポール編その2)

兵庫県南あわじ市北阿万伊賀野で発掘された 珉平焼窯跡 (みんぺいやきかまあと) 江戸時代から明治・大正・昭和にわたり、やきもの失敗品が捨て続けられた その資料の中には 「タイル」の生産に関わる品々 もあった それらは考古博の地下1階、収蔵展示コーナーの一角に展示されています 同じ柄のタイルが Peranakan (プラナカン)文化 が花開いた シンガポールにみることができる 珉平焼窯跡出土の乾式(金型成型)タイル (淡陶株式会社製作時の失敗品、 ストロボの関係で 一部 変色しているものがあります) 息をのむようなエメラルドグリーンの外壁に埋められたプラナカン( マジョリカ) タイル Katong(カトン)地区Coon Sene Rd.(クーン・セン・ロード) 財運 ・ 健康 ・ 幸運 を願って貼られた”タイル” 同時に所有者の裕福さやステータスを表している 窓枠がタイル! かわいい ピンク の家 ( テラスハウス(連続住宅)の一部) 中央の3枚と剥がれの1枚はおそらく 英 国 製 周囲のエンボス(立体)タイルは日本製もありますが、色合いから英国製か (中央左の剥がれ部分の四隅に円形の突起がありますね。これは ロックバック と呼ばれるスベリドメ) 日本製にはロックバックはなく、英国製のみ見られます タイルがお似合いのカラフルなショップハウス!! シンガポール Katong(カトン)地区Coon Sene Rd.(クーン・セン・ロード)にて クーン・センとは人名で、彼のお父さんはマラッカ出身で裕福なプラナカン商人 その人の名前が冠された テラスハウスは第二次世界大戦終戦前に建てられたもの 門柱にもタイルがたくさん貼られています この中には日本でも生産された柄もあちこちに見えました ブルーの家はKatong Antique House(カトン・アンティーク・ハウス) アンティークショップだが、ご主人はプラナカン協会の会長 左から二人目がPeter Wee(黄 萬慶)氏 プラナカン文化を継承するため、陶器類や衣装、調度品などを学術的にコレクションしている お話をうかがうと、「プラナカ

ハニワで遊ぼう 今城塚古代歴史館ブース

大王の墓と考えられる 「今城塚古墳」 大阪府高槻市 昨年11月2日に開催された 「考古博・古代体験秋まつり」 での一こま そして、高槻市立今城塚古代歴史館へも行きましたので、紹介します 角があるので「シカ」のハニワ(復元品)でしょうか 実物大のハニワを組み立てるのは” ダイナミック! ” 今城塚のハニワはこんなものではない! と思い、さっそく 高槻市立今城塚古代歴史館 に出かけました モダンできれいな館です 今城塚古墳の模型(手前)と埴輪祭祀場(後方) いろんな動物、人物、家型ハニワがずらり!! こんなたくさんのハニワを使ったお祭りの場所があったんですね・・・ 家型埴輪もでかい! 体験室にて 勾玉づくりなどの古代体験メニューもそろっています 大王の墓の実態がわかりますよ! 是非ご覧ください 高槻市インターネット歴史館のホームページです http://www.city.takatsuki.osaka.jp/rekishi_kanko/rekishi/1367283062715.html

竪穴住居復元プロジェクト~四段目完成編!

先日、1月11日( 土 )に今年初めての 竪穴住居復元プロジェクト がありました! つくり茅をつくる人・茅葺きをする人に分かれて作業開始です \ (^-^) / 今回の参加メンバーです♪ 西日が眩しい (/_+)/ つくり茅を作ったり、 (今回は宇治川のヨシを使用しました。良いヨシだそうで、見た目も、切った時の音もいつもと違いました。) しゅろ縄の結び方を教わったり、 茅を足したり、 茅を葺いたり、 そして、遂に!! ☆四段目が完成しました☆ +。:.゚ヽ(´∀`。)ノ゚.:。+゚ 寒い中、お疲れ様でした! 次回は、ヨシ刈りです!暖かくて、晴れますように ♬

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