平成23年、考古博で開催された「みほとけの考古学」にて
書寫山圓教寺の性空上人座像を展示させていただきました。
今回は「西の比叡山」とも称される「圓教寺」で繰り広げられる最大の年中行事
「修正会(しゅしょうえ)鬼追い会式(おにおいえしき)」
の様子を紹介させていただきます。
寛弘4(1007)年、圓教寺をひらいた性空上人(しょうくうしょうにん)が入寂後まもなく、性空上人を守護した乙天童子・若天童子の両護法皇子が舞う。
五穀豊穣・災いを福に転じさせると伝わる。
現在、悪鬼(災厄)を追い、春を呼ぶ神とされる。
槌を背負い、左手で松明を振りかざし、右手で鈴を鳴らす”赤鬼”
宝剣を握る”青鬼”
赤鬼・青鬼が舞踏祈願する
修正会の舞台となる「摩尼殿」(まにでん)
昭和8年に落慶したこの建物は京都大学建築学科を創設した「武田五一」の設計!
堂内に静粛がただよう
20名以上のご住職が観世音菩薩供養法要
約40分間
堂の扉がすべて閉め切られ
儀式がはじまった当時の夜の雰囲気がただよい・・・
そして「鬼」が現れた!
四股を踏む”赤鬼”
宝剣を振りかざす”青鬼”
1,000年続くといわれる伝統行事
修正会(鬼追い会式)
必見です!
ラストサムライや軍師官兵衛などの撮影地にもなった
書寫山圓教寺
拝観されてはいかがでしょうか。
詳しくは圓教寺のホームページをご覧ください