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1月 26, 2020の投稿を表示しています

企画展「ひょうごの遺跡2020」と才村遺跡の体験発掘

考古博物館では、令和2年の第1回目になる展覧会 「ひょうごの遺跡2020-調査研究速報-」が開催中。 *   *   * サブタイトルにあるとおり、兵庫県内の各地で行われた 発掘調査や、出土遺物の整理作業を通じて明らかになった、 「ひょうごの遺跡」について紹介しています。 そのなかで姫路市の才村遺跡は、 以前レポート した、 800年ほど前の平安時代の様子について、展示しています。 実はその後も発掘調査は続いて、平安時代の地面の下から、 弥生時代終わりから古墳時代の初めの 多くの竪穴住居が重なり合って出てきました。 自然素材の竪穴住居は、時間とともに傷んで建て替えが必要です。 近い場所に重なり合って、住居の跡が見つかるのは、 住みやすい土地だった証拠でもあります。 今から1500~2000年前は大勢の人が暮らしていたとわかります。 四角い溝で囲まれた範囲が、一軒の家の床面です。 この上に柱が立って、屋根が乗っていたと考えられます。 *   *   * 11月23日には、(公財)兵庫県まちづくり技術センターの 「体験発掘」の催しが開催されました。 遺跡の発掘調査現場で、作業の様子をまじかに見たり、 実際の発掘が体験できる催しです。 今回は溝を発掘して、中に埋まった遺物を見つけ出す作業を 体験していただきました。 掘り出した直後の土器は、あちこち土がついているので、 ていねいに水洗いして取り出す作業にもチャレンジ。 発掘の様子を体感できる催しとして、毎回好評をいただきます。 来年度は、お近くで行われるかもしれません。 募集は考古博物館のホームページでもお知らせしますので、 興味ある方は、注目していただければと思います。

消防訓練と心肺蘇生法講習

毎年1月26日は、文化財防火デーです。 当館では、それに先立って、メンテナンス休館中にスタッフで消防訓練を行いました。 ノートルダム寺院や首里城跡で大きな火災があり、防火の対策が強く求められています。 心肺蘇生法の講習も行い、お客様と文化財の安全対する意識を高めました。 加古川東消防署の皆さんにお越しいただき、訓練の指導をしていただきました。 ありがとうございました。 午後1時半に火災が発生、火元は事務倉庫での設定で訓練スタート。 館内にとどまったままのお客様がいないか急ぎ確認します。 「アッ、展示室でけがをして倒れている人を発見!」 すぐに応急手当をする者、車いすで運んで来る者と連携して外へ誘導します。 見学中のお客様もまず安全を確保すべく館外へ誘導します。 外では、初期消火班が消火栓の放水訓練をしました。 同じく初期消火班の消火器使用訓練。 水消火器を消防署が用意してくださいました。 火元に向けて放水(噴射)します。 本物の消火器も使いました。 最初の一撃を的確な場所に当てるのが難しいようです。 ひととおり訓練が終了し、消防署から講評をいただきました。 「訓練だと落ち着いてできても実際はもっと混乱するはず」 「貴重な文化財を保管している場所だから、火災を起こすことは許されない」 との指摘をいただきました。 引き続き講堂で、心肺蘇生法の講習を受けます。 安全安心に見学いただけるよう多くの職員が参加しました。 指導をしてくださる消防署の救急隊員の方々です。 始めにビデオで心肺蘇生法の概要を勉強します。 続いて5つの班に分かれて、ダミー人形を使って実際に手順を体験します。 人工呼吸は気道を確保して、胸のふくらみ具合を見ながら2回行います。 吹き込む息の加減が結構難しいです。 受付業務をしてくださっている方々のグループです。 「大丈夫ですか!」と、声掛けをしているところです。 とても真剣で講師の隊員に、時折鋭い質問がありました。 人工呼吸と心臓マッサージの講習を、AEDの使い方について説明を受けました。 心臓マッ

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