平成26年度に、古代中国鏡315面を中心とした千石コレクションが寄贈・寄託されました。
現在、このコレクションを広く県民の皆さんに見ていただくため、加西市の県立フラワーセンター内に展示施設の整備を進めています。
今回は、コレクションと展示施設のPRのため、パネル展示や関連資料展示をしましたので、そのご報告です。
パネル展示では、コレクションの写真を大きく拡大したパネルを作成しました。コレクションの実物をケース越しに見たのでは確認できないような小さな技巧やデザイン(神獣、昆虫、植物など)がよく見えます。自分で作ったにもかかわらず、パネルの迫力に正直驚きました。
パネルは現在、2カ所で展示しています。
1カ所目は、ホームグランドの考古博物館内。西側入口の廊下に鏡の拡大写真8枚、技法についての解説4枚のパネルを展示しています。
2カ所目は、展示施設のできる加西市の市立図書館。パネルギャラリーをお借りし、鏡の拡大写真10枚、解説文2枚のパネルを展示させていただきました。
それぞれ異なるコレクション写真を展示しているので、両方で18面の鏡の写真がご覧いただけます。
さらに、加西市立図書館では、関連資料の展示も行っています。図書館のオープンミュージアム(ケース4台)をお借りし、コレクションと同時代の加西市内の遺跡出土品(石器、土器)や銅鏡のレプリカを展示しています。
お近くにお越しの際はのぞいてみてください。