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こうこはくロビーコンサート ~館内に響くヴァイオリンの調べ ♪ ~

 先週の日曜日、ネットワーク広場で、「こうこはくロビーコンサート~音楽がつなぐ今と昔むかし~ 吉田侑記ヴァイオリンコンサート」が開催されました。

 今回のコンサートは、新型コロナウイルス感染症の影響により、講演等の中止が相次ぐ中、県民の鑑賞機会を確保するとともに、県内の新進・若手アーティストに活動の場を提供することを目的として、公益財団法人兵庫県芸術文化協会が経費の一部を負担して実施するものです。

 素敵なドレスに包まれてお二人の登場です。
 ネットワーク広場では、今までいろんなコンサートを開催してきましたが、ヴァイオリンのコンサートは初めてです。そのせいか、会場には少し緊張感が漂っています。

 本日の主役、吉田侑記さんです。
 大阪音楽大学大学院の管弦打研究室に在籍されており、第15回神戸新人音楽賞コンクール優秀賞を受賞されています。

 伴奏をしてくださるピアニストの濵本真佑花さん。
 大阪音楽大学のピアノ専攻を卒業され、ショパン国際ピアノコンクールインアジア全国大会出場や日本クラシック音楽コンクール、べーテン音楽コンクール全国大会入選などの実績をお持ちです。

 会場は超満員。コロナウイルス感染症対策で入りきれず、1階通路でご観覧いただかなければならないほどでした。

 エルガー:愛のあいさつ、アメージンググレース、ブラームス:ハンガリー舞曲第2番など、館内にヴァイオリンの音色が響きました。
 ヴァイオリンの音色って結構大きいんですね。迫力ありましたよ。

 演奏の合間に曲紹介もしていただきました。

 凛々しい姿ですね。
 赤鼻のトナカイ、サンタが町にやってくる、この道、ふるさとなど、タイムリーなクリスマスソングや、聞きなれた懐かしい曲も披露してくださいました。

 アンコールもあって、お客さんの大きな拍手に包まれたお二人でした。
 約40分のコンサート、ヴァイオリンとピアノの音色に酔いしれた素敵なひと時でした。

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