スキップしてメイン コンテンツに移動

組ひもでつくろう!ガラスまが玉のネックレス

 

本日の古代体験では、組ひもとまが玉を作成するという二つの工程を経て最終的にネックレスをつくるという、やや難易度の高い体験でした。


まずは組ひもについてのお話がありました。

組ひもは古墳時代(1500年前)に大陸から日本にもたらされ、奈良時代の正倉院宝物にも、組ひもの束や帯が現存しています。

組ひもづくりはループ技法という方法(輪になった糸の端を両手の指や手に引っかけて作成するという方法)を用います。

講師さんが説明していますが、その様子を描いた絵を見てみると、器用に足の指まで使っています。


続いては、いよいよ体験です。

最初の作業はガラスまが玉の鋳型をつくるところから始まります。




次に鋳型に入れるガラス選びです。
いろいろな色のガラス片を組み合わせて、自分好みのまが玉に仕上げますが、このガラスの選定が楽しみでもあり、結構悩んでしまう作業でもあります。


こちらは、青系のガラス片を集めているようですね。

                              

皆さんの鋳型にガラスを詰め終わりました。これから火で熱し、ガラスを溶かしてまが玉をつくります。



熱している最中はどれも黒く見えて元の鮮やかな色彩はよくわかりません。大丈夫かな。


ガラスを溶かしている時間を利用して組ひも作成にあたります。



火で熱した後、ゆっくり時間をかけて冷ますと・・・。このようにきれいな色が浮かび上がってきました。


まが玉を削って余計な凹凸をなめらかにします。一層色が鮮やかになります。
          



組ひもを通すための穴をあけます。この穴は鋳型の時に粘土を詰めていた部分で、それを目打ちで取り除いていく作業になります。ガラスを割らないように慎重に・・・。

決して失敗は許されません。緊張の一瞬です。



組ひもを通して完成です。はじめに思い描いていたとおりのネックレスになりましたでしょうか。

          


とてもきれいな色合いです。昼食をはさんでの長い作業時間となりましたが、今までの苦労も吹き飛びます。

早速、どこに付けていこうかと会話も盛り上がっていました。大成功ですね。




古墳時代に作られたガラス製の玉類は、小玉(丸い玉)が多く、まが玉は非常に少ないので、貴重なものだったようです。

兵庫県で発見されたガラスまが玉は20例ほどで、城ノ山古墳(朝来市)、森尾古墳(豊岡市)などのほか、箱塚4号墳(丹波篠山市 テーマ展示室「社会」で展示中)があります。


このブログの人気の投稿

あなたは縄文人? 弥生人?

人の顔形はさまざま! 顔の輪郭、髪の毛、眉の形、目・まぶた・鼻・口の形は各人ちがいますが、 これらのパーツも縄文人に多い形、弥生人に多い形があります さて、あなたは 縄文人? 弥生人? まずは「自分の顔をつくってみよう」 縄文顔:四角い顔、太い眉、どんぐりまなこ、二重のまぶた、広がった鼻、分厚い唇、毛深い 弥生顔:面長顔、細い眉、切れ長の目、一重のまぶた、小さな鼻、薄い唇、ひげが薄い まず自分の顔をつくってみましょう これらのパーツをつかって・・・ 自分の顔をつくってみましょう そして、左のページを持ち上げ、右の顔に被せるように折りたたみます そして開いてみると 左に顔が移りましたが、 緑 と 橙色 のパーツに 緑は縄文人 橙は弥生人 各パーツが混じっています 現代人は 縄文人的な要素 と 弥生人的要素 が混じっているのです。 中国大陸や朝鮮半島などから各時代に渡来し、混血し、今の日本人になったと考えられます 「自分の顔をつくってみよう」 は 考古博テーマ展示室「人」のコーナーにあります 是非自分の顔をつくって、試してみてください!

須磨駅家はあっちかな?

ただいま開催中の 風土記1300年記念特別展・阪神・淡路大震災20年展 「古代官道 山陽道と駅家(うまや)ー律令国家を支えた道と駅ー」 神戸市須磨区に所在する 福祥寺(須磨寺) 古代山陽道 はこの寺の南方の海岸沿い 又は妙法寺や大山寺付近を通るルートが考えられています 須磨駅家は大田町遺跡も候補地であり、福正寺奥の院から望んでみました 福祥寺奥の院から高野山方向を望む (須磨駅家は手前の家並み付近か) JR須磨駅方面から参道を北にすすんで、龍華橋を渡れば 「仁王門」 堂々とした 八脚門 駅家の正面の門も八脚門です この門には 鬼瓦が さらにすすむと 唐門付近からみる本堂 ここにも いたるところに 「鬼瓦」 山陽道の駅家の発掘でも鬼瓦が出土しています このように使われていたのでしょうね 宝物館では源平ゆかりの宝物や歴史的遺物が展示されています 県指定文化財の「鰐口」(わにぐち) 貞治5(1366)年銘 鰐口は本堂正面の軒先上部に吊り下げて打ち鳴らす仏具 ♪宝物館前には考古博のパンフレットも掛けられていました!ありがとうございます♪ 旧海岸線沿い、古代山陽道が通り、 須磨駅家は前方付近にあったのでしょう 皆さんも古代山陽道や沿線の歴史文化遺産を訪ねてはいかがですか 風土記1300年記念特別展・阪神・淡路大震災20年展 「古代官道 山陽道と駅家(うまや)ー律令国家を支えた道と駅ー」 好評開催中(6月22日まで) 【お知らせ】 5月10日(土)13:30~15:30 (12:50から整理券配布予定) 特別講演会 「古代の山陽道と瀬戸内海の交通」 松原弘宣(愛媛大学名誉教授) 古代の交通史に関する多数の論文を執筆されています! ご期待ください!

蚕起食桑?

草木が茂り、万物の生気が満ち始めるこの頃を、二十四節気で「小満」といい、その最初の5日間を「蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ)」と呼ぶそうです。 考古博の芝生広場には桑の木があり、葉が盛んに茂っています。 蚕が食べるのはヤマグワの葉らしいですが、この桑の木はマグワです、たぶん。 人には葉は食べられませんが、実が食べられるのはもう少し先みたいですね。 雨もそろそろあがりそう。新緑の考古博もお楽しみ下さい! 特別展講演会のご案内 5月24日(土)13:30~15:00(入場券配布12:50予定) そこのけそこのけ駅馬(はゆま)が通る」 馬場 基(奈良文化財研究所) 風土記1300年記念特別展・阪神・淡路大震災20年展 「古代官道 山陽道と駅家(うまや)ー律令国家を支えた道と駅ー」 6月22日(日)まで開催 詳しくは考古博ホームページをご覧ください http://www.hyogo-koukohaku.jp/

過去の記事一覧

もっと見る