淡路市佃遺跡では縄文土器や石器などが
28リッター入りの遺物収納箱に900箱が出土した。
この量は西日本では最大級。
東日本でも中規模の貝塚をすべて掘るとこの程度の遺物量になる。
これまで兵庫県の縄文土器の出土量は少なく、
せいぜい1遺跡で20~30箱程度がいいところ。
それが一気に度を超してしまった
いろんな種類の縄文土器
有文土器(文様のある土器)
3500年前の深鉢型土器で上端が大きな波が3つあり、
その波の高い部分と低い部分に突起がある
真ん中の屈曲している部分には縄目文様がつけられている
しかも文様を際だたせるように部分的に縄目がすり消されている(磨り消し縄文)
後方右側の土器は同じ年代の無文土器(文様がない土器)
外面下方は火を受けたようで、ススが付着している
後方左は上端が水平な有文土器
前列2点は浅鉢型土器
佃遺跡で特徴的な土器は「注口土器」(土瓶のような注ぎ口のある土器)
大型の注口土器は10リッター以上は入りそう。酒造りの土器との考えもある。
下のかわいい注口土器は急須程度
しかもこの注口土器は文様が曲線的ですばらしい!!
一度近くでご覧ください。
磨り消し縄文が施された注口土器の優品
ドングリや動物の獲物を煮たりしたのに使ったのでしょう。
注口土器は酒づくりの容器かも・・・
テーマ展示室「環境」縄文のコーナーにあります
是非ご観覧ください!
土日などのイベントはH.P.をご覧ください