令和4年2月20日(日)に、古代体験講座「古代の織物に挑戦」を開催しました。 (今回使う道具) 原始機(げんしばた)あるいは弥生機といわれる機織具で、機織り体験をしていただきました。 三角柱の道具(開口具)で、1本おきに上下にわかれている「たて糸」に隙間を作ったら、 たて糸の間にシャトル(緯越具:よここしぐ)に巻いた「よこ糸」をくぐらせます。 糸が通ったら、「緯打具(よこうちぐ)」でよこ糸を手前に引き寄せて、トントンと打ち込み、また奥へ戻します。 戻したら、たて糸を1本おきにつりあげている「綜絖(そうこう)」で上下のたて糸を入れかえ、先ほどとは反対の方向からシャトルを通します。 このたて糸を入れかえ、シャトルでよこ糸を左右に通す動きを、何回も何回も、根気強く繰り返します。糸をひっぱる力加減を一定にするのが、まっすぐに織るコツです。 織り上がったら、機織具から取り外し、糸の端をハサミで切り取ります。 ほどけないように、端を結んだら、完成です! 今回体験していただいた織り方や機織りの道具などの構造は現代と同じです。 弥生時代にもうこのような方法があったとは驚きですね。
弥生の村、史跡大中遺跡に隣接したフィールドミュージアムです。