スキップしてメイン コンテンツに移動

古代の米づくり体験

 古代の米づくり体験


今年も播磨町立蓮池小学校5年生の皆さんにお手伝いいただき、田植えを実施しました。


当日は曇りで気温は平年よりやや低めということで、絶好の田植え日和となりました。



今回植える品種は「ヒノヒカリ」と「ハリマモチ」の2種です。

ヒノヒカリはコシヒカリと黄金晴との交配で生まれたお米で、炊き上がりが日の光のように輝いていたことから名付けられたそうです。粘り、香り、味のバランスがよく、とても人気のある品種です。

ハリマモチは兵庫県産のもち米で、柔らかくて弾力があり、時間がたっても硬くなりにくい性質があるということで、どちらも成長が楽しみですね。


学芸員の笛の合図で一斉に苗を植えていきます。


しっかりと泥の中まで苗を差し込まないと、大雨の時に浮いてきてしまいます。


1組が終了。最初はコワゴワでしたが、終わってみると満足そうな表情が見られました。

足の泥がそれを物語っています。



田んぼの隣にある神社の神さまも静かに見守っておられることでしょう。

お米と神さまは古代から深い関係があり、神さまにお供えする食事、御神饌(ごしんせん)で最初にお供えされるのはお米です。

それから、”お米には七人の神さまが宿る゛といわれていて、それは、水、土、太陽、風、雲、虫、そして人(作り手)という七つの自然を指しているのだといわれています。


ところで、このイベント「古代の米づくり体験」とありますが、本当に古代の人はこのように田植えをしていたの?と思いませんか。

実は田植えのやり方は弥生時代のころからほとんど変わりなく今でも続いているのです。

もちろんトラクターやコンバインなどの機械はありませんが、湿地帯や水路を作って水を引き込んだ区画をつくり、そこに苗代で育てた苗を植えていたようです。

美乃利遺跡(加古川市)の水田【弥生時代前期】

農作業で使用する木製の鍬(くわ)、鋤(すき)、お米や種モミを保管するための高床式倉庫なども各地で見つかっています。

当館では秋の収穫時には、弥生人にならって石包丁を使った刈り入れを行っています。


田植えが終われば用水路で足をきれいに洗い流します。


弥生時代にもこのような光景があったことでしょう。

最終の3組も無事に終了。途中2組から「がんばれ!」の応援もありました。


残りの区画は職員とボランティアさんで行い、本日の予定をすべて無事に終了しました。

 

夏を通り越して、早く秋が来るのが楽しみです!




このブログの人気の投稿

あなたは縄文人? 弥生人?

人の顔形はさまざま! 顔の輪郭、髪の毛、眉の形、目・まぶた・鼻・口の形は各人ちがいますが、 これらのパーツも縄文人に多い形、弥生人に多い形があります さて、あなたは 縄文人? 弥生人? まずは「自分の顔をつくってみよう」 縄文顔:四角い顔、太い眉、どんぐりまなこ、二重のまぶた、広がった鼻、分厚い唇、毛深い 弥生顔:面長顔、細い眉、切れ長の目、一重のまぶた、小さな鼻、薄い唇、ひげが薄い まず自分の顔をつくってみましょう これらのパーツをつかって・・・ 自分の顔をつくってみましょう そして、左のページを持ち上げ、右の顔に被せるように折りたたみます そして開いてみると 左に顔が移りましたが、 緑 と 橙色 のパーツに 緑は縄文人 橙は弥生人 各パーツが混じっています 現代人は 縄文人的な要素 と 弥生人的要素 が混じっているのです。 中国大陸や朝鮮半島などから各時代に渡来し、混血し、今の日本人になったと考えられます 「自分の顔をつくってみよう」 は 考古博テーマ展示室「人」のコーナーにあります 是非自分の顔をつくって、試してみてください!

須磨駅家はあっちかな?

ただいま開催中の 風土記1300年記念特別展・阪神・淡路大震災20年展 「古代官道 山陽道と駅家(うまや)ー律令国家を支えた道と駅ー」 神戸市須磨区に所在する 福祥寺(須磨寺) 古代山陽道 はこの寺の南方の海岸沿い 又は妙法寺や大山寺付近を通るルートが考えられています 須磨駅家は大田町遺跡も候補地であり、福正寺奥の院から望んでみました 福祥寺奥の院から高野山方向を望む (須磨駅家は手前の家並み付近か) JR須磨駅方面から参道を北にすすんで、龍華橋を渡れば 「仁王門」 堂々とした 八脚門 駅家の正面の門も八脚門です この門には 鬼瓦が さらにすすむと 唐門付近からみる本堂 ここにも いたるところに 「鬼瓦」 山陽道の駅家の発掘でも鬼瓦が出土しています このように使われていたのでしょうね 宝物館では源平ゆかりの宝物や歴史的遺物が展示されています 県指定文化財の「鰐口」(わにぐち) 貞治5(1366)年銘 鰐口は本堂正面の軒先上部に吊り下げて打ち鳴らす仏具 ♪宝物館前には考古博のパンフレットも掛けられていました!ありがとうございます♪ 旧海岸線沿い、古代山陽道が通り、 須磨駅家は前方付近にあったのでしょう 皆さんも古代山陽道や沿線の歴史文化遺産を訪ねてはいかがですか 風土記1300年記念特別展・阪神・淡路大震災20年展 「古代官道 山陽道と駅家(うまや)ー律令国家を支えた道と駅ー」 好評開催中(6月22日まで) 【お知らせ】 5月10日(土)13:30~15:30 (12:50から整理券配布予定) 特別講演会 「古代の山陽道と瀬戸内海の交通」 松原弘宣(愛媛大学名誉教授) 古代の交通史に関する多数の論文を執筆されています! ご期待ください!

蚕起食桑?

草木が茂り、万物の生気が満ち始めるこの頃を、二十四節気で「小満」といい、その最初の5日間を「蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ)」と呼ぶそうです。 考古博の芝生広場には桑の木があり、葉が盛んに茂っています。 蚕が食べるのはヤマグワの葉らしいですが、この桑の木はマグワです、たぶん。 人には葉は食べられませんが、実が食べられるのはもう少し先みたいですね。 雨もそろそろあがりそう。新緑の考古博もお楽しみ下さい! 特別展講演会のご案内 5月24日(土)13:30~15:00(入場券配布12:50予定) そこのけそこのけ駅馬(はゆま)が通る」 馬場 基(奈良文化財研究所) 風土記1300年記念特別展・阪神・淡路大震災20年展 「古代官道 山陽道と駅家(うまや)ー律令国家を支えた道と駅ー」 6月22日(日)まで開催 詳しくは考古博ホームページをご覧ください http://www.hyogo-koukohaku.jp/

過去の記事一覧

もっと見る