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列石をもつ横穴式石室-企画展のみどころー


高松3号墳
列石の状況(西から)

現在、企画展 「ひょうごの遺跡 2014-調査研究速報-」を開催中です!

ブログで、見どころを随時ご紹介しています。
今回は、兵庫旧五国の播磨国 現在の西脇市野村町蔵谷(くらたに)にある「高松3号墳」です。




~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~* 展覧会の概要~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
平成24年度に当館が刊行した20冊の発掘調査報告書の中から、代表的な遺跡を選び、報告書にまとめられた調査成果を展示します。

さらに、平成25年度に行った最新の発掘調査成果の速報展示、当館ボランティアを中心とするひょうご考古楽倶楽部の活動紹介の展示も併せて行います。

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石室全景

加古川東岸の尾根上に築かれた群集墳の1基で、直径11メートルの円墳です。
時代は古墳時代後期と考えられます。
この古墳の石積みの主な特徴は、
①玄室の壁面は、最下段に板石を地面を掘り込んで立て並べ、板石の上は石材を積み上げています。
②入り口付近の石は掘り込まずに塊石を直接敷いています。これは「竪穴系横口石室」と呼ばれる構造に似ています※
( ※「竪穴系横口石室」の詳細については、3月9日のブログをご覧ください )

③墳丘上には数段にわたって列石(れっせき。大きな河原石を並べたり、組んだりして列をつくったもの)を丁寧にめぐらせてあります。これは埋葬段階で行われた祭祀で、参列した人々に古墳の荘厳さを示すための意味あいがあったと考えられます。

④また、墳丘の内部の基底面には列石と接することなく、列石よりひとまわり大きな石が円形に配されていました。
この他、玄室床面の敷石や入り口の閉塞施設も検出されました。


鉄製刀子(写真上)、両頭金具(左下)、(右下)

床面の保存状態は良好でしたが、石室内からの遺物の出土は予想に反して貧弱なものでした。
堤瓶(ていへい)
玄室奥右側の敷石上から出土

土器は、石室内から出土したのは上記の堤瓶のみで、ほかはすべて玄室外の墳丘裾部などから出土しています。


長頚壺(ちょうけいこ)
高松3号墳は、竪穴系横口石室から横穴式石室へと移行する過渡期の様相と、後期になっても木棺葬送を多用する加古川流域での横穴式石室採用のひとつの状況を示しています。




本企画展の学芸員による展示解説も行っています。
会期中の毎週日曜日13時30分から14時です。

↓↓ 本企画展の詳細はこちら ↓↓

ぜひご来場ください!!


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