6月8日、毎年恒例の蓮池小学校5年生による古代米の田植えが実施されました。
青空の広がる晴天で、熱中症対策はしていましたが、時折涼しい風が吹き、心地よい「田植え日和」となりました。
きれいに整備された田んぼ。約10a(約一反)の広さです。
児童たちの登場を待っています。
あらかじめ、児童が植える苗を田んぼのところどころに配置しておきます。
この苗は、県立農業高等学校の生徒さんたちが授業の一環として育苗してくれたものです。
今回植えるのは、対馬赤米、種子島赤米の2種類の赤米と、壱岐黒米、播磨地域で普通に栽培されているはりまもちの4種類です。
5年2組の児童たちが到着しました。最初に館長が挨拶をします。
担当学芸員が、「博物館の館長から挨拶があります。館長というのは、私たちにとっては、皆さんの校長先生にあたる人です。」と、紹介しました。
一斉に田んぼに入ります。素足で田んぼに入るなんて、最近ではまず経験しませんね。
ボランティアから苗を受け取ります。「一度に3本ずつ程度植えるねんで」と、ボランティアが優しく声を掛けます。
一斉に最初の苗を植えます。「土の中にグイっとしっかり植えてくださいね」声が続きます。
5列目を植えます。少し慣れたかな?
一列植えるたびごとに、30㎝間隔くらいで目印のロープを移動させます。できるだけピン!と張るので、力が必要です。
最初の2組が引き上げる頃、ちょうど次の3組の児童たちが到着しました。
ドロドロになった手足を水路のきれいな水で洗っています。2組の皆さん、お疲れさまでした。
結構様になっていますね。2,000年前の弥生人にも負けていませんよ。
2番目の3組が「はりまもち」、3番目の4組が「壱岐黒米」を植え、最後の1組が「対馬赤米」の最後の列を植え終わりました。