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新春のイベント予告 「考古博DEお正月」

 考古博物館は、12月24日から1月1日まで館内メンテナンス等で休館させていただいてます。 この間は、大掃除や消防避難訓練、救急講習などを実施します。 新年みなさんをおむかえする準備をしています。 令和2年にお目にかかるのは、新年1月2日から。 恒例の「考古博DE お正月」を午後1時から3時30分まで(受付は3時まで)開催します。 お正月では初めての体験メニュー、  “古代のかわいいマグネットづくり” (先着120名 無料 整理券12時30分から) 埴輪の裏にはマグネットが付いていて、冷蔵庫などに貼りつきます。 写真は前回の「考古博DEお正月」の様子です。 “独楽に色塗り”  は今回も実施します。 (先着100名 無料 整理券12時30分から) こんな感じで独楽に好きな色を塗って、 世界に一つ、自分だけのオリジナル独楽を作りましょう。 “新春おみくじ”  です。 ガチャポンを使ったおみくじで運試しをしてください。 (先着120名 観覧券で1回限り引けます) おみくじに「空くじ」はありません。景品の一部をご紹介します。 令和2年の運だめし、何が当たるか? 楽しみにしてください。 新春ならではのイベントですので、ぜひお越しください。 お待ちしております。

考古博DEコンサート第2弾「サクソフォン・アンサンブル・コンサート」

令和元年 最後の開館日となった12月22日(日)、 考古博DEコンサート第2弾 「サクソフォン・アンサンブル・コンサート」を開催しました。 演奏してくださるのは、 全日本アンサンブルコンテストの出場経験もある実力派グループ 「宴(UTAGE)」の皆さん。 ディズニー映画『美女と野獣』の挿入歌「Be Our Guest」からはじまり、 「サンタが街にやってくる」「赤鼻のトナカイ」と クリスマスにふさわしい選曲で、 会場はプログラム前半から 手拍子が出るほどの盛り上がりです。 続いてそれぞれの楽器を紹介しながら、ソロパートの演奏をしてくださいました。 まずはアルトサックス。一番耳にする機会が多いかもしれない、はつらつとした音です。 つづいてテナーサックス。 少し低めで、落ち着いた音色です。 高音を担当するソプラノサックス。 天から舞いおりてくるような音がします。 バリトンサックスは低音の響きが魅力的な、 縁の下の力持ち。 「ゴッドファーザー」のテーマを聴かせてくれました。 そして、サックスの音色を 、ピアノの伴奏が包みこみます。 ソロパートでは「恋人はサンタクロース」で さらに盛りあげてくださいました。 ホールを囲む階上にも、演奏を見つめる多くの人が。 小さなサンタさんも、登場しました。 後半は「津軽海峡冬景色」を、一味ちがうアレンジで。 ラストはしっとり「見上げてごらん夜の星を」で楽しませていただきました。 客席からは「アンコール」がおこり、もう一曲「時代」を演奏くださり、 会場は大きな拍手につつまれました。 *    *    * サックスの音色に合わせ、 趣向を変えてセピア色に撮影してみました。いかがでしょうか。 (ソニー・クラークのレコードジャケットを、ちょっとだけイメージしました…汗) *    *    * 考古博の年末最後をにぎやかに飾っていただき、ありがとうございました。 また来年も「考古博DEコンサート」をおたのしみに。

大中遺跡公園の竪穴住居

先日、当館の近くにある狐狸ケ池で刈り取られた「ヨシ」ですが、 大中遺跡公園で竪穴住居の復元に使われます。 公園には現在11棟の竪穴住居が復元されています。 その半分近くは「竪穴住居復元プロジェクト」で造られたもの。 月1回のペースで、復元の活動をしています。 その様子は、このブログ(4/17、8/18)でもご紹介しました。 当館スタッフとボランティア、明石高専で建築を学んでいる 先生・学生さんがメンバーです。 *   *   * 「どうして2000年近く昔の住居のことがわかるの?」 といった質問を、いただきます。 もちろん実物を見た人は一人もいませんが(汗)、 当時造られた鏡や銅鐸、土器などに描かれた絵や、 遺跡から発掘された家の様子から復元したものです。 それでも実際に造ってみると、さまざまな気づきがあります。 例えば、その一つがヨシを使った屋根の強度です。 初めは、屋根のてっぺんにヨシを分厚く葺いていましたが、 雨で腐ってしまいました。ヨシだけは長持ちしないとわかりました。 現在は、屋根のてっぺんに杉皮を取り付け、 雨に強い家を模索しつつ、作業を続けています。 そこで、屋根の上部を杉板で覆うやり方を試行錯誤しています。 杉の樹皮は弾力性があって、水をはじきます。 これを屋根に取り付けて、水漏れを防ぐ作戦を考えました。 杉皮を適当なサイズにカットして、取り付けていくだけでも、 屋根に取り付ける方法や、雨漏りしないような重ね方など、 判らないことがいっぱい。 まずやってみて、失敗したら別のやり方を考える。 作業から学ぶのが、プロジェクトの面白さです。 *   *   * 遺跡公園では、造られた竪穴住居の補修も行っています。 こちらはプロの業者に依頼して、腐ったヨシを取り換え、 あらたに葺き直しを行います。 作業の途中では、骨組みだけになった住居の様子や、少しづつ 完成に近づく様子がご覧いただけます。 (工事の作業によっては、近づけない場合がありますので、 ご注意願います。) きれいになった復元住居では、当時の様子を感じていただける 体験メニューを現在準備中。ご期待ください。

