スキップしてメイン コンテンツに移動

投稿

考古博DE夏まつり

  今年の「考古博 DE 夏まつり」も大盛況の内に無事終了しました。 やはり夏休み期間中ということで、お子様連れのご家族の皆さんが多かったです。8月も後半になり、こうして博物館に来ることができる考古博 FUN の子どもたちは、きっと宿題の心配の無い子どもたちなのでしょう。 8つのブースと普段から実施している古代体験も含めて、盛りだくさんな全ての体験を制覇するのはなかなか大変だったんではないでしょうか。 ネットワーク広場では「ゴム火縄銃で射的」、「ハニワで輪投げ」を実施。 射的は人気の的。的の倒れた数によって名人証がもらえます。 よーく狙って集中・集中.... 体験学習室ではひょうご考古楽倶楽部による「綿くり&糸つむぎ」、「石のナイフで紙切り」を実施。 「ほったん」も登場。相変わらずの人気者です。 記念写真ではいポーズ! この写真のようにほったんを独占したいのでしたら、早い時間帯の方がいいかも。その年によるかもしれませんが ・・・ ブースをまわってスタンプラリーが終了した方には、お楽しみのガチャガチャ に挑戦いただきました。お気に入りがでてくるかな? 秋には播磨町と一緒に行う「大中遺跡まつり」が11月4日(土)に開催されます。 もっと、いろいろな企画を予定していますので、お楽しみに。

「夏季企画展は27日までです。」

    夏季企画展「新発見!ひょうご発掘調査速報2023」が7月22日に開幕してから、約1ヶ月が経過しました。 夏休み期間中ということもあり、たくさんの方々にご観覧いただきましたが、この企画展もいよいよ27日に閉幕を迎えます。                            令和4年度に実施した出土品調査の最新の研究成果    もし、「まだ見ていない」「もう一回あの展示物を見ておきたい」という方は、ぜひお越しください。   〈南構遺跡・南構古墳群(豊岡市)〉 集落跡の調査をしている時に石室が見つかった古墳時代の後期~終末期の珍しい古墳群です。 地元に多く産出する神鍋山の溶岩を使用して石室がつくられました。 古墳は11基あり、小規模な石室が中心で、最も新しいものは横穴式石室で、それ以外は竪穴系横口式石室です。 出土品の数々                           有力者だけが所有することができた「装飾付き須恵器」 何度見ても飽きない「玉類」 色も形もさまざまです。                    玉 類   〈津万遺跡群(西脇市)〉 加古川の中流にあたる津万遺跡群から、土器を焼く粘土の採掘をした跡が数百基見つかっています。 こちらは古墳時代の前期~中期です。   「木製の鋤(すき)」と現代のシャベルと並べて展示しています。 ※因みにですが・・「シャベル」と呼んでいる工事現場などで使う大きな掘削道具は、関西での名称で、関東では「スコップ」と呼んでいるようです。スコップというと子どもが砂場で遊ぶような小さいサイズのものを思い浮かべますが、関東と関西では大・小のサイズが逆になるようです。ややこしいですね。    〈五国の逸品〉 県内、五国の5つの遺跡から選りすぐりの資料も展示しています。               〔 県指定文化財〕                         下...

講演会「溶岩で造られた石室-豊岡市 南構古墳群-」

8月5日(土)、夏季企画展関連講演会「溶岩で造られた石室群-豊岡市南構古墳群-」を開催しました。 講師は(公財)兵庫県まちづくり技術センターの山田清朝技術専門員です。 山田専門員は、本県で約40年間勤務してこられたベテランで、池田古墳(朝来市)や市之郷遺跡(姫路市)などの調査を担当してこられました。 今回は豊岡市(旧・日高町)の円山川流域の北部平野にある南構遺跡と、その調査で新たに見つかった古墳群についてお話しいただきました。 南構遺跡は縄文時代早期(8000年前)から室町時代にかけての集落跡です。 高速道路をつくることを目的に調査をしました。  遺跡の多くは火山灰の積もった黒い層に覆われ、その下の黄色い層(基盤層)は溶岩を含んだ土石流でした。溶岩を含んだ地層を掘るのは固く、重かったそうです。 今回ご紹介する古墳群は、近年の田んぼに埋没していました。南構遺跡の土は黒いので遺構との境目が見つけにくく苦労されたとのこと。 講演では調査で見つかった11基それぞれの特徴を解説していただきました。 〈1号墳について〉 ひときわ大きい1号墳の墳形は、14×15mのほぼ円に近い形をしていて、40~50cmの石が並べられた外護列石がありました。石室は片袖式の横穴式石室で、この古墳群のなかでは最も新しいものです。 副葬品が石室の中ではなく、すぐ外側で見つかったことから、追葬が行われた際に取り出されたとみられます。 現在特別展示室に展示中の装飾付須恵器も、石室の外側で見つかりました。 (1号墳出土の遺物) 〈南構古墳群の特徴〉 ・石室がすべて溶岩(玄武岩)でできている。 ・但馬の古墳は山に多いが、この11基は珍しく平地で見つかった。 ・古墳がいずれも遺跡の北側にあり、南側の居住域と分かれていた。=当時のムラと墳墓の構造がわかる貴重な例! ・1号墳以外は、竪穴系横口式石室であった。(竪穴式石室に入口を付けて追葬できるようにした石室のこと。) 〈出土品と、日本海を通じた交流について〉 南構古墳群では、出雲地方の製法でつくられた玉類が見つかっていますが、なかでも、蛇紋岩(じゃもんがん)のまが玉に注目されました。 蛇紋岩は、豊岡市近隣の養父市の中央を流れる八木川流域で採れる地元産の石材ですが、これも出雲の製法(片面からの穿孔)でつくられていました。 また、長野県の蛇塚古墳出土の鉄鏃(てつぞく)...

