人が亡くなり、木の棺おけに葬られるようになるのは弥生時代です
近畿地方の弥生時代の遺跡としても神戸市西区に所在する「玉津田中遺跡」は有名です。
この遺跡では住居・墓・水田の遺構が良好に残っており
、出土遺物も豊富に出土しました。
つまり弥生時代のムラの配置や生活の様子がわかる成果がありました。
今回はその中でも弥生人の「骨」を紹介します
子どもと並んで葬られた女性と考えられる人骨
頭蓋骨および上半身の骨
全体の骨は溶けかけており、
頭は崩れているが歯はわずかに残っている
足は立て膝だったか
棺材は「コウヤマキ」
近畿地方の木棺材としては一般的
現在は少なくなっているが、当時の六甲山系には
コウヤマキの大木が多数存在したのだろう
今から2100年前に生きた「たまちゃん」の”骨カルテ”だ!
残存状況により性別等の判断が難しい場合がある
復元するとこのような人だった
大陸から渡ってきた弥生人は新しい技術や文化をもたらし
縄文人と混血を繰り返しながら
現在の日本人になったと考えられている
弥生人骨「たまちゃん」は
考古博のテーマ展示室
「人」のコーナーに展示されています
しっかり見てやってください
是非ご来館を!