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4月 11, 2021の投稿を表示しています

春季特別展、開幕直前の準備作業

春季特別展「弥生時代って知ってる?-2,000年前のひょうご-」の開幕がこの週末に迫ってきました。 今回もその準備作業についてレポートします。 いつもと違った部分もご紹介します。  今回の展示の主役、佐賀県吉野ケ里遺跡出土で国指定重要文化財の「把頭飾付有柄細形銅剣 (はとうしょくつきゆうへいほそがたどうけん) 」を佐賀県立博物館から借用します。当館学芸員と運搬業者で佐賀県まで向かいました。  これは現地での梱包作業です。専門業者が慎重に作業しています。  この「把頭飾付有柄細形銅剣」は、現地でもなかなか見ることができないとのことですので、この機会にぜひご覧ください。 展示資料に関するキャプションボードの作成です。パネルに貼ってサイズを整えているところです。  大小何種類か作成して、展示室で最適なサイズを選ぶので作成枚数はかなり多いです。 大きなサイズの解説パネルは、この大型プリンターで印刷してパネルに貼りつけます。 畳1枚ほどの大きさのパネルを貼るのは大変です。パネルの接着面に印刷した解説シートを、しわになったり空気のふくらみが残らないよう外に空気を逃がしながら貼り付けます。 作成済のパネルが展示室にどんどん運ばれていきます。 特別展会場のセッティングにかかります。展示台にガラスケースの影が出ないようライトの位置を微調整します。 借用した遺物がどんどん運び込まれます。 これは川西市で出土された高さ1mほどの大きな銅鐸です。レプリカですが迫力あります。 冒頭で紹介した吉野ケ里遺跡出土の資料です。では開けてみましょう。  こういう貴重な遺物はこんな風にして運ばれてくるんですね。  ここにはもう一つの主役、教科書でおなじみの福岡県志賀島で出土された「漢委奴国王」の金印(原品は国宝、福岡市博物館蔵)のレプリカです。レプリカですが本物と同様に金で造られた、小さいけどズッシリ重いものです。 いよいよ列品作業にかかります。 資料のレイアウトは非常に重要ですので、見やすくなるように、慎重に位置や向きを決めます。 担当学芸員が主役の展示ブースを念入りに確認しています。このケースは今回の特別展で一番の見どころです。  作業がある程度すんだところで、館長と学芸課長が会場全体の確認をします。 *  *  *  *  *  春季特別展「弥生時代って知ってる? -2,000年前のひょうご-」は

八重桜が見ごろです

令和3年度がスタートし、はや10日が経ちました。 今年度もこのブログなどのSNSで博物館の様子をお届けしていきます! よろしくお願いいたします。 博物館の周りを歩いていると、早くもお隣りの播磨町郷土資料館前の八重桜が見事に咲いていました。例年は20日過ぎに満開になったので、危うく見逃してしまうところでした。 そういえば、今年の桜はかなり早かったですものね。 澄んだ青空に白やピンクの花が映えて、見事です。 大勢のかたが写真撮影を楽しんでおられました。 昨日(4月10日)の朝は肌寒かった大中遺跡公園でしたが、午後はポカポカで、お散歩がてらの家族連れでにぎわっていました。心地よい風も吹いて、気分爽快です。 竪穴住居の周りには、たんぽぽがたくさん咲いています。黄色い色がとても可憐です。 展望塔西側の斜面は草が刈られ、とても歩きやすくなっています。早春の牧場(まきば)を散策しているような気分になれます。 晴れた日は大中遺跡公園でそよ風に吹かれてみてはいかがでしょうか。お待ちしています。 *  *  *  *  * 博物館内では、4月17日からの春季特別展に向けて準備の真っ最中です。恒例の列品作業の様子は次回お届けします。

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