古代体験講座「まが玉3つのネックレスをつくろう」

8月6日(日)に、古代体験講座「まが玉3つのネックレスをつくろう」を開催しました。 今回は、まが玉に加えて別の形の玉やビーズも作成し、それらを組み合わせてネックレスにします。 まず学芸員から、まが玉についての説明がありました。 「玉にはまが玉、管玉(くだだま)、三輪玉(みわだま)など、いろんな種類があります」 次にひょうご考古楽倶楽部のボランティアさんから、作業の流れについて説明がありました。 今日は、 ・まが玉3つ(大きなまが玉1・小さなまが玉2) ・管玉(くだだま) 4つ ・丸玉(まるだま)2つ をつくります。 柔らかい石を削って、各玉を作成し、次にそれぞれの玉を好きな色に染めて、最後には豪華なネックレスをつくりますよ。 「ではスタート!」 最初に、ネックレスの中央に飾る大きなまが玉をつくります。 石材は、削りやすい滑石(かっせき)という石です。石に鉛筆で下書きをしてから、周りを削っていきます。 まが玉の表面をなめらかに磨いておかないと、あとで色を付けた時にまだら模様になるので、紙やすりで真剣に磨きます。「うまくできたかな?」 削り終わったら、染色班の机へ持っていきます。 染色液の入ったビンが、ずらりと並んでいます。 青、ピンク、緑、黄の4色から、好きな色を選んで染めていきます。 「染色液が服につくと取れなくなるので、まが玉をビンに入れるときは、そ~っとね。」 こんなにきれいに染まりました! 丸玉や、管玉は小さいので、まが玉を削るときより、むずかしそうです。 削り終わったら、小さな箱に入れて、染色液につけます。 染まるまで、しばらくお待ちくださいね。 染まるのを待っている間に、残り2つの、小さなまが玉をつくります。 慣れてきたのか、皆スピードアップしていました。きれいな形に削れましたね。 全部の玉がそろったら、最後に、革ひもを通してネックレスにしていきます。 この時「どんな色順にしようか?」と色の配置を考えるのも、楽しみのひとつです。 市販のビーズもいくつか加えて・・・ こんなに豪華なネックレスができました! 古墳時代の偉い人も、こんなにきれいなものは持っていなかったでしょう。 古代体験講座、いかがでしたでしょうか。 今日つくったネックレスが、皆さんの宝物になったら幸いです。 ※お知らせ  9月10日(日)に 「 組ひもでつくろう!ガラス勾玉のネックレス」 を実...

古代体験講座「キラリ!ガラスまが玉づくり」

8月は、まが玉づくりに関する古代体験講座が3つもあります。  8月5日(土)はその第1弾にあたる「キラリ!ガラスまが玉づくり」でした。 はじめに、学芸員からガラスの歴史について説明がありました。 「ガラスは今から2000年くらい前の弥生時代、お米づくりがはじまったころに中国から伝わりました。輸入したガラスを溶かしてまが玉などをつくっていました。聖徳太子が活躍した飛鳥時代になると、日本産の原料ができ、自分の国でガラスがつくられるようになります。」 意外と古くからガラスってあったんですね。 お勉強が終わったら、つくりかたを教えてくださる当館ボランティア“ひょうご考古楽倶楽部”の皆さんにバトンタッチです。 まず、粘土でガラスを入れる「鋳型(いがた)」をつくります。後で自分のものだと分かるように、粘土の裏側に目印をつけたら、外に持っていきます。 外気温36度の暑い中、ボランティアさんが炉に火をたいて待ってくださっていました。 20分ほど炉に入れて、鋳型を焼き固めます。 炉のなかは、なんと700度を超す高温になっているそうです。 鋳型が冷めたら、先をまるくした木の棒などを使って、ガラスをのせる面をなめらかにし、まが玉ができあがった時に首から下げる紐を通す穴をあけます。 そのあと、白い離型剤(りけいざい)を塗ります。離型剤というのは型から製品をスムーズに、はずすために使用される薬剤のことです。 この時、さきほど開けた穴の部分をふさいでしまわないように、粘土で作った栓をします。 離型剤が乾いたら、粒ガラスを置きます。たっぷりのせてくださいね。 ガラスをのせおわったら、外にある炉へ入れて、ガラスを溶かしていきます。 下の写真は、炉に入れる直前です。 となり同士のガラスがひっつかないように気を配りながら、のせていきます。 炉のなかの温度は、さらに温度を上げて800度で保ちます。 青いガラス粒が溶け出す頃には緑色、完全に溶けた時には黒っぽい赤になります。   徐々に冷めだすと、また緑色になり、温度が下がるにつれて、青色に戻ります。 まだ熱いガラスを取り出し、急に冷めないように消石灰のなかに埋めて40分ほど待ちます。 さあ、ここまで出来たら、あとはひたすら、ガラスを磨くだけです。 ピカピカになるまでがんばってくださいね。 こんなにきれいなガラスまが玉ができました。 夏のアクセサリ...

過去の記事一覧

もっと見る