スキップしてメイン コンテンツに移動

投稿

”ドラえもん”と”かがみ”と”チューリップ”

      今回は考古博物館分館の「古代鏡展示館」のご紹介です。   加西市にある「 古代鏡展示館」で展示している所蔵品が、なんと現在公開中の 映画「ドラえもん のび太の地球交響曲(ちきゅうシンフォニー) 」 に登場しています。 第1展示室に展示されている青銅製の壺 「 儀礼狩猟紋壺(   ぎれいしゅりょうもんこ)中国・戦国時代」 を元に作られた映像が登場しています。 登場シーンは、音楽をテーマとしたこの映画のオープニング ♪♪ メソポタミアやエジプト・ギリシャといった古代の世界を飛ぶ白鳥が、古代中国を訪れた時、鐘(しょう)や磬(けい※「へ」の字形をした石製の楽器。バチで叩いて音を出す)といった楽器を奏でる人々が描かれた壺(儀礼狩猟紋壺)がズームアップされて登場します。  詳細はこちら 登場時間はわずか数秒! 。オープニング中は、まばたき厳禁です!! エンドロールでも古代鏡展示館の名前が流れます♫ それにしても、兵庫県の博物館で展示している壺の一部分の絵に目を付けた映画スタッフの感性と幅広い情報力には驚きですね。   また、春季企画展が先週末16日から始まっています。                                         「漢代の人々 -姿と想い-」 中国の漢時代(紀元前 202 年~後 220 年)は、先行した秦王朝が成し遂げた国家統一を受け継ぎ、さらに発展させた時代です。アジア最大の国家となり、社会は豊かになり、文化もさかんになったこの時代は、銅鏡の文化が開花した時代でもあります。 この企画展では漢時代に数多く制作された銅鏡の中から、人々の姿や心情を表したものを選び、絵や文字をもとに、この時代を生きた人々の姿や想いを紹介しています。 期間:3月 16 日(土)~9月8 ( 日 )    水曜日が休館日ですが5/7までは無休です。 詳細は こちら 改めて感じましたが、「古代鏡展示館」に一歩踏み入れて館内や展示物を眺めてみると、 その格調...

「オポナカ ムラリンピック」開催

20日の春分の日に「オポナカ ムラリンピック」を開催しました。 昨年度は雨の中での開催でしたが、今年は・・・ 残念。開始時刻の1時ころは晴れ間も見える天気だったんですが、この日は朝から風が強く、全国的に強風警報・注意報が発令され、当館でも火起こし体験は中止としていました。 そのような状況でしたが、何とか開催場所を軒下に変更して、実施することができました。   種目は昨年実施し、好評だった  ○ 輪投げ 、 ○ 修羅曳き(しゅらびき)、 ○ ガッチャ の3種目です。   ”オポナカ ムラリンピック”とは「大中村のオリンピック」を意味していて、今年2024年に開幕するパリオリンピックの前哨戦としては、グッドタイミングではないでしょうか? それでは各競技の様子を見てみましょう。 輪投げ 標的は考古博物館らしく埴輪や鹿の角です。年齢に応じて投げる位置を変えていますが、輪っかを真っ直ぐに投げるのに工夫がいります。 修羅曳き 修羅(しゅら)とは大きな石や木材を運ぶソリの呼び名です。 今回もボランティアさんが作製してくださいました。 コンテナの下には滑りを良くするため、修羅がくっつけられています 。 でも、荷物として家形埴輪の他に小石を敷き詰めているので、結構重たいです。 この修羅、やってみると最初の出だしは大変ですが、一端動き出せばスムーズに走ります(摩擦係数の変化)。ただ、前方に折り返し地点があるのでUターンする時に勢いがありすぎると横の壁にぶつかってしまうため、スピードの調整が必要です。 修羅は大と小の二つを用意していましたが、この男の子は逞しく大を選びました。 少し心配して見ていたけれど、器用に折返しそれまでの記録が更新されました。 ガッチャ この種目もボランティアさんが考案したもので、ガチャガチャのカプセルの中に重しとしてどんぐりを入れ、標的に向かって投げるボッチャのようなものです。            全種目達成すると当館オリジナルの缶バッジのプレゼントがあります。 寒風のなかでしたが、皆さんそれぞれに祝日のひとときを楽しんでいただきました。

