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体験イベント「竪穴住居で古代体験」


当博物館に隣接する史跡・大中遺跡は、
弥生時代後期(1800~1900年前頃)のムラが保存された史跡公園です。

考古博物館では弥生時代のムラの様子を感じることができるよう、
復元した住居の修理や木々の伐採や枝の刈りこみなどを進めてきました。
より多くの方々に史跡公園を楽しんでいただこうと、修理を終えた竪穴住居を使って、
実際に火おこしや石包丁を使う体験ができるイベントを実験的に行いました。


次年度の本格実施に向けて11月の土曜限定でおこないました。
残念ながら今年度の予定はおわってしまいましたが、
これからの予告をかねて、どんな体験ができるのかレポートします。

住居の入口へ行くと、はじめに「参加料」を求められます。
でもお金ではなくて、公園内におちているドングリを2つください、とのこと。
「な~んだ!」
ングリを手に入口に戻ると、古代体験スタートです。
まず、どの木のドングリ(実)かを当てるクイズをしました。いろんな種類がありますね。
ドングリは古代には貴重な食糧でした。
大きい、小さい、細長い、丸い…同じ形は見つかったかな?

「参加料」を払ったら、そ~っと中へ入ります。
竪穴住居の中はけっこう暗くて、
目がなれるまでは何があるのか、ドキドキします。
目をこらしてよく見ると、部屋の左右に、弥生人がいました!
みんな何をしているのでしょうか。近づいてみましょう。
太陽のほのかな明かりが入るなか、火おこしを体験します。
考古博物館では「毎日できる古代体験」として
いつでも火おこしを体験していただけますが(夏場は休止している場合もあります)、
当時のように竪穴住居のなかで火おこしするのは特別です。

余計な火の気がこぼれぬよう、弥生人が注意しているので、
手にも気合が入ります。
石包丁を使って、紙を切る体験もしました。
型紙をなぞるようにして、切っていきます。

型紙は、シンプルな四角形から、当館らしい前方後円墳(鍵穴のカタチ)や、
ハートマークも用意しました。
石包丁は、曲線を切るのがむずかしいので、ハートマークは難易度が高いです。
ゆっくり時間をかけて挑戦していただきました。
うす暗さも、目がなれてくると平気。
いつもの体験学習室とはちがった雰囲気に、
大人も子どもたちも夢中で参加しています。

竪穴住居に暮らした当時の人の気分に、
大きく近づいた気がします。


ただいま大中遺跡公園では、古くなった竪穴住居の修理をすすめています。
来年度はさらに多くの住居を使って、
弥生時代に営まれたくらしが感じられる体験メニューを
楽しんでいただこうと知恵をしぼっています。
どうぞご期待ください。


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