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12月 19, 2021の投稿を表示しています

竪穴住居復元プロジェクト 狐狸ヶ池のヨシ刈り

  毎年恒例の狐狸ヶ池のヨシ(葦)刈りを行いました。   ヨシは、大中遺跡公園の竪穴住居を復元するための材料として使用します。  あらかじめ刈っておいたヨシをきれいにそろえて束ねるのが主な作業です。担当者がその手順を説明しているところです。  結構な面積です。午前中に済ませたいところですが…。  ヨシを束ねるときに、余計な草や葉を鋤き取ります。ヨシは竪穴住居の屋根材として使用するので、雨水を留めるような他の草・根は、屋根を腐らせる原因になるので丁寧に鋤き取らなければなりません。担当者も説明に力が入ります。  一斉に作業開始。刈ったヨシを束にして鋤き取り班に渡し、鋤き取った束はひもで束ねる係に渡します。 鋤き取り班、うまく鋤き取っているかな? 腰を入れて、グイっと引きます。  こちらは束ね班。末端を揃えて、上下2箇所を束ねます。  束ねるときはビニールひもを、トックリ結び(別名マスト結び、インクノット)で縛ります。慣れないとやりづらいですが、しっかり結わえても、簡単にほどくことができる結び方です。  だいぶ作業が進みました。今年はここ数年に比べ、比較的長めのヨシに育っていたので良かったです。  材料として使用できない短いヨシや、鋤き取った余分な草・根は、集めて袋に入れて処分します。  狐狸ヶ池のサギが「何してるんやろ~」とジーっと見ていました。   作業が終了しました。収穫もでき、池畔もとてもきれいになりました。   お疲れさまでした。   1月15日(土)には、お隣の稲美町の加古大池でもヨシ刈りを行います。   加古大池のヨシは、毎年狐狸ヶ池より大きく育つので、1日仕事になります。  またご報告します。 *  *  *  *  *  考古博物館は、1月1日までメンテナンス等で休館し、1月は2日(日) に開館します。  この日は「関西文化の日プラス」参加日のため全館無料で、さらに13時から「考古博DEお正月」を開催します。缶バッチがもらえるパワースポット巡りや、古代文字カレンダーなどでお楽しみいただけます。参加費も無料ですので、散歩がてらに遊びに来てください。    

古代米栽培プロジェクト 締めくくりの脱穀作業とドローン撮影

 11月末に古代米の脱穀作業をしました。蓮池小学校の児童たちによる6月の田植え、10月の稲刈りに続いて行われた古代米栽培プロジェクトの締めくくりです。脱穀は職員とボランティアで行いました。  「脱穀」とは稲穂から稲もみを取り出す作業で、今回は干した稲穂を脱穀機に入れて行いました。もみ殻が前面に勢いよく吐き出され、米は脱穀機の後ろ側に設置した袋の中にたまるようになっています。  10月の稲刈りから約1か月間、稲木で天日干しされた稲穂です。  晩秋の秋晴れ、条件に恵まれ作業がはかどります。田んぼには脱穀機の音が響いていました。  脱穀済の藁を運んでいます。刈り取られた稲穂で田んぼの表面がガタガタなので、リヤカーを動かすのは結構力仕事です。  藁は田んぼの隅に、風で飛ばないように真ん中に木を立てて、その木を挟むようにして円形に積み上げます。藁は燃やして処分します。  収穫された古代米。1月に蓮池小学校の給食のご飯になります。どんな味がするでしょうか。お楽しみです。 *  *  *  *  *  この日は博物館に事務所を置く「(公財)兵庫県まちづくり技術センター 埋蔵文化財調査部」の方がドローンで撮影されていました。  左上に小さくポツンと点のように映っているのがドローンです。 ドローン拡大!  博物館の田んぼの様子です。ドローンが一般に使えるようになって、発掘現場を上空から写すことが容易になったので、効果絶大とのことです。  青で囲んだところが考古博物館、赤で囲んだところが田んぼです。緑が多い大中遺跡公園の様子もよくわかります。  2,000年前の弥生時代に写せば、どんな写真が撮れるのか、想像してみると楽しいですね。

こうこはくロビーコンサート ~館内に響くヴァイオリンの調べ ♪ ~

 先週の日曜日、ネットワーク広場で、「こうこはくロビーコンサート~音楽がつなぐ今と昔むかし~ 吉田侑記ヴァイオリンコンサート」が開催されました。  今回のコンサートは、新型コロナウイルス感染症の影響により、講演等の中止が相次ぐ中、県民の鑑賞機会を確保するとともに、県内の新進・若手アーティストに活動の場を提供することを目的として、公益財団法人兵庫県芸術文化協会が経費の一部を負担して実施するものです。  素敵なドレスに包まれてお二人の登場です。  ネットワーク広場では、今までいろんなコンサートを開催してきましたが、ヴァイオリンのコンサートは初めてです。そのせいか、会場には少し緊張感が漂っています。  本日の主役、吉田侑記さんです。  大阪音楽大学大学院の管弦打研究室に在籍されており、第15回神戸新人音楽賞コンクール優秀賞を受賞されています。  伴奏をしてくださるピアニストの濵本真佑花さん。  大阪音楽大学のピアノ専攻を卒業され、ショパン国際ピアノコンクールインアジア全国大会出場や日本クラシック音楽コンクール、べーテン音楽コンクール全国大会入選などの実績をお持ちです。  会場は超満員。コロナウイルス感染症対策で入りきれず、1階通路でご観覧いただかなければならないほどでした。  エルガー:愛のあいさつ、アメージンググレース、ブラームス:ハンガリー舞曲第2番など、館内にヴァイオリンの音色が響きました。  ヴァイオリンの音色って結構大きいんですね。迫力ありましたよ。  演奏の合間に曲紹介もしていただきました。  凛々しい姿ですね。  赤鼻のトナカイ、サンタが町にやってくる、この道、ふるさとなど、タイムリーなクリスマスソングや、聞きなれた懐かしい曲も披露してくださいました。  アンコールもあって、お客さんの大きな拍手に包まれたお二人でした。  約40分のコンサート、ヴァイオリンとピアノの音色に酔いしれた素敵なひと時でした。

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