考古博DEコンサート「高校生によるクリスマスコンサート」

あちこちのクリスマスツリーが目を楽しませてくれる季節… 12月15日(日)には、高校生によるクリスマスコンサート 「歌おう!Merry X’mas2019」を開催しました。 入口では、サンタさんたちが、 ハンドベルを鳴らしてお出迎え。 今日のコンサートは東播磨地区の5校の高校生たちが歌声を聴かせてくれます。 客席は早くから満員です。 司会は、NHK杯放送コンテストで3年連続県大会総合優勝の名門・ 東播磨高校放送部の1年生がつとめてくれました。 「いよいよ開演です」 参加校全員でオープニング合唱をしたあと、 最初に登場したのは加古川東高校。 透きとおるような端正な声で、 「レ・ミゼラブルメドレー」を聴かせてくれました。 続いて、明石西高校が登場。 「クリスマスソング」「やってみよう」の2曲を歌ってくれました。 サンタさんが演奏するピアノの音にのせて、 爽やかな歌声がホールに響きます。 加古川西高校は「春愁」と、某携帯電話会社のCMで有名な 「みんなみんなが英雄」の2曲をセレクト。 テンポよくステップをまじえて、 パワフルな歌声を届けてくれました。 加古川南高校は「ハピネス」と、 この冬話題のディズニー映画の「とびら開けて」を聴かせてくれました。 ソロパートに続き、曲にちなんだお芝居も見せてくれました。 “僕と結婚してくれ”、“もちろん!” 振付の、ハートマークの ポーズ が楽しいですね。 最後に登場の東播磨高校は、 すっかり冬の定番となった「クリスマスソング」と、 「 Pretender 」 を歌ってくれました。 こちらも寸劇を加えてのプログラム。 女の子の高い声ならではのアレンジも素敵でした。 そして、参加校全員でダンスをしながら流行歌「パプリカ」の合同演奏。 メロディーにのせて、会場全体が盛り上がります! 鉄琴や、カホンという打楽器もとりいれ、 リズムよく奏でます。 最後は全員で、子どもから大人まで歌えるおなじみの曲 「きよしこの夜」「ジングルベル」などを歌ってフィナーレ。 心あたたまるコンサートになりました。 *    *    * 次週 (12月22日)には、 クリス

狐狸ヶ池のヨシ刈り

12月14日、当館南側の狐狸ヶ池で、ヨシ刈りを行いました。 刈ったヨシは、「竪穴住居復元プロジェクト」竪穴住居復元の材料に使用します。 環境整備を兼ねて、毎年この時期に行っています。 狐狸ヶ池の西側に茂ったヨシ(葦)。 葦は古くから日本人とかかわりが深く、 日本書紀では日本を「豊葦原(とよあしはら)」と記しています。 「アシ」とも読むのですが、「悪し」と同じ音になるので、 縁起良く「ヨシ」と呼ぶようになった、とのいわれもあります。 刈り込みには、5台の草刈り機をフル稼働。準備は万端です。 近くで見ると結構な広さがあります。 ヨシを束ねる本隊が来る前に、刈り込みを終わらせておきます。 約40分後、大部分の刈り込みが終わりました。 今度はこれを、適当な太さにひもで束ねていきます。 刈ったヨシを束ねる方法を説明しています。 トックリ結びという、よく締まってほどきやすい結び方で束ねます。 あらかじめ雑草を鋤いて根元をそろえるのが大事なポイントです。 「竪穴住居復元プロジェクト」の明石高専の学生も手伝いに来てくれてます。 大勢での作業なので、順調にはかどっています。 刈り残しのないように、池の水際まで丁寧に作業します。 竪穴住居に使うには、アシが茶色くなって適度な硬さになったこの時期が、 ちょうどいいようです。 居場所をなくしたヌートリアが、行き場所を求めて?泳ぎ回っています。 本来は夜行性だそうですが、騒がしくて眠れなかったのかもしれません。 束ねられたヨシはリヤカーに積み込んで、 復元された竪穴住居のある大中遺跡公園に運びます。 水気を含んでいると腐ってしまうので、 刈ったヨシを立てかけて乾かします。 今日は50本近い束ができました。 お昼前に作業は終了しました。 「皆さん、お疲れさまでした」 明石高専の学生と一緒に、参加メンバーで記念写真です。 いいお天気で結構汗をかきました。 片付けが終わった狐狸ヶ池の畔。 すっきりして落ち着いた雰囲気になりました。 今回のヨシだけでは、竪穴住居を造るには足りないので、 年明けの1月に稲美

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