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1月末の週末、梅と講演会と体験講座

  1月30日(土)、大中遺跡公園の梅です。寒さ厳しい日が続いた今年ですが、意外に早く咲きました。




 本日の講演会は兵庫陶芸美術館所長補佐の藤田 淳さんを講師にお迎えしました。ポスターがとても楽しそうです。

藤田さんは、当館の前学芸課長で、考古博物館の立ち上げから尽力されました。
今日のテーマは「黒曜石とサヌカイト」、ご専門の石器にまつわるお話です。

 本日も満員のお客さまです。石に興味のある方も大勢いらっしゃるのでしょうか。

 藤田さんは、子どものころ、近くの畑で鏃(やじり)を見つけたことから石に興味を持ったそうです。
 黒曜石は火山岩の一種で、割ると非常に鋭い破断面ができるので、旧石器時代からナイフ、鏃、槍の穂先などの石器として長く使われていました。
 写真は、藤田さんが試しに黒曜石を割って石槍を作ろうとした時のものです。ほとんどが小さな破片や使えない石片になり、使える石塊はわずかだそうです。

 サヌカイトというのは讃岐岩ともいわれ、名前の通り香川県や、大阪府の二上山などで多く採取される古銅輝石安山岩で、緻密でとても硬い石です。黒曜石と同様に古代から石器の材料として使われ、石琴などの楽器に加工されているそうです。
 ここでは石割の極意について説明がありました。思い通りの形に成形するのはかなり難しい作業とのことです。

 もしかしたら、山に普通に落ちている石や岩も、縄文時代の人達がさわったことのある石や岩なのかも知れませんね。

*  *  *  *  *

 講演会と同時に週末の古代体験もおこなわれました。今回はアンギン体験です。

 アンギンとは、山に自生する「カラムシ」という植物の繊維で作った糸をもじり編みという技術で編んだ縄文時代の編み物のことです。横糸と縦糸を編むのは現代も同じですね。この編みものの見本は、たて糸に何種類かの色で染めたカラムシを使って、カラフルに編んでいます。

 アンギンの材料です。独特の木製の編み機と糸です。今回、横の糸は葦(ヨシ)の細い部分を使い、縦の糸はカラムシを使います。

 縦の糸は、カラムシをクチナシや藍などで染めました。

学芸員が編み方の説明をしています。一般的な編み物とは違って独特の編み方です。

 縦の糸を上部に刻まれた溝にうまく這わせて編んでいきます。一回編むごとに、横の糸を上に足していきます。今回は横糸にヨシを使っているので、出来上がりは編み物というよりも巻きずしを作る時に使う「巻きす」や日除けの「簾(すだれ)」を想像していただくといいかもしれません。

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 翌1月31日は、体験講座で「実測講座」が開催されました。出土された遺物を図面として記録する作業の講習会です。

 専用の計測具(茶色のトレーの中にあるのはキャリパーという外径や厚さを測る器具)の使い方や、図面の書き方の説明をしています。

 高さを測る器具を使っているところ。測っているのは須恵器で、天地さかさまに伏せて測っていますね。

 このような図面を作成します。これが実測図というものです。

これから図の作成にとりかかるところです。出来栄えはいかがでしたでしょうか。

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 今日2月2日、節分の梅です。
 2月2日が節分になるのは124年ぶりです。生涯に一度、あるかないかの節分です。

 まだまだ固い蕾もありますが、梅は今週末くらいが見ごろでしょうか。

 週末は暖かくなるようです。梅見がてらに考古博物館にもぜひお立ち寄りください。お待ちしています。

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