3月10日(日)発掘調査速報会を開催しました。 (公財)兵庫県まちづくり技術センターの調査担当員が、 今年度の発掘成果を皆さまへ速報するものです。 最新の情報が聴けるとあって、 待ちに待った考古学ファンで会場は満員。 今回の発表者は若手職員3名です。 まずは大嶋技術職員による「耳谷草山古墳群(豊岡市)」の報告。 当館にて開催中の企画展「ひょうごの遺跡2019」で展示中の 石釧(いしくしろ)をはじめ、 出土された青銅鏡や多様な鉄製品などの紹介がありました。 続いて青山技術職員による「前田遺跡(姫路市)」の報告。 新聞でも紹介され話題となった「装飾付須恵器」が出土された遺跡です。 藤原技術職員による「竹貫中世墓(豊岡市)」の報告。 5世紀後半頃の2基の古墳と、 鎌倉~室町時代の2基の中世墓について解説しました。 討論会の様子です。 会場からの質問を交えながら、和田館長と発表者が討論を行いました。 「どのくらいのレベルの人のお墓か判明しているのですか」と、 館長も質問を投げかけていました。 3名の発表者もわかりやすく説明します。 館長からの問いかけに、客席の西口副課長も答えます。 速報会の後は企画展の展示解説を行い、多くの方が参加されました。 担当職員の展示物の説明にも力が入ります。 今回お伝えしたのは速報なので、 今後、調査が進むと新たな事実が判明するということが あるかもしれません。ご期待ください。
弥生の村、史跡大中遺跡に隣接したフィールドミュージアムです。