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11月 1, 2015の投稿を表示しています

向山遺跡現地説明会

 古代山陽道大市駅家(おおいちのうまや)の推定地である向山遺跡(姫路市太市中)で現地説明会が行われました。当日は天候にも恵まれ、100名にも上る参加者がありました。 調査を担当した学芸員の解説  今回は駅家の中心部である駅館院(やっかんいん)推定箇所を発掘し、壊された礎石、瓦溜まり、溝などが見つかりました。  その結果、この場所には礎石の上に柱を立て、屋根には瓦を葺いた駅館院(やっかんいん)の中心的な施設があった可能性が高くなりました。 壊された礎石 瓦溜まりと溝  向山遺跡の現地調査は3年目となる今回で一区切りです。これからは見つかった遺構や遺物の整理・分析を進め、来年度には報告書を刊行する予定です。  兵庫県立考古博物館では12月6日まで 特別展「王墓の埴輪-池田古墳のすべて-」 を開催中です。

11月7日(土)は考古博物館で全国古代体験フェスティバル2015!

いよいよ今週の土曜日、11月7日は全国古代体験フェスティバルが開催されます(10:00~16:00)。 国内は、旭川市博物館から鹿児島県上野原縄文の森まで、海外は台湾新北市十三行博物館と 31のブースで古代体験のメニューが披露されます。みなさんのチャレンジをお待ちしています(有料・無料)。また、毎年恒例の食のブースで味わいの体験もしてください(有料)! 「ほったん」も開会式や大中遺跡まつりのイベントに現れます!よろしくお願いします。 「 ほるるん! 」 最後は、和田館長の貫頭衣姿を探してください!

特別展講演会「池田古墳の調査・整理でわかったこと」(10.31)

秋の特別展「王墓の埴輪-池田古墳のすべて-」の講演会第3弾として、発掘調査から報告書作成までを担当された(公財)兵庫県まちづくり技術センター副課長 山田清朝氏が、「池田古墳の調査・整理でわかったこと」と題して講演をされました。 講堂は多くの聴衆で一杯 丁寧に画像で解説される山田氏 【講演のまとめ】  ○池田古墳は、全長135mの前方後円墳  ○池田古墳を構成する要素     大和に由来する要素:佐紀古墳群(4世紀後半~末)     河内に由来する要素:古市古墳群(5世紀初頭)     因幡に由来する要素          ↓     大和の佐紀古墳群の時代から造られ始め、河内・和泉の百舌鳥・古市古墳群の時代に完成  ○造り出し・渡土堤・水鳥形埴輪等に大和・河内の王墓の様式を取り入れている          ↓ 池田古墳の様子を見ると陵墓に治定され、発掘調査がきでない大王墓の様子が理解できる 次回の講演会は、11月14日(土)午後1時30分~3時まで講堂(整理券は12時50分から配布)で、 田畑 基氏(朝来市教育委員会事務局次長)が「池田古墳と朝来地域」と題して講演されます。 特別展(12月6日まで)見学と合わせてご来館ください。お待ちしています。

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