7月1日にメインホール展示を入れ替えましたのでご紹介します。
子持器台は「親器」と呼ばれる器台の上に「子器」と呼ばれる小さな器をたくさん付けています。子器は、中央に蓋付きの高坏を置き、器台の縁に蓋付きの坏を6個、やや内側に傾けて取り付けています。
このような複雑な土器は出土数が少なく、完全な形に復元することが困難なことが多いため、このように全体の形状が分かるものは貴重な資料です。
子持器台は古墳から出土することが多いので、ささげものを盛り、埋葬儀礼に使われたと考えられています。
直径13mの円墳で、古墳群7基の中で唯一の横穴式石室を埋葬施設としています。
1号墳を含めた高坂古墳群は、この地域の有力者の墓だったと考えられています。
メインホール展示は、無料でご覧いただけます。
8月末まで展示していますので、ご来館の折はぜひご覧ください。