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2月 27, 2022の投稿を表示しています

メインホール展示 サヌカイトの石材と石器

令和4年3月1日に、無料ゾーン中央にある「メインホール展示」の展示替えをしました。 今回は、4月23日開幕の春季特別展「 弥生集落転生―大中遺跡とその時代 ― 」に関連して、玉津田中遺跡(神戸市西区)から出土した、サヌカイトの石材と石器を展示しています。 サヌカイトは打撃によって鋭い刃をつくり出すことができるため、旧石器時代から弥生時代の終わり頃まで、石器の材料として近畿・瀬戸内地域を中心に広く流通していました。 後列:大型板状剥片(いたじょうはくへん)2点、 前列:左から石錐(せきすい/いしきり)4点、石鏃(せきぞく/やじり)5点、打製石包丁3点 展示している幅30cm以上もあるサヌカイトの大型板状剥片は、香川県産で、重さ2~4キロもある大きな石材のまま瀬戸内海を運ばれてきました。 こうした石材を集落のなかで、鏃、錐、石包丁など、さまざまなものに加工して使っていました。しかし、弥生時代の終わりごろになると、石器にかわって鉄器が普及していきます。春季特別展では、このように大きく物流の変化がおこった時代を紹介します。 このメインホール展示は4月30日(土)まで、2か月間ご覧いただけます。 どうぞお気軽にお立ち寄りください。 < 動画公開のお知らせ > 今回の展示にあわせて、当館YouTubeチャンネル「ひょうごこうこはくチャンネル」に、動画「 打製石器をつくる 」をアップしました。 動画を視聴いただければ、石器の魅力をより深く味わっていただけると思いますので、こちらもぜひご覧ください。チャンネル登録もよろしくお願いします!

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