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1月 30, 2022の投稿を表示しています

2月のメインホール展示「丹波地域の弥生時代終末期の土器」

 2月のメインホール展示は、開催中の冬季企画展「ひょうごの遺跡2022」に関連した資料を展示しました。  企画展で展示している丹波篠山市の内場山(ないばやま)墳墓群の弥生時代終末期の墳丘墓に供献された土器は、地元で作られていますが、その多くは日本海側地域と共通した形をしています。 メインホール展示、後列左から 台付鉢(西木之部遺跡・丹波篠山市)、器台(西木之部遺跡) 器台(犬岡遺跡・丹波市)、器台(市辺遺跡・丹波市) 前列左から 台付鉢(西木之部遺跡)、碗(沢野遺跡・丹波市) 器台(西木之部遺跡)  これらの器台や鉢は、全体の形や細部の仕上げに丹後や山陰など日本海側各地域の影響が入り混じっているように見受けられます。  丹波地域には標高95mという日本一低い中央分水界である「水分(みわかれ)」があり、瀬戸内海と日本海をつなぐだけでなく、遠阪峠を越えて但馬地域にも通じています。そうした各地の物資や文化が行き交うという丹波地域の特性が、土器にも現れているようです。  さて、この碗(沢野遺跡・丹波市)ですが、弥生時代の人たちは何を入れてたのでしょうか。現代ならコーヒーやパイ包みスープなどが似合いそうな気がするのですが‥‥。  間近でご覧いただいて、ぜひ想像してみてください。  2月のメインホール展示は、2月27日までです。お見逃しないように。

東はりま作品展 開催中

 毎年恒例の県立東はりま特別支援学校の「東はりま作品展」が、地下1階のネットワーク広場で開催されました。  日頃の学習の成果を、保護者や地域の皆さんに見ていただくことを目的に実施されています。  朝10時から、生徒たちが先生の指導のもと、会場の設営を頑張りました。とてもきれいな展示会場になりました。    「水魚之交(すいぎょのこう)」と題された4連作。東はりま特別支援学校の中学部の生徒と播磨中学校と播磨南中学校の生徒たちと力を合わせて作成した大作です。まるで水族館に来たような気分になります。  高等部の作業作品、左から縫製作品、陶芸作品、手工芸作品。とても素晴らしい作品です!  小学部の児童たちの、水彩できれいな色付けをした世界に一つだけのうちわや、高等部の生徒たちが水彩、油彩、ちぎり絵などいろんな方法で表現している「不思議な空間」「世界に一匹だけの魚」「光と影」と題された作品など、多くの力作が展示されています。  開催期間は2月4日(金)までの短い期間です。無料スペースでの展示ですので、お気軽にお越しください。  子どもたちの成果を、ぜひご覧ください。

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