ミュージアムとボランティア

本日(17日)令和5年度の「古代体験研究フォーラム」をオンラインにより開催しました。 「ミュージアムとボランティア-これまでの経験と、これからの体験-」をテーマに、今や博物館を運営していく中で欠かせない存在となっているボランティアの皆さんの活動やこれからのあり方などについて、県内博物館等に勤務されている職員からの発表やパネルディスカッションなどをTV会議形式で実施しました。 オンライン会議のメリットとして会場の定員を気にすることなく、全国の博物館・美術館などから多数の参加申込みがありました。 博物館・美術館等のボランティア事業は1970年代に生涯学習や高齢者の社会参加を目的として始まりました。 そして、現在では各館の重要な存在として活躍をされています。 ただ、構成メンバーの高齢化や求められる活動内容の変化、また博物館等に求められる役割・機能の変化や拡充などの外的要因などにより、いろいろな課題も生じています。 このフォーラムを通して、多様な館の特色あるボランティア活動報告や運営していく中での意見を参考・共有することで、全国の関係者が一緒になって考えることができる、いい機会になったのではないでしょうか。 兵庫県立考古博物館においても自主的なボランティアグループ「ひょうご考古楽倶楽部」はなくてはならない存在です。もし、ボランティアの方がこのブログを読まれていましたら、改めて御礼申し上げます。 「古代米をつくろう - 田植え - 」               「各種古代体験講座」 例年、当館では、3~5月にボランティアを新規募集します。 研修(8回程度)を修了した後、館にボランティアとして登録していただいた方々に活躍いただいています。 後日、館ホームページなどを通して募集を案内しますので、ご希望の方はお申込みください。 考古楽? 初めて目にしたときは漢字変換の間違いかと思いましたが、「楽」しむことが大事ですね。 同好会の活動を通じて、新たな仲間づくりもできますよ。

令和6(2024)年度のイベント

せっかく 令和6年度イベントガイドの完成を紹介しましたので、その内容についても一部お伝えしたいと思います。 まず、春の特別展。 開幕は4月20日を予定しています。今回のテーマは「動物と考古学」に決定しました。 確かに展示室を見まわすとナウマンゾウ、犬、馬などいろいろな動物が登場しています。古代人にとっても動物はなくてはならない存在だ ったのではないか? その動物との関わりを「現代と同じくかわいがる、国家間の贈り物にする」、「角や骨を道具とし、田畑や工事現場での労働力とする」、「食料とする」といった観点で展示します。 次に秋の特別展です。 開幕は9月14日を予定し、「甲冑(かっちゅう)」に焦点を当てたテーマを設定して展示します。 「甲冑」とは「甲(よろい)」と「冑(かぶと)」のことで、これは敵を攻めるための武器ではなく、自身の身を守るために生み出されたもので、防御や機動性といった機能面とともに装飾の美しさも感じとることができます。 これらの甲冑の時代ごとの変遷など、歴史ブームで熱い視線を送る若い人たちにも大受け間違いなしの企画になると期待しています。 展覧会以外には、子どもたちにも大人気の「古代体験講座」です。 例年、たくさんの応募がある「まが玉のネックレスづくり」や「はにわくんをつくろう」、「藍の生葉で染めものづくり」などの定番プログラムについては、当然引き続き実施します。 また、新しい講座にも注目です。 これも一部ですが、タイトルをご 紹介します。 「縄文のブレスレット『貝輪』をつくろう!」 「縄文時代の食事かい」 「石包丁をネックレスにしてみよう!」 などなど。 今年度は「弥生のお昼ご飯」でしたが、「縄文」ではどんな材料を使って、どのような献立になるのかな? また、「 石包丁のネックレス」ってどんなものができるのでしょうか?  タイトルだけでもいろいろと想像が膨らみます。 お楽しみに! さらに特別展に関連した外部講師による講演会など、初めて当館で講演を行ってくださるという方々も決定しています。 違った視点からのお話が聞けるので興味津々です。 そして、最後に加西分館。 こちらは「古代鏡展示館」ということで鏡をメインとした展示になりますが、「漢(かん)」の時代に注目しています。 漢は、国家統一を成し遂げた秦王朝を継承した時代で、繁栄した社会経済を背景に 多種多様な銅...

ようやく、完成しました。

  イベントガイドようやく完成です。 令和6年度に行う考古博物館での展覧会やイベントについて、各関係者が集まっていろいろと検討を 重ねてきました。 侃々諤々(かんかんがくがく)、喧々囂々(けんけんごうごう) の話し合いの末、ようやくまとめることができました。 今後、 「 イベントガイド」 という冊子をHPの掲載だけでなく、各施設への送付や館内での配架により皆様のお手元にお届けすることになります。 こちらは、そのイベントガイドの表紙です。近年、イベントガイドの表紙には銅鐸にQRコードを埋め込んだデザインを使用しています。令和4年度はできたての 銅鐸、令和5年度は錆びた銅鐸でしたが、来年度は大きく違うところがあります。 < イベントガイドへ > お気づきになりましたか? そうです。銅鐸がバラバラになっています。 これはもしかかして、厳しい話し合いのなかで職員がバラバラになってしまったことを表しているのでしょうか? いえいえ、心配ご無用です。 銅鐸は通常そのままの形で埋められることが多いのですが、弥生時代が終わる頃にはバラバラに壊されて埋められることもありました。 ご存知の方も多いかも知れませんが、兵庫県は全国最多となる67個の銅鐸が見つかっている県で、全国総数(約520個)の1割以上を占めています。 そこで、兵庫県の博物館として、その謎について少し触れてみたいと思います。 銅鐸とは弥生時代に製作された神様を祀る祭具でした。 弥生時代の前期の終わり頃にあたる紀元前300年頃から製作されていましたが、古墳が造られる頃になると叩き壊されることもありました。 神様を祀る祭具ということは、現代に置き換えてみると仏像やキリスト像に相当するものになるのでしょう。それを叩いて壊すなんて、なんと罰当たりな行為でしょうか。 その行為のヒントとして考えられるのが、「銅鐸が壊されていた時期が弥生時代の終わりから古墳時代のはじめにかけて、つまり邪馬台国に都を置いた卑弥呼が 倭国の女王として 登場したころであった。」 ということです。 卑弥呼が新たな時代をつくるために旧来の宗教(銅鐸)をこわして、新しい宗教(鏡)とする宗教改革だったのでは?との想像も浮かんできます。 気象学の先生よると、「 この時期はアジア全体で天候不順が続いていた」といわれていて、同時に食糧危機が長期間続いていたそうです...

