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1月 8, 2023の投稿を表示しています

企画展開幕 遺跡公園の梅も開花!

冬季企画展「兵庫津-中近世の港湾都市-」、本日開幕しました。 開館時間から、大勢のお客さまが観覧に訪れてくださっています。   開幕を祝うかのように、当館の西出入口の梅が咲きはじめました。 昨年より一足早い開花です。今日の暖かさで、来週あたり一気に花が開くかもしれませんね。 企画展は本日から3月12日(日)まで開催します。ぜひご覧ください。

冬季企画展「兵庫津」開催目前の列品作業紹介

冬季企画展「兵庫津-中近世の港湾都市-」が今週末に開幕します。列品作業がだいぶ進んできましたのでご紹介します。 今回の展覧会では、昨年11月にグランドオープンしました、兵庫県立兵庫津(ひょうごのつ)ミュージアムの開館を記念して、兵庫津遺跡からの出土品を展示します。 兵庫津は古くは大輪田泊と呼ばれ、近世まで千年以上の歴史ある港湾都市でした。それを物語る土器や陶器が多数出土しています。 手に持っているのは、金属の粒を詰めた袋です。底の小さい土器が倒れないように土器の底に置く重しです。 塊を重しにすると土器を傷つけますが、小さな丸い金属を袋にたくさん積めることで、傷がつきにくく、形成もしやすいんだそうです。技ですね。 解説パネルの設置作業です。寸法を測って位置を決めます。 パネルが水平になるように水準器で確認しながらの作業です。 位置が定まったら釘を打って固定します。パネルの表面から釘を打つのではなく、パネルの側面から斜めに釘を打ちます。これも技です。 小さな遺物は、展示品リストと照らし合わせて、漏れがないか、間違いがないかを確認します。細かな作業です。 これは、五輪塔と呼ばれる石製品です。丸や四角、三角などの石を縦に5つ並べて塔になります。写真はいずれも一石五輪塔といって、一つの石を五輪を重ねたように削り出したものです。お墓や、供養塔として使われるものだそうです。 今回は、こういった石の塔や、社寺などでよく見かける石柱と思われるものなどを並べてご覧いただく予定です。 兵庫津遺跡からは、ミニチュア土製品も多数出土しています。 左端のものは、橋を作ったもののようです。いろんなものを模して作られています。大人が作ったと思われるものや、子どもが遊びで作ったようなものまであり、今でいうフィギュアのような感覚だったんでしょうね。 今回の展示では、中国の天目茶碗や、肥前の染付磁器、和鏡や銅銭(天保通寳)などを展示し、物流の拠点であった兵庫津の実像に迫ります。 ぜひご覧ください。 冬季企画展は、1月14日(土)~3月12日(日)まで開催します。 皆様のお越しをお待ちしております。  

新春! メインホール展示は “卯“ です

令和5年、新年のメインホール展示は、干支に合わせてうさぎを題材にしました。 うさぎは長い耳で福を集め、幸運を招き、祈願成就、子孫繁栄、子授け、安産、家内安全など、縁起が良い動物といわれているので、焼き物の意匠として用いられているのだそうです。 今回ご紹介するうさぎの縁起物は、兵庫津遺跡から出土した19世紀前半の肥前(佐賀県)系磁器の皿です。 青みを帯びた白色の内面中央に、丸く身をかがめ、飛び跳ねたうさぎを描き、背景には風にたなびくススキと、ただよう霧をあしらっています。 丸いうさぎの体は満月を暗示し、秋の夜景を表現していることがわかります。 【秋草兎文染付磁器皿】 この皿はロクロで成形し、生乾きの時に型に押し付ける「型打ち技法」でつくられ、体部から口縁部にかけては、花弁状に仕上げられており、口縁部には「口紅」と呼ばれる鉄釉を施しています。 冷気を感じる秋の夜空と愛らしいうさぎのデザインの対比が面白い作品です。 1月31日まで展示していますので、ぜひご覧ください。 *  *  *  *  * 毎年恒例の「インターネットミュージアム干支コレクションアワード」が今年も開催されています。 当館は、この「秋草兎文染付磁器皿」でエントリーしました。現在ベスト3を目指して頑張っています。 ちなみに当館の加西分館「古代鏡展示館」も出品しています。(ベストテン目前です) 皆さんも是非ご参加ください。投票よろしくお願いします。(1月26日15時まで) 「ミュージアム干支コレクションアワード2023 兎」 https://www.museum.or.jp/eto-colle/2023 当館の投票は→  https://www.museum.or.jp/eto-colle/2023/109777

『考古博DEお正月』開催しました!

1月2日、今年も恒例の『考古博DEお正月』で、新しい一年の幕が開けました。 30分前には、すでに多くのお客様がお越しになっていました。 体験は、①独楽に色ぬり、②考古博厄よけ巡り、③古代文字カレンダーの3つをご用意しました。 独楽に色ぬりは、2年ぶりです。 独楽を回したときにどんな色に変化するか、それを考えて色を塗ります。 力作ですね。思い通りの色に回っていましたか? 「考古博厄よけ巡り」は、毎回好評です。クイズラリーの問題は、毎回趣向を凝らして担当学芸員が考えます。全部で8問、「銅鐸を鳴らしてください」というサービス問題もあります。全問正解目指して考えてくださいね。 全問正解すると、ガチャガチャで考古博オリジナル缶バッジが当たるのが人気の秘密! 今年の干支のうさぎが図案の缶バッジ、気に入ってもらえましたか? これは江戸時代のデザインです。 “ ほったん ” も元気に登場。子どもたちの記念写真に応えます。 「今年もほったんは頑張るゾゥ~!」って、言ってましたよ。 古代文字カレンダー。書くのは「卯」か「兎」の文字。それぞれ甲骨文字(こうこつもじ)や金文(きんぶん)、古文(こぶん)、小篆(しょうてん)という2~3千年前の中国の文字から、好きな字体を選んで1月のカレンダーをつくります。 小篆文字の「莵」という字です。小篆文字は、約2,200年前に中国を統一した秦の始皇帝が定めた文字だそうです。上手にかけましたね。 みなさん楽しんでいただけましたか。 これからも楽しい体験をいっぱい用意しますので、イベントの折はぜひお越しください。 今年もよろしくお願いします。

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