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9月 18, 2022の投稿を表示しています

夏の思い出② バックヤード見学ツアー

夏休みの7月27日、8月3日、10日、24日の4回、「バックヤード見学ツアー」を開催しました。普段は入れない博物館の舞台裏を案内するイベントです。 当館のバックヤードには、たくさんの出土品が詰まった収蔵庫や、出土品の復元・実測といった整理保存作業をするスペースが広がっています。メインホールに集合し、「はにわ」「どうたく」などのグループに班分けをしたら、未公開の場所へご案内します。 まずは、“バックヤード見学デッキ”から、下の整理フロアをのぞいてみましょう。 (ここまでは、いつでも見ることができます) コンテナがたくさん見えますね。 「今からあの場所へ降りるよ~」「わくわく…!」 staff onlyの下のフロアへ降りると、(公財)兵庫県まちづくり技術センター埋蔵文化財調査部の職員の皆さんが迎えてくれました。 「今日はよろしくお願いします。」 机の上には、出土したての遺物の破片がズラリ。水できれいに洗い流したものが、並べてあります。 破片を並べて組み合わせていきます。 破片の一つ一つにご注目ください。手書きで番号が書いてあります。 出土年月日や出土場所に関する情報が記号化されています。 資料調査室に移動し、遺物の科学分析法を見学しました。 このまっ黒な木片を赤外線カメラで撮影してみると、なんと、墨で書かれた文字が浮きあがってきます。 肉眼では見えない情報を確認する分析法です。 こちらは金属の保存処理室で、表面の錆を取り除いているところ。 地道な作業を重ねていきます。 保存作業が終わり、復元された遺物を収蔵している収蔵庫もご覧いただきました。 展示室に並んでいるのは当館の収蔵品のほんの一部。それ以外の大量の資料がこうやって収蔵庫に保管されていて、当館だけでなく、全国の博物館に貸出されたり、研究のために調査したりして、活用されています。 いかがでしたでしょうか? またきっと来年の夏休みも開催しますので、ご参加くださいね。お待ちしております。 ★整理保存作業についての詳しい説明は、当館HPの 「自宅でも考古博」 ページで読むことができます。タイトルは「20 バックヤードへようこそ!」です。ぜひご覧ください。

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