毎年恒例の狐狸ヶ池のヨシ(葦)刈りを行いました。 ヨシは、大中遺跡公園の竪穴住居を復元するための材料として使用します。 あらかじめ刈っておいたヨシをきれいにそろえて束ねるのが主な作業です。担当者がその手順を説明しているところです。 結構な面積です。午前中に済ませたいところですが…。 ヨシを束ねるときに、余計な草や葉を鋤き取ります。ヨシは竪穴住居の屋根材として使用するので、雨水を留めるような他の草・根は、屋根を腐らせる原因になるので丁寧に鋤き取らなければなりません。担当者も説明に力が入ります。 一斉に作業開始。刈ったヨシを束にして鋤き取り班に渡し、鋤き取った束はひもで束ねる係に渡します。 鋤き取り班、うまく鋤き取っているかな? 腰を入れて、グイっと引きます。 こちらは束ね班。末端を揃えて、上下2箇所を束ねます。 束ねるときはビニールひもを、トックリ結び(別名マスト結び、インクノット)で縛ります。慣れないとやりづらいですが、しっかり結わえても、簡単にほどくことができる結び方です。 だいぶ作業が進みました。今年はここ数年に比べ、比較的長めのヨシに育っていたので良かったです。 材料として使用できない短いヨシや、鋤き取った余分な草・根は、集めて袋に入れて処分します。 狐狸ヶ池のサギが「何してるんやろ~」とジーっと見ていました。 作業が終了しました。収穫もでき、池畔もとてもきれいになりました。 お疲れさまでした。 1月15日(土)には、お隣の稲美町の加古大池でもヨシ刈りを行います。 加古大池のヨシは、毎年狐狸ヶ池より大きく育つので、1日仕事になります。 またご報告します。 * * * * * 考古博物館は、1月1日までメンテナンス等で休館し、1月は2日(日) に開館します。 この日は「関西文化の日プラス」参加日のため全館無料で、さらに13時から「考古博DEお正月」を開催します。缶バッチがもらえるパワースポット巡りや、古代文字カレンダーなどでお楽しみいただけます。参加費も無料ですので、散歩がてらに遊びに来てください。
弥生の村、史跡大中遺跡に隣接したフィールドミュージアムです。