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古代体験講座「漢委奴国王の印づくり」

2月7日(日)、予約制の古代体験講座「漢委奴国王の印づくり」を行いました。 当館ボランティアが作成したシリコンの鋳型に、 低い温度で溶ける金属を流し入れて固めます。 熱い金属が飛ぶことがあるので、軍手とゴーグルをつけて行います。 よく冷ましたあと鋳型から外し、 合金を流し入れた湯口に固まった部分をカットします。 そのあと余分なところをヤスリで丁寧に削り、更に耐水ペーパーや歯ブラシで磨きます。 みなさん根気よく磨きあげてくれました。 できあがった印を掲げて笑顔のご夫婦。うれしいですね。 これからも魅力的な体験講座を企画していきますので、お楽しみに。

2月最初の週末 -大中遺跡公園と喜瀬川と今日の梅-

 2月最初の土曜日、一年で最も寒さが厳しいころですが、3月下旬くらいのポカポカ陽気になりました。週初めの雨予報も一転の好天気で大中遺跡公園では多くの方が散策されていました。  気持ちの良い午後のひと時、ベンチで一休み。子どもたちは元気に走り回っていました。  大中遺跡公園のすぐ東側を流れる喜瀬川。川の中につけられた道は快適な散歩道になっています。  正面の橋が「ふるさと橋」、上の写真はこのふるさと橋から下流に向けて撮影しました。橋の左側に大中遺跡と博物館があります。  大中遺跡へは山陽電車の播磨町駅から喜瀬川沿いの道を上流に向かって25分。道端には石で造られた埴輪がずらりと並んでいます。JR土山駅からの「であいのみち」より少し遠いですが、ウォーキングには最適の25分です。  ふるさと橋のすぐ上流では、水鳥が元気に泳いでいました。サギや川鵜もよく見かけます。  本日(2月9日)の梅、大中遺跡公園のメインストリートです。白梅はもう少し先のようです。

コウノトリ、大中古代の村に舞う!

 1月29日(金)、大中遺跡公園の上空にコウノトリが舞い、当館の学芸員が撮影しました。  1月29日の昼休み、風が強い日でしたので、大中遺跡公園の竪穴建物の点検のため巡回をしていた学芸員が、頭上に2羽の大きな鳥が風に向かって飛んでいるのに気づきました。 サギではないようなのであとで調べようと、持っていたカメラで撮影しました。  よく見るとコウノトリではありませんか!  播磨地域のため池によく飛来しているのは知っていたのですが、大中遺跡ではその姿を目にすることはありませんでした。  強い風に向かって飛んでいたせいか、ゆっくりと飛んでいたので何とか数枚撮影することができました。  大中遺跡公園でも営巣してくれたらいいのですが。 きっと、弥生時代もこの空を飛んでいたのでしょうね。

1月末の週末、梅と講演会と体験講座

  1月30日(土)、大中遺跡公園の梅です。寒さ厳しい日が続いた今年ですが、意外に早く咲きました。  本日の講演会は兵庫陶芸美術館所長補佐の藤田 淳さんを講師にお迎えしました。ポスターがとても楽しそうです。 藤田さんは、当館の前学芸課長で、考古博物館の立ち上げから尽力されました。 今日のテーマは「黒曜石とサヌカイト」、ご専門の石器にまつわるお話です。  本日も満員のお客さまです。石に興味のある方も大勢いらっしゃるのでしょうか。  藤田さんは、子どものころ、近くの畑で鏃(やじり)を見つけたことから石に興味を持ったそうです。  黒曜石は火山岩の一種で、割ると非常に鋭い破断面ができるので、旧石器時代からナイフ、鏃、槍の穂先などの石器として長く使われていました。  写真は、藤田さんが試しに黒曜石を割って石槍を作ろうとした時のものです。ほとんどが小さな破片や使えない石片になり、使える石塊はわずかだそうです。  サヌカイトというのは讃岐岩ともいわれ、名前の通り香川県や、大阪府の二上山などで多く採取される古銅輝石安山岩で、緻密でとても硬い石です。黒曜石と同様に古代から石器の材料として使われ、石琴などの楽器に加工されているそうです。  ここでは石割の極意について説明がありました。思い通りの形に成形するのはかなり難しい作業とのことです。  もしかしたら、山に普通に落ちている石や岩も、縄文時代の人達がさわったことのある石や岩なのかも知れませんね。 *  *  *  *  *  講演会と同時に週末の古代体験もおこなわれました。今回はアンギン体験です。  アンギンとは、山に自生する「カラムシ」という植物の繊維で作った糸をもじり編みという技術で編んだ縄文時代の編み物のことです。横糸と縦糸を編むのは現代も同じですね。この編みものの見本は、たて糸に何種類かの色で染めたカラムシを使って、カラフルに編んでいます。  アンギンの材料です。独特の木製の編み機と糸です。今回、横の糸は葦(ヨシ)の細い部分を使い、縦の糸はカラムシを使います。  縦の糸は、カラムシをクチナシや藍などで染めました。 学芸員が編み方の説明をしています。一般的な編み物とは違って独特の編み方です。  縦の糸を上部に刻まれた溝にうまく這わせて編んでいきます。一回編むごとに、横の糸を上に足していきます。今回は横糸にヨシを使っている...

