特別展
「古代官道 山陽道と駅家-律令国家を支えた道と駅-」
が開幕しました。
この特別展は飛鳥時代から平安時代にかけての律令制下に、都と大宰府を結ぶ山陽道と駅家にかかわる資料を一堂に集めた展示です。
西は福岡県から東は京都府、奈良県までの7府県、23の機関
から資料を拝借しての展示です。
ご協力ありがとうございます。
展示品の拝借は、兵庫県周辺を除いて美術品輸送車で行いました。
4月8日の福岡県大宰府出土品の九州歴史資料館を出発し、福岡市の鴻臚館跡出土品などを拝借し、現代の山陽道を東に向かい、古代の山陽道をトレースしながら4月10日まで
長門国、安芸国、備後国、備中国
の主要な駅家の出土品を拝借して考古博物館に到着しました。
大宰府の北方にそびえる大野城
黒田官兵衛で賑わう、福岡市 鴻臚館跡
海沿いでは桜が散り、山中はまだ桜がきれいに咲き誇る風景は古代人も眺めながら歩いた山陽道の光景だったでしょうか?
4月14日は平城京宮、藤原京宮の出土品を拝借し、大宰府を出発した借用の旅は終わりました。15日から展示作業を行い、無事特別展は開幕しました。
長い旅をしてきた貴重な展示品を見ることができる特別展の開催期間は
4月19日(土)~6月22日(日)
ぜひお越し下さい!!