「 梅 見 頃 」

梅の花もいよいよ満開です。 当館ホームページに新たに「 遺跡公園の開花情報 」というコーナーを設けましたので、お出かけの参考にしてください。 《トップページから「利用案内」の中にリンクを貼っています。》   梅(ウメ)は古代から日本人の生活に関わってきた植物です。 遺跡発掘時に、梅の種が出土することがあります。種は植物学的には「核(かく)」という名称のようですが、この部分はご存知のとおり、かなり堅い部分なので遺物として残る確率も高くなるのでしょう。(子どもの頃はこの種を噛んでその中身を食べたりしていましたが、今の私の歯では絶対無理だと思います)   この堅い部分の中にある食べられるところ「仁(じん)」は一般的には「天神様」と言われています。 これは学問の神様の菅原道真が梅を好んでいたところから、そのように呼ばれるようになったということなので、「頭が良くなりますように」と念じながら梅を観賞することで、何か御利益があるのではないでしょうか。 私も毎日眺めています・・・。           梅は中国からの外来植物です。 遺跡からは、弥生時代中期以降に出土しています。 用途ははっきりとはわかっていませんが、単に部材や食用としてだけではなく、薬用、または観賞用としても古代から日本人に親しまれてきたのではないでしょうか。   また、昔から親しまれていた根拠として『万葉集』があげられます。「梅」の字が入った歌が 100 首以上 あり、この数はなんと桜の2倍以上になります。 奈良時代には梅は鑑賞用として梅を愛でる習慣があり、大伴旅人が「梅花の宴」が催した際には、「梅花歌 32 首」が披露されていました。 この「梅花歌 32 首」の序文が、今の年号の 「令和」の典拠とされたため、よく知られるようになりました。 「 初春令月、気淑風和、梅披鏡前粉、蘭薫珮後之香 」からの引用だそうです 。 〔初春の令月にして、気淑(よ)く風和(やわら)ぎ、梅は鏡前の粉を披(ひら)き、蘭は珮後(はいご)の香を薫(かおら)す〕 意味は、「新春の好(よ)き月、空気は美しく風はやわらかに、梅は美女の鏡の前に装よそおう白粉(おしろい)のごとく白く咲き、蘭は身を飾った香の如きかおりを漂わせている」です。【国文学研究資料館HPより】 ...

♪東播磨高校吹奏楽部🎺の「冬の寄り道コンサート📯」♪

    「高校生による音楽会」を開催しました。 このコンサートは平成29年1月に第1回が開催され、今回で第8回目になる定例のコンサートとなっています。   2部構成となっており、第1部は、アンサンブルコンサート、第2部は全員による合奏というプログラムです。 第 1 部のアンサンブルコンサートとは、二人以上の編成で演奏するもので、今回は各パートを主体とした楽曲を6曲披露していただきました。   1 曲目はアメリカ音楽の父と呼ばれ、「おお、スザンナ」や「草競馬」で有名なフォスターの楽曲のメドレーです。各パート楽器の個性が生かされるように編曲されていて、観客の皆さんにも耳なじみのある曲なので、講堂が一気に音楽ホールに変身しました。   2曲目からはトランペット3重奏など、主にパート楽器ごとの編成による演奏でした。   こちらは、金管と木管楽器のコラボによる混合3重奏です。 アンサンブルの語源どおり、調和のとれた美しい演奏が続きます。    バリチューバによる演奏です。バリトンとチューバという中・低音楽器ですが、バリトンはユーフォニアムと言った方がわかりやすいかもしれません。 これらの楽器は普段「縁の下の力持ち」のように思われている人もいるかもしれませんが、全然違います。 この演奏のように縁の下も上もこなせるオールラウンドプレーヤーなのです。     第2部は、合奏ということで全員によるパワーが集結しました。 演奏する曲目も絶対全ての人が聞いたことがあるポピュラーソングばかりで、これで盛り上がらないはずはありません!   4曲目の「昭和アイドルコレクション」はまさに、観客の皆さんにとってもドンピシャの名曲ばかりだったのではないでしょうか。   とっても素敵なコンサートでした。 心温まる演奏で観客全員が心ゆたかになる時間を過ごすことができました。   最後に東播磨高校吹奏楽部の定期演奏会のご案内です。 3月27日(水)に稲美町のコスモホールで開催されます。 今回は例年と異なり夜公演 《17:30開場,18時開演》を行うということで、しっとりとした曲目もあるのも知...

過去の記事一覧

もっと見る