10月13日は、兵庫県立考古博物館の創立記念日でした!!
幸い天候にも恵まれ、12回目のバースデーを迎えたこの日は、
近畿の埋蔵文化財調査機関が連携し、発掘調査の成果を広く知っていただく
「関西・考古学の日」記念講演・討論会が開催されました。
今年度の記念講演は、当館の和田晴吾館長が講師を務めました。
テーマは、「埴輪の世界-埴輪から古墳を読みとく-」。
特別展のテーマでもある埴輪について、
これまでの研究や古墳の発掘調査で明らかになった例を紹介しながら、
埴輪の世界を読みといてゆく内容でした。
特別展のテーマでもある埴輪について、
これまでの研究や古墳の発掘調査で明らかになった例を紹介しながら、
埴輪の世界を読みといてゆく内容でした。
当館特別展の内容も紹介しながら
古墳に葬られた首長にも注目し、さまざまな形をした埴輪に、
古墳に葬られた首長にも注目し、さまざまな形をした埴輪に、
当時の人々がどのような思いを抱いたのか?についてお話ししました。
続く事例報告では、兵庫、京都、滋賀の発掘担当者が、
それぞれの古墳や埴輪についての調査成果を紹介。
まずは兵庫県の古墳から。
(公財)兵庫県まちづくり技術センターの山田清朝氏が、
「朝来市池田古墳の埴輪」と題し報告しました。
続いて京都府の古墳について。
(公財)長岡京市埋蔵文化財センターの中島皆夫氏が、
「長岡京市恵解山古墳の埴輪」というテーマでお話しされました。
最後に滋賀県の古墳。
(公財)滋賀県文化財保護協会の辻川哲朗氏が、
「近江八幡市供養塚古墳の埴輪」と題してお話しされました。
休憩を挟み、いよいよ皆さんお待ちかねの討論のスタートです。
テーマは、「埴輪から古墳をよみとく」。
発掘調査や出土品整理を通じて得られた成果からは、
一口に「埴輪・古墳」といっても、様々な特徴があることがわかります。
熱い発表が続き、予定より長時間の催しになりましたが、
近畿地方の古墳時代を考える貴重な機会になりました。
台風が大きな被害をもたらした直後であり、影響も心配されましたが、
参加のみなさまのご協力もあって充実した催しとなりました。
スタッフ・関係者のみなさまも、お疲れさまでした。
* * *
この講演会でも話題の尽きなかった「埴輪の世界」。
特別展「埴輪の世界ー古墳から埴輪をよみとくー」は絶賛公開中。
来館をこころより、お待ちしております。
そして13年目を迎える考古博物館も、引き続きよろしくお願いします。
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この講演会でも話題の尽きなかった「埴輪の世界」。
特別展「埴輪の世界ー古墳から埴輪をよみとくー」は絶賛公開中。
来館をこころより、お待ちしております。
そして13年目を迎える考古博物館も、引き続きよろしくお願いします。