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公開シンポジウムを開催しました

5月30日(土)に特別展「地震・噴火・洪水-災害復興の3万年史-」の関連 イベントとして、公開シンポジウム「災害考古学の可能性を探る」を開催しました。 長時間にわたるもりだくさんな内容でしたが、約90名の方に最後まで 熱心にお聞きいただきました。      当館の甲斐学習支援課長は「発掘された地震痕跡」というタイトルで、 遺跡で見つかった噴砂や断層などの地震痕跡について報告しました。 当館甲斐学習支援課長 当館学芸課の多賀主査は「ハザードマップと遺跡地図」というタイトルで 地震・洪水・津波などの災害と遺跡分布の関係について報告しました。 当館多賀主査 兵庫県立大学防災教育研究センターの森永速男教授からは、 「災害考古学の可能性を探る-積極的な災害及び環境の復元と人類と自然 のつきあい方の発信-」というタイトルで、自然科学の方法で遺跡から 災害についてどのような情報を得ることができるのか報告していただきました。 兵庫県立大学森永教授 立命館大学環太平洋文明研究センター・歴史都市防災研究所の 高橋学教授には「人はどこで死ぬか-災害発生のメカニズムから-」 というタイトルで、災害がどのように発生するのか、近い将来どのような 災害がおこるのか、わかりやすくご講演いただきました。 立命館大学高橋教授 最後に兵庫県教育委員会文化財課の山下史朗副課長をコーディネーターに、 発表者4名によるパネルディスカッションをおこないました。 森永先生・高橋先生からは発掘現場が災害に関する情報の宝庫であること、 自然科学と考古学の連携を深める必要があることなど、重要な提言がありました。 パネルディスカッション 阪神・淡路大震災20年特別展「地震・噴火・洪水-災害復興の3万年史-」は 6月21日(日)までの開催です。お見逃しのないように!

考古博物館の展望塔

トライやる・ウィーク(6・3) 今日は、兵庫県立考古博物館の展望塔の魅力をお知らせします。 はじめは、駐車場から展望塔を真っ直ぐ見たものです。 狐狸ケ池には、水生植物やミドリガメがたくさんいます。周りには葦が生い茂っています。 いつもの展望塔と水面に映った逆さの展望塔です。 晴れたならもっときれいです。 散歩をすれば心地良い風が吹いてとても気持ちよさそうです。 普段あまり見ることのない西側からの望む展望塔です。 手前の2本はトチとアベマキの木で、秋にはトチの実やドングリが実のります。 弥生時代の人々も食べていました。 写っている人と比べるように展望塔は高い建物です。 お年寄りにもやさしいエレベーターやスロープがあり、 誰でもすばらしい景色を楽しめます。 展望塔からは大中遺跡やドングリの森が一望できます。 屋根の上に登れる博物館は、中々無いので、 ぜひ登ってははいかがでしょうか? 明石市や加古川市域の播磨地方が一望できる絶景のスポットで、360度見渡すことができます。 撮影時は曇りでしたが、晴れた日は淡路島や、明石海峡大橋などが見ることができます。 考古博物館へ来たからには、絶対に見逃せない場所なので、ぜひ、展望塔に登って下さい!

特別展「地震・噴火・洪水-災害復興の3万年史-」入館者1万人達成!

本日、特別展「地震・噴火・洪水-災害復興の3万年史-」の入館者が1万人に達成しました! たくさんの方にお越しいただき、この日を迎えられました。ありがとうございます。 記念すべき1万人目のお客様は、尼崎市から親子でお越しくださった、歴史や自然現象に興味があるお二人。 以前にも遊びに来て下さったとのことです。いつもありがとうございます。 1万人の記念品を和田館長から贈呈 学芸員からの特別展展示解説  学校でちょうど歴史を勉強しているという小学生の娘さんは、 「甲冑を着た古墳人写真」が一番印象に残ったとのこと。 「ポンペイのことを学校で勉強したけれど、日本でも似たようなことがあるのだと驚きました」とおっしゃっていました。 また遊びに来てくださいね! 特別展 「地震・噴火・洪水-災害復興の3万年史-」 は 来月6月21日(日)まで開催しております。 特別展は残り1か月を切りました。最近は地震や、噴火の話題が大変多いです。 これまでに日本で起きた災害はどのようなものだったのか? 災害の痕跡からわかるものとは? 古代の人々は災害時、どのような知恵を絞り生活してきたのか? この機会にぜひご覧ください。

竪穴住居から見た弥生人の知恵!

