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「ひょうごの遺跡2020」その②と令和元年度の発掘調査



 前回に引き続いて、臨時休館により会期途中で終わりを迎えた
企画展「ひょうごの遺跡2020」について、ご紹介。
 今回は、令和元年度に発掘調査を実施した遺跡3カ所の成果速報です。
遺跡を掘ると遺跡の性格が判る様々な情報が得られますが、
展示会では特に注目される「モノ」を紹介する機会でもあります。



まず、古墳時代の前田遺跡(姫路市)。
 注目されるのは出土した須恵器の器台。表面にコンパスを使って描かれた
波のような文様があり、朝鮮半島の土器に多く見られます。
当時この遺跡の人々が、朝鮮半島とつながりがあったと想像されます。



続いて平安時代の才村遺跡(姫路市)。
平安時代前期(約1200年前)の井戸の底からは円い容器が出土し、
その底板には「永」と文字が刻まれていました。
また「風」の形に似た硯も出土しています。


最後に平安時代から鎌倉時代の宇山遺跡(洲本市)。
 平安時代の後半(約1000年前)の鍛冶の道具や遺構が見つかり、
鍛冶職人のいた村で暮らしていることがわかりました。
柱穴から八稜鏡や使われた土器、網につけた錘などが展示されました。

 いずれも3月8日「発掘調査速報会」にて内容をご紹介する予定でした。新型コロナウイルス感染症の拡大防止を踏まえて、中止とさせていただきました。お楽しみにしておられた皆様には、大変申し訳ありませんでした。



 なお、これらの遺跡は、(公財)兵庫県まちづくり技術センター
埋蔵文化財調査部が発行している情報誌、「ひょうごの遺跡」101号
でも紹介されています。(当館でも配布しておりますが、
詳細については埋蔵文化財調査部:電話079-437-5561まで
お問い合わせください。)


 また3つの遺跡は、現地説明会の様子を当ブログでも取り上げております。
過去の記事もぜひ、ごらんください。

*   *   *

臨時休館でご迷惑をおかけしていました兵庫県立考古博物館は、
3月17日(火)よりふたたび開館いたします。
感染症拡大防止の観点から、一部の施設や活動については
見合わせておりますこと、ご了承ください。
詳しくは当館HPもご覧ください。

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