平成27年度兵庫県立考古博物館 公開講座 「兵庫県考古学研究最前線2015」 が始まりました。第1回は((公財)兵庫県まちづくり技術センターの渡瀬健太さんが「古墳時代の甲冑」と題して 講演をされました。 岡山大学・大学院で「古墳時代の甲冑研究」に没頭されていた渡瀬さんが74名の聴衆を前に「甲冑研究の意義」・「古墳時代の甲冑の種類」の説明から「甲冑研究の現状」を、そして「兵庫の甲冑出土古墳」を紹介されました。まとめでは「古墳時代の甲冑の用途」は葬送・儀礼の出土例のみであること、また工房などは未発見であるが大和を中心とした国内産と考えられるが、地方での生産も検討したいと話された。 雲部車塚古墳出土甲冑から復元された古墳時代の武人 (考古博物館テーマ展示室) 講演を熱心に聴かれ、質問もされた参加者(講堂にて) 次回は7月25日(土)13:30~15:00(受付は12:50~:講堂 参加費無料)において 深井明比古(当館学芸員)が「ゆるキャラ?フィギュア?縄文土偶・土面の謎」の 講演をしますので、楽しみにご参加下さい。
弥生の村、史跡大中遺跡に隣接したフィールドミュージアムです。