望塚銅鐸復元品贈呈式 -兵庫県立相生産業高等学校へ感謝状-

 令和3年1月20日、当館で県立相生産業高等学校機械科の生徒が授業で製作した望塚銅鐸復元品の贈呈式が挙行されました。  指導された竹下先生、相生産業高等学校長、当館館長、製作した6名の生徒たち。  2個の銅鐸が輝いています。    柴田英俊校長先生のごあいさつでは、今回の銅鐸製作の経緯や苦労についてお話しいただきました。  平成26年度から機械科の選択授業の一環として地元の企業や博物館と協力して鋳造品の製作に取り組んでおり、今年度は3年生6名が6月から銅鐸復元品の製作に取り組み、何度も試作を繰り返して苦労の末に完成に至ったそうです。  目録を読み上げているところです。さぞ感慨もひとしおでしょうね。  渾身の一作、謹んで受領します。もう一個の銅鐸は試作品で、土に埋めたりいろいろ実験に使ってくださいとのことです。   当館の和田館長のあいさつです。「 より精巧な復元品を作成していただきありがとうございます。2000年前の輝きを取り戻した銅鐸ですが、実際に2000年前の人にこの輝きがどのように映ったか、その驚きや崇高なものを見てどう感じたか…。銅鐸の使用法など不明な点はまだありますが、今後の研究に役立てさせていただきます。これからも物づくりの楽しさ、重要性を後輩に伝えていただきたい」と謝辞を述べました。  銅鐸復元を指導された相生産業高等学校の竹下邦彦先生と、贈呈式の司会進行をする当館で復元のサポートを主に担当した松岡学芸員。  望塚銅鐸を忠実に復元するため、当館が図面の提供や合金の成分比、厚みなど形状について助言を行いました。  竹下先生からは、製作過程を5分ほどにまとめた映像で解説していただきました。  銅鐸は青銅製の鋳造品で、製作に当たっては青銅の材料である銅、錫、鉛の配分比率の調整が難しく、加えて銅鐸の厚みが2.5㎜と非常に薄いことから割れたり欠けたりなどの失敗が続き、5回目でようやく完成したそうです。  右が今回のモデルとなった望塚銅鐸です。望塚銅鐸は、弥生時代中期(約2000年前)の銅鐸で、大正3年(1914年)頃に加古川市八幡町で発見され、平成22年から考古博物館が所蔵しています。高さ40.2㎝、最大幅25.0㎝、重量3,270gあります。東播磨地域で出土した数少ない銅鐸です。  左が今回の完成品です。金色の輝きが見事に復元されています。  製作した6名の生...

寒風の加古大池で葦刈り -竪穴住居復元プロジェクト-

  毎年恒例、稲美町にある加古大池で葦(ヨシ)刈りを行いました。葦は、竪穴住居を復元するのに必要な材料なので大量に必要です。  午前9時半、池畔の土手の上に集合。草刈り機等の機材を降ろします。今年はボランティアの手伝いがないので少数精鋭での作業です。  3日ほど最高気温14度ほどだったのですが、この日(1月17日)は8度まで下がりました。場所が吹きっさらしなので、気温の低さに加え、池からの冷たい風をもろに受けるのでとっても寒かったです。 けがをしないように準備体操から始めます。  手前は国立明石工業高等専門学校の学生達です。刈った葦の縛り方を担当学芸員から説明を受けています。  明石高専は建築基礎学習の一環で博物館と共同してプロジェクトに取り組んでいます。大勢来てくれたので心強いです。  まず、前日に刈り取った場所から葦を集め、束ねて結束します。  結束した葦は土手の上に停めてあるトラックに積み込みます。  満杯になったトラックは大中遺跡公園に戻り、葦置き場に降ろします。2トントラック2台が2往復します。  博物館に残った職員は、運ばれて来た葦を立てかける作業を担当します。 午前中はほぼ予定通り作業を終了しました。  この日は阪神・淡路大震災から26年目の日です。12時、全員で黙祷をしました。  お昼は大池の野鳥観測場所で風を避けながら休憩し、温かいお茶やカップラーメンで寒さをしのぎました。いつもとは一味違った楽しいお昼休憩でした。  午後からは場所を変えてさらに葦を集めます。今年はここ2~3年に比べて長い葦が多く、材料には良いようです。  刈り込み担当。汗びっしょりです。  集めた葦の余分な草やゴミを鋤きとるガンジキ担当  束ねて置かれた葦を結束する係  場所を変えた午後からは、トラックまで距離があるので運ぶのも大変です。  葦の束が冷たい風を受け、持っていかれそうになるのをこらえながら、汗をかきかき運びます。それでも順調に作業は進みました。   3時過ぎに作業終了。記念撮影です。左側で座っているのが高専の学生達です。  みなさん お疲れさまでした!   大中遺跡公園の葦置き場は、大量の葦の束が立てかけられていました。  復元中の竪穴住居です。この竪穴住居の材料のほとんどが加古大池から刈り取った葦です。  今後も補修や新しい竪穴住居の復元に材料として必要で...

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