10月1日開幕の秋季特別展「丹波焼誕生-はじまりの謎を探る-」の展示会場の準備が大詰めです。いつものように列品作業のようすをご紹介します。 今回のテーマは、日本六古窯の一つとして知られる丹波焼です。大きな壺も展示しますので、いつにも増して力仕事です。 覗きケースの並べ方を思案中。いかに資料を活かすように展示するか大事なところです。 壺の破片です。どのように置いたら見やすいか、どの部分を見ていただきたいかを考えています。 安定の悪い破片なので、円筒形の文鎮を重ねて支えにし、持たせかけました。文鎮はシックな色の布で目立たぬように品よく細工しました。 隣の覗きケースです。全体のイメージとバランスを考えていきます。 数時間後、特展室をのぞきに行くと、このようにきれいにまとめて展示されていました。確かに置き方ひとつで違って見えますね。キャプションを置けば完成です。 愛知県陶磁美術館からお借りした渥美灰釉芦鷺文三耳壺(あつみかいゆうあしさぎもんさんじこ)の展示作業です。 平安時代末期の重要文化財で、倒れないようテグスとチューブでしっかりと固定します。 「ここの展示台はどの色にしましょか?」 どのように展示されているか、お楽しみに。 メインホールのチケットカウンターのバナーも設置しました。 受付スタッフの皆さんも、特別展に向けて準備中です。 「次回開催」のラベルをはがすまで、もうあとわずかとなりました。 特別展は、10月1日(土)から11月27日(日)までです。 重要文化財も4点展示します。皆さんのお越しをお待ちしております。
弥生の村、史跡大中遺跡に隣接したフィールドミュージアムです。