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春季特別展、開幕直前の準備作業

春季特別展「弥生時代って知ってる?-2,000年前のひょうご-」の開幕がこの週末に迫ってきました。 今回もその準備作業についてレポートします。 いつもと違った部分もご紹介します。  今回の展示の主役、佐賀県吉野ケ里遺跡出土で国指定重要文化財の「把頭飾付有柄細形銅剣 (はとうしょくつきゆうへいほそがたどうけん) 」を佐賀県立博物館から借用します。当館学芸員と運搬業者で佐賀県まで向かいました。  これは現地での梱包作業です。専門業者が慎重に作業しています。  この「把頭飾付有柄細形銅剣」は、現地でもなかなか見ることができないとのことですので、この機会にぜひご覧ください。 展示資料に関するキャプションボードの作成です。パネルに貼ってサイズを整えているところです。  大小何種類か作成して、展示室で最適なサイズを選ぶので作成枚数はかなり多いです。 大きなサイズの解説パネルは、この大型プリンターで印刷してパネルに貼りつけます。 畳1枚ほどの大きさのパネルを貼るのは大変です。パネルの接着面に印刷した解説シートを、しわになったり空気のふくらみが残らないよう外に空気を逃がしながら貼り付けます。 作成済のパネルが展示室にどんどん運ばれていきます。 特別展会場のセッティングにかかります。展示台にガラスケースの影が出ないようライトの位置を微調整します。 借用した遺物がどんどん運び込まれます。 これは川西市で出土された高さ1mほどの大きな銅鐸です。レプリカですが迫力あります。 冒頭で紹介した吉野ケ里遺跡出土の資料です。では開けてみましょう。  こういう貴重な遺物はこんな風にして運ばれてくるんですね。  ここにはもう一つの主役、教科書でおなじみの福岡県志賀島で出土された「漢委奴国王」の金印(原品は国宝、福岡市博物館蔵)のレプリカです。レプリカですが本物と同様に金で造られた、小さいけどズッシリ重いものです。 いよいよ列品作業にかかります。 資料のレイアウトは非常に重要ですので、見やすくなるように、慎重に位置や向きを決めます。 担当学芸員が主役の展示ブースを念入りに確認しています。このケースは今回の特別展で一番の見どころです。  作業がある程度すんだところで、館長と学芸課長が会場全体の確認をします。 *  *  *  *  *  春季特別展「弥生時代って知ってる? -2,000年前のひょうご-」は...

八重桜が見ごろです

令和3年度がスタートし、はや10日が経ちました。 今年度もこのブログなどのSNSで博物館の様子をお届けしていきます! よろしくお願いいたします。 博物館の周りを歩いていると、早くもお隣りの播磨町郷土資料館前の八重桜が見事に咲いていました。例年は20日過ぎに満開になったので、危うく見逃してしまうところでした。 そういえば、今年の桜はかなり早かったですものね。 澄んだ青空に白やピンクの花が映えて、見事です。 大勢のかたが写真撮影を楽しんでおられました。 昨日(4月10日)の朝は肌寒かった大中遺跡公園でしたが、午後はポカポカで、お散歩がてらの家族連れでにぎわっていました。心地よい風も吹いて、気分爽快です。 竪穴住居の周りには、たんぽぽがたくさん咲いています。黄色い色がとても可憐です。 展望塔西側の斜面は草が刈られ、とても歩きやすくなっています。早春の牧場(まきば)を散策しているような気分になれます。 晴れた日は大中遺跡公園でそよ風に吹かれてみてはいかがでしょうか。お待ちしています。 *  *  *  *  * 博物館内では、4月17日からの春季特別展に向けて準備の真っ最中です。恒例の列品作業の様子は次回お届けします。