トライやる・ウィーク(5・28) 竪穴住居に入ってみよう!! 竪穴住居は昔の家で中は結構涼しいので入ってみてください!! 後ろに写っている展望台からは大中遺跡を見渡せるので 行ってみてはいかがでしょうか? 昔の家は、どこが入り口なんだろう? 分かるものと分からないものがあります。 入り口の分かる家は、階段の跡が残っている場合があり、 分からない家は、風が入ってこない向きに入口があったのではないかと考えます。 竪穴住居の入り口は狭い! 昔の人はこんな場所に住んでいました! 竪穴住居の中に入って思ったことは狭いことです。 狭いと思っていたけれど、狭くないと思う人もいるようです。 弥生時代では広いほうだそうです。 竪穴住居の土のナゾ? 掘った時に出た土を雨が入らないよう盛り上げています。 これも弥生人の知恵ですね。

10年ぶりの発掘です

今年の3月に定年を迎え、再任用として県立考古博物館埋蔵文化財課に勤務しています。 最初の仕事は、新名神高速道路建設関連の遺跡発掘調査です。 場所は、神戸市北区有野町二郎(にろう)で、「二郎イチゴ」で有名な場所です。 日下部遺跡(くさかべいせき)といい、中世から近世の集落遺跡として知られていましたが、 山裾の斜面地に河原石を積み上げた「塚」が見つかりました。 調査地は山の斜面で、10年ぶりに発掘調査するには、肉体的に少々きついですが、心は ワクワクです。 張り切って調査を開始しました。この塚はなんだろう?お経を納めた「経塚(きょうづか)」か、 それとも、火葬した骨を納めた中世墓か?期待は膨らみます。 積まれた石をひとつひとつ取り除くと、素焼きの土器に入った中国の銅銭が11枚も出土。 さらに鉄鏃や刀が出土しました。 遺跡の遠景(東から) 河原石を積み上げた塚(南から) 中国銅銭出土状況 出土状況を写真に取り、実測をして取り上げます。写真はデジタルカメラにお任せですが、 詳細な測量は、方眼紙が見えにくくなっている自分に愕然。 でも、なんとかみなさんの助けを借りてクリア! 調査の結果、この塚は「経塚」の可能性が高いと考えています。 そんなこんなで4月から始めた調査は、5月の連休前に終了しました。

竪穴復元プロジェクト第4回(5.17)報告

五月晴れの下、第5号住居の小舞・入り口部取り付けの完成を目指し、活動を行う。 小舞の取り付け 結ぶ 小舞・入り口部の取り付けが完成した第5号住居 次回はいよいよカヤ葺きをはじめる

<分館準備速報>1 加西市播磨国風土記1300年祭でPRブース出店

  5月5日(火) こどもの日に、「加西市播磨国風土記1300年祭」に参加しました。  平成28 年に県立フラワーセンター(加西市)に完成する古代中国鏡を展示する考古博物館分館のPRのためです。  分館で展示される予定の美しい古代中国鏡の大型パネルを掲示するとともに、「ブースに人を引きつけるもの」として、2つの作戦を立てました。   一つは「本物の力を借りる」です。大型金庫のような特別収蔵庫から2面の鏡を持ち出しました。そのうちの1面は表面(紋様がなくツルツルの鏡面)を上に向けて置き、自分の顔を映してもらうことで「鏡」であることを体感してもらいました。   もう一つの作戦は「遊びの要素を入れる」です。おもちゃのパワーショベルで鏡の写真をつり上げ、見事つり上げた方には、「特製中国鏡カード」をプレゼントしました。子供さんには大好評で、行列もできました。  作戦は二つとも大成功だったのですが、うれしい誤算がありました。それは、掲示したパネルにも興味をもって見ていただいたことです。いろんな質問も飛びだし、古代の鏡を通してたくさんお話ができました。  今回のリサーチをふまえ、さらにバージョンアップした考古博物館分館を開設しますので、どうかご期待ください。

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