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3月 10, 2019の投稿を表示しています

「発掘調査速報会」報告

3月10日(日)発掘調査速報会を開催しました。 (公財)兵庫県まちづくり技術センターの調査担当員が、 今年度の発掘成果を皆さまへ速報するものです。 最新の情報が聴けるとあって、 待ちに待った考古学ファンで会場は満員。 今回の発表者は若手職員3名です。 まずは大嶋技術職員による「耳谷草山古墳群(豊岡市)」の報告。 当館にて開催中の企画展「ひょうごの遺跡2019」で展示中の 石釧(いしくしろ)をはじめ、 出土された青銅鏡や多様な鉄製品などの紹介がありました。 続いて青山技術職員による「前田遺跡(姫路市)」の報告。 新聞でも紹介され話題となった「装飾付須恵器」が出土された遺跡です。 藤原技術職員による「竹貫中世墓(豊岡市)」の報告。 5世紀後半頃の2基の古墳と、 鎌倉~室町時代の2基の中世墓について解説しました。 討論会の様子です。 会場からの質問を交えながら、和田館長と発表者が討論を行いました。 「どのくらいのレベルの人のお墓か判明しているのですか」と、 館長も質問を投げかけていました。 3名の発表者もわかりやすく説明します。 館長からの問いかけに、客席の西口副課長も答えます。 速報会の後は企画展の展示解説を行い、多くの方が参加されました。 担当職員の展示物の説明にも力が入ります。 今回お伝えしたのは速報なので、 今後、調査が進むと新たな事実が判明するということが あるかもしれません。ご期待ください。

播磨町郷土資料館のテレビ取材

大中遺跡公園内で本館と隣接する播磨町郷土資料館に、 地元テレビ局(サンテレビ)の取材が入りましたので様子を見てきました。 大中遺跡公園の西側入口が撮影のスタートです。 「ひょうご発信!」という毎週日曜日朝8時30分から放送される番組のコーナーの撮影ですって。 竪穴住居を紹介しています。 案内役の方は播磨町の方で、子供の頃はよく遊びに来ていたそうです。 「中に入ってみまぁ~す。久しぶりやなぁ」 雨の大中遺跡も情緒があります。シットリ… このあと、資料館の案内と、考古博物館の展望塔からの景色を撮影されました。 3月24日(日)に1分少々にまとめて放送する予定だそうです。 楽しみです。

考古博劇場 第1弾「春のジョイントコンサート」

3月10日(日)。考古博劇場が今年も開幕しました。 第1弾は「春のジョイントコンサート」。 姫路・加古川・神戸など、 地元で活動中の4グループの演奏と合唱です。 1組目は、ハンドベル "エンゲルス”さん。 姫路在住の女性グループです。 ドイツ語で「天使」という意味のグループ名にふさわしい 美しい音色でした。 こんな楽器です。 2組目は、主に加古川で活動中の “ラララ シエスタ”さんのオカリナ演奏。 おしゃれで軽快な「オーシャンゼリゼ」から、 明日が東日本大震災の起こった3月11日ということで選曲した 「ナウシカのレクイエム」等、幅広い演奏を聴かせてくださいました。 3組目は、男声合唱団、“関西クラーク合唱団”さん。 優しいハーモニーがホールを包みます。 なかでも「花は咲く」は圧巻。 東日本大震災が起こった年の夏に結成したクラークさんは、関西から東日本へ、 復興への祈りをこめて、8年間この歌を歌い続けてきたそうです。 ラストは、プロマンドリン奏者の大西功造さん指導のもと、 神戸を拠点とするマンドリンアンサンブル"リーラ”の皆さん。 マンドリンと、伴奏のギターが織りなす演奏に会場が盛り上がります。 今回は特別に、大西先生がソロで「さくら」を幻想曲にアレンジして 演奏してくださいました。 「トレモロ」と呼ばれる 技法を散りばめて奏でるプロの名演に 、 会場からはこの日一番の 拍手が贈られました。 最後に、"リーラ”さんの伴奏にのせて、 会場みんなで「故郷(ふるさと)」を合唱。 音楽でつながった今日の幸せがずっと続きますように… 小雨のなか、立ち見がでるほど多くのご来場をいただき、 ありがとうございました。 次回の考古博劇場は3月23日(土)、 加古川市立平岡中学校・演劇部による公演です。 ぜひお越しください。

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