今年度もありがとうございました―令和2年度最後のご報告―

令和2年度もまもなく終わろうとしています。 3月なかば以降の博物館の様子を紹介します。 まずはイベント報告から。今年度最後の講演会は、(公財)兵庫県まちづくり技術センター埋蔵文化財調査部の山田副課長に「平野における地形の変化と土地利用」という演題で締めくくっていただきました。 当館の展示品について詳しく紹介する「学芸員によるミニ講座」では、展示している復元古代船の構造やタイプについての説明や、製作時の苦労話などを学芸員が解説しました。 ご家族に人気の「週末の古代体験」では、「奈良時代のお面をつくろう」で楽しんでいただきました。 新しい情報発信ツールとして、2月からはじめたインスタグラムに加え、3月中旬にはホームページを全面リニューアルしました。館蔵品の紹介や日々の博物館の様子などをお届けしています。 スマートフォンにも対応し、講座やイベントの予約申し込みなどもご利用いただきやすくなりました。 4月からのイベントガイドと、博物館NEWSも刊行しました。 館内に配架していますので、ぜひ手に取ってご覧ください。 博物館周辺の雑木を整備したので、公園が広く明るく感じられるようになりました。 いつのまにか公園のヤマザクラも白い花を咲かせていました。    *  *  *  *  * 今年度はコロナ禍で博物館が休館になったり、十分な体験を提供できない状況でしたが、それでもご来館いただいた皆様や、ブログを楽しみにしてくださった皆様に博物館は助けられました。 以前のような状態に戻るにはまだ時間がかかるかもしれませんが、少しでも皆さんに楽しんでいただけるよう博物館も工夫しますので、4月以降も大中遺跡公園と考古博物館に遊びに来てくださいね。お待ちしております。

令和2年度 発掘調査速報会を開催しました

  3月7日(日)、(公財)兵庫県まちづくり技術センターとの共催で、今年度の最新発掘調査成果を紹介する速報会を開催しました。 今回紹介したのは、以下の4遺跡です。 1つ目は、玉津田中遺跡(神戸市)の報告。 弥生時代前期の方形周溝墓などが見つかりました。土偶や石棒など、縄文時代的な祭祀遺物の出土が注目されます。 2つ目は、登リ田遺跡(姫路市)の報告。 古代の官衙関連遺跡です。播磨国風土記に記された、継潮(つぎのみなと)との関係が注目されます。 3つ目は、柏原旧城下町(丹波市)の報告。 柏原藩(織田家)の家老、津田家の屋敷跡を調査しました。出土遺物から、江戸時代の上級武士の暮らしぶりがうかがえます。 最後は、兵庫津遺跡(神戸市)の報告です。 「兵庫津(ひょうごのつ)ミュージアム」建設に伴い調査しました。江戸時代の絵図とほぼ一致する街路や町屋が見つかりました。 それぞれの報告のあとは、当館館長と発表者が討論を行い、発掘調査の成果をさらに深く掘り下げました。 速報会終了後には企画展の会場で、発表者が展示解説を行いました。 これらの遺跡の調査成果については、開催中の企画展「ひょうご遺跡2021」で紹介しています。会期は3月14日(日)までです。 どうぞお見逃しなく。

春のメインホール展示―弥生時代の始まりの土器―

3月に入り、だんだんと春らしい陽気になってきましたね。 当館では「メインホール展示」を、 4月17日から始まる春季特別展 「弥生時代って知ってる?」 にあわせて弥生時代前期の土器に展示替えしました。 左から、姫路市の八反長(はったんちょう)遺跡、丁・柳ヶ瀬(よろやながせ)遺跡、 そして、神戸市の玉津田中遺跡出土の壺です。 玉津田中遺跡の壺の口縁をよ~く見てみると、穴があいています。 ひもでフタをくくりつけて、水やお米を入れていたのでしょうね。 「メインホール展示」は無料ゾーンの中央にあります。 お近くにお越しの際はどうぞお立ち寄りください。

2月最後の週末~講演会と体験講座~

  寒暖差の激しい天気の続いた2月末。 27日(土)に講演会「墳丘墓からみた古墳と弥生の間」を開催しました。 講師は(公財)兵庫県まちづくり技術センター埋蔵文化財調査部の中川渉次長です。 県の職員となって2年目に発掘調査をした内場山墳丘墓(現・丹波篠山市)の話を中心に、 墳墓の形状や副葬品などを比較し、 時代の推定が難しいとされる弥生時代と古墳時代の判別のポイントや、 副葬品からみえる他国との交流などについて話されました。 翌日28日(日)には、2つの体験講座を開催しました。 まずは予約制の古代体験講座「組み方いろいろ組みひもづくり」。 色とりどりの毛糸やコットンの糸で、美しいひもをつくります。 この日は難易度の高い8本ループの組ひもづくりにも挑戦しました。 (写真は6本ループです) こんなひもができました! 午後からは、大中遺跡公園のツバキの葉を使って、 「葉っぱのしおりづくり」をしました。 前もってスタッフが薬液にひたして柔らかくしておいた葉の外側の繊維を、 歯ブラシでたたいてはがし、葉脈を取り出します。 きれいにとれたかな? 葉脈だけになったら、ラミネートをして完成です! この日は、青い葉っぱと一緒にラミネートをしました。 楽しんでいただけましたか?

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