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特別展のみどころ1 ~ 青磁鳳凰耳花生 ~

ただいま、当館では特別展「動乱 ! 播磨の中世―赤松円心から黒田官兵衛まで―」が好評開催中です。今後は、このブログで特別展のみどころを紹介していきます。順次アップしていきますのでどうぞご覧ください!

さて1回目は、「青磁鳳凰耳花生(せいじほうおうみみはないけ)」(白鶴美術館蔵)です。


「青磁鳳凰耳花生」美術館蔵・写真提供


鎌倉時代初期に栄西が抹茶法を宋から伝えると、僧侶や貴族さらには上級武士の間で唐物(からもの)を使った茶の湯が行われるようになります。

兵庫県下の中世遺跡から出土する中国の磁器には、各地の白磁・青磁・青花磁器が各種ありますが、この花生は南宋時代(13世紀)の龍泉窯(りゅうせんよう)青磁に分類されます。

龍泉窯とは、浙江省の龍泉県に集中する窯の総称です。
龍泉窯は南宋代にその最盛期を迎え、砧青磁(きぬたせいじ)と呼ばれる一群の高級青磁が生産されます。砧青磁は碧玉に近い釉色を持ち、ほとんど文様をもたない独特の姿形とあいまって、龍泉窯青磁の精華としての評価を得ています。

こちらの青磁、よくよくみると口のところに小さな穴が。これは焼成の際、なんらかの異物がついたことで釉薬が付かなかった部分。中国ではこれを不良品とみなしたようですが、日本人はこれに不完全の美を見出したのかもしれません。



時の権力者が手にした砧青磁の最高傑作を、是非会場でご覧ください!!

特別展は12月1日(日)まで開